火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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「史上稀にみる<油断>っぷり。本当に今<株>を買って大丈夫なのか?<お祭り>ムードの日米株式市場」と「まぐまぐニュース」(11月9日)…。「来日したトランプ大統領が、米国株高は自分のお蔭だと豪語、ダウは61回も高値を更新したと自慢しました。『日本株もその恩恵を受けているだろう』と財界人に同意を求めるシーンもありました。確かに<米国株>は高値を更新、<日本株>は依然として<割安>との見方があり、ドル円も週明けに<114円>台後半をつけるなど、円一段安の観測も見られます」――。<お祭り>ムード!?

「実物経済に特段の<歪み>が見られず『ゴルディロックス』(ほどよい<適温>)を謳歌する中、投資マネーが株や債券など資産市場に流入しており、FRBも資産価格の上昇を無視できなくなってきました。それでも市場は平静を装い、敢えてリスクには無頓着の様相。往々にしてバブルの警戒感が強い時にバブルは弾けず、無警戒の時にこそバブルが膨らみ弾ける傾向がある。いったい市場で今、何が起こっているのでしょうか」(まぐまぐ)――。

筆者は<斎藤満>…。「1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、特にFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て2014年6月より独立。<為替>や<金利>が動く裏で何が起こっているかを<分析>」…。ナルホド、米国ニューヨーク体験で為替・金利を読む――。

「『リスク無頓着』は歴史的水準――。先の日米首脳会談では北朝鮮への軍事介入が議論された可能性が指摘されています。実際、共同記者会見でこれに対する答えが敢えて避けられました。このような状況にも拘わらず世界の政治情勢が<緊張>度を高める一方、市場の『リスク無頓着』が進んでいることのギャップの大きさが気になるところ」(まぐまぐ)…。

中でも米国株式市場の<VIX>(S&P500 Volatility Index =恐怖指数)低水準は<不気味>です。投資家の<恐怖>心理を表すこの数字が先週末、9.14と<低い>水準を付けました。歩調を合わせるように<米国株>が高値を更新、信用力の低いハイイールド債が買われています。VIXは歴史的低水準。たとえ政治リスクが露呈しなくても<株価>やドルの上昇が行き詰まる可能性がある。更にひとたび政治リスクが露呈、特に軍事行動に繋がった場合、これを織り込んでいない分、市場で大きな<混乱>が生じる<可能性>を秘めている――。

「VIX指数はシカゴ・オプション取引所が作り出した『ボラティリティ・インデックス』の略称。VIXはS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されており、投資家<心理>を示す数値として利用され、『恐怖指数』が別名。恐怖指数は通常10〜20の範囲で動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇するのが特徴。過去のチャートを見ると、大きな出来事が起きた後は大きく上昇しています」(インターネット)――。

「VIXの数字が9を割り込んでどんどん低下する余地があればともかく、歴史的低水準ゆえに、ここからの低下余地があまりないとすると<株価><ドル円>ともに<天井感>が出てきます。実際、週明けにはVIXが9.40にやや上昇する中、米国株は様子見となり、ドルも下げました。その中で顕著な動きを見せているのが<ドル円>です。ドル円レートを決めている要因として、これまで長期金利差、あるいは米国の長期金利が言われてきました(その前は2年国債の日米金利差でしたが)」(まぐまぐ)…。当分、<ドル円>に注視――。

「しかし<金利>と<ドル円>の関係が崩れ始め、代わって<VIX>と<ドル円>の相関性が意識されるようになっています。つまりVIXが低下するとドル円も買われ、円安になる状況。もともと金利差はインフレ格差の代弁でもあり、インフレ通貨が下落する面と高金利通貨が買われる面がぶつかって<実質>金利が意味をなすのですが、市場は瞬時に実質金利を判断しにくいため一時的に<名目>金利で動いてしまう傾向があります」(まぐまぐ)。

VIXと為替の関係はリスク・オンの際、円をキャリー通貨で使ってリスク資産に投資、リスク・オフになると投資を手じまって円を回収。つまりリスク・オンでVIXが低下すると<円安>が進み、リスク・オフでVIXが上昇すると<円高>となる関係が強まる。リスクと円の関係は以前から見られましたが最近、VIXとの連動性が意識されています。米国10年国債金利がまた低下気味、週明けに2.31%をつけるなど、ドルを買いにくくなっています。

「代わってVIXが先週末9.14まで低下するのを見てドル円は週明け114.5を超え<円安>となり、市場には115円台は時間の問題との声も上がりました。しかし、VIXの9.14という低さを考えると、さすがにそれ以上は突っ込めなくなります。VIXが9を割り込むなら別ですが、低下余地が小さいとすれば<円安>の余地も小さいことになります。案の定、VIXが週明けに9.4に上昇すると、ドル円は113円台後半に下落しました」(まぐまぐ)

「為替市場ではVIXもファッション的な要素。いつか無視する日が来るでしょうが当面、VIXが大きな決定要因と見られ、その低さから見て<円安>は進みにくくなったと見られます。『国際的なリスク環境』と『市場のリスク感応度の低さ』とのギャップがいつになく大きくなっているのが現在。その象徴が<VIX>の歴史的な<低水準>と言えます。たとえ政治リスクが表面化しなくても市場は高止まりから一段高を目指しにくくなっています。もし政治リスクが勃発すれば、それだけ調整は大きくなるでしょう。リスク・リターンのバランスが重要な局面に入ってきました」(「まぐまぐニュース」・11月9日)…。火山、初耳!
(平成29年11月10日)

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「<日米>の株価が<高値>を更新。トランプは『株高は自分のお蔭』と豪語しますが、密かに地政学的リスクが高まる中、市場は極限まで<油断>しきった状況にあります(『マンさんの経済あらかると』斎藤満)」と「まぐまぐニュース」(11月9日)…。火山も「個人投資家」…。この<警告>(?)は看過できない。ちょっとチェックしてみたい――。

<斎藤満>…。「1951年、東京生まれ。グローバル・エコノミスト。一橋大学卒業後、三和銀行に入行。資金為替部時代にニューヨークへ赴任、シニアエコノミストとしてワシントンの動き、特にFRBの金融政策を探る。その後、三和銀行資金為替部チーフエコノミスト、三和証券調査部長、UFJつばさ証券投資調査部長・チーフエコノミスト、東海東京証券チーフエコノミストを経て2014年6月より独立。<為替>や<金利>が動く裏で何が起こっているかを<分析>している」…。ナルホド、米国ニューヨーク体験で為替・金利を読む。

「史上稀にみる<油断>っぷり。本当に今<株>を買って大丈夫なのか?<お祭り>ムードの日米株式市場」(まぐまぐ)と<見出し>――。「来日したトランプ大統領が、米国株高は自分のお蔭だと豪語、ダウは61回も高値を更新したと自慢しました。『日本株もその恩恵を受けているだろう』と財界人に同意を求めるシーンもありました。確かに<米国株>は高値を更新、<日本株>は依然として<割安>との見方があり、ドル円も週明けに<114円>台後半をつけるなど、円一段安の観測も見られます」――。<お祭り>ムード!?

「実物経済に特段の<歪み>が見られず『ゴルディロックス』(ほどよい<適温>)を謳歌する中、投資マネーが株や債券など資産市場に流入しており、FRBも資産価格の上昇を無視できなくなってきました。それでも市場は平静を装い、敢えてリスクには無頓着の様相。往々にしてバブルの警戒感が強い時にバブルは弾けず、無警戒の時にこそバブルが膨らみ弾ける傾向がある。いったい市場で今、何が起こっているのでしょうか?」(まぐまぐ)…。ナ・ナヌッ!「ほとよい<適温>の<謳歌>が<バブル>の温床」…。要警戒か――。

「『リスク無頓着』は歴史的水準」――。「先の日米首脳会談では、北朝鮮への軍事介入が議論された可能性が指摘されています。実際、共同記者会見では、これに対する答えが敢えて避けられました。このような状況にもかかわらず、世界の政治情勢が<緊張>の度を高める一方、市場の『リスク無頓着』が進んでいることのギャップの大きさが気になるところです。

中でも米国株式市場の<VIX>(S&P500 Volatility Index =恐怖指数とも)低水準は<不気味>です。投資家の<恐怖>心理を表すこの数字が先週末、9.14という極めて<低い>水準を付けました。歩調を合わせるように<米国株>が高値を更新、信用力の低いハイイールド債が買われています。これが示唆するのはVIXが歴史的低水準にあることから、たとえ政治リスクが露呈しなくても<株価>や<ドル>の上昇が行き詰まる可能性があること。更にひとたび政治リスクが露呈、特に軍事行動に繋がった場合には、これを織り込んでいない分、市場で大きな<混乱>が生じる<可能性>を秘めていることです」(まぐまぐ)…。

「VIX指数とはシカゴ・オプション取引所が作り出した『ボラティリティ・インデックス』の略称です。VIXはS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表されており、投資家心理を示す数値として利用され、『恐怖指数』が別名。恐怖指数は通常10〜20の範囲内動き、相場の先行きに不安が生じた時に数値が大きく上昇するのが特徴。過去のチャートを見ると大きな出来事が起きた後は大きく上昇しています」(インターネット)。

「日本株の『移動平均かい離率』は最高レベル」――。「現在のVIXが底値圏で一段の低下余地は大きくないとすれば米国株やジャンク・ボンドなどリスク資産への投資も強まりにくくなります。相場の上昇はあっても緩やかになり、外部からの政治リスクや地政学リスクが生じる際にはVIXが急騰、リスク資産が売られやすくなる面も潜んでいます。<警戒>が必要です。米国株の上昇エネルギーが弱まり、為替でも<円安>余地が低下すると<日本株>の<買い>エンジンも弱まるでしょう」(まぐまぐ)…。さあ、果たしてどうなる――。

「日本株はPERからすれば必ずしも割高感はありませんが、移動平均線からのかい離率は最高レベルになっています。日銀のETF買いもあり、当面は高止まりを維持できるとしても、このレベルからは調整が入りやすくなり、深追いはしにくい状況です。相場に過熱感はなくとも市場のリスクに対する意識は異常なまでに無頓着になっています」(まぐまぐ)…。

「しかし、現実は朝鮮半島のみならず、米中関係、トランプ氏のロシア疑惑、サウジの賄賂叩きと王家内の不安定化からイスラエル、イランなど中東全般への波及…といった政治的、地政学的リスクが世界に散らばっています。しかも米国のトランプ大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、日本の安倍総理、北の金正恩委員長、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と各国のリーダーを独裁的な強硬派が占め、協調路線が後退しています。それだけ政治的な軋轢が大きくなり、軍事紛争のリスクは大きくなっているのです。

まず、このVIXの数字が9を割り込んでどんどん低下する余地があればともかく、歴史的低水準ゆえに、ここからの低下余地があまりないとすると、株価・ドル円ともに<天井感>が出てきます。実際、週明けにはVIXが9.40にやや上昇する中、米国株は様子見となり、ドルも下げました。その中で顕著な動きを見せているのが<ドル円>です。ドル円レートを決めている要因として、これまで長期金利差、あるいは米国の長期金利が言われてきました(その前は2年国債の日米金利差でしたが)」(まぐまぐ)…。当分、<ドル円>に注視――。
(平成29年11月10日)

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「人生100年の時代が来るそうだ。私自身は定年のない仕事をやってきたから実感は薄いのだけれど、これからは70歳を超えて働き続けるのが当たり前になるのかもしれない。実際、自分が20歳のころの70歳の人たちと今の70歳とでは、少なくとも外見の印象はかなり違う。70歳を超えて現役で働くとなれば、見かけだってそれ相応であってしかるべきだろう」と「日経」コラム<あすへの話題>(9月8日)…。筆者は「歌手・森山良子」――。

「先日、小学校時代のクラスメートと食事をした。食事の前に一杯ということになり、バーで待ち合わせた。広いバーだが一目で彼女を見つけられたのは、いつもの鮮やかな服装のおかげだ。ピンクと紺の大きな花柄のブラウスにターコイズブルーのフレアのティアードスカート。ブラウスに合わせてピンクのヒールサンダルを履いている。『かわいいね』と私は言った。『このスカート、自分で作ったのよ。ブラウスはねえ…』。彼女は最近はやりのお店の名を口にして『ねえ、イタい?イタい寸前でしょ』と笑った」(日経)…。えっ、何?

「『イタい』とは『本人はいいと思ってやっているのに、客観的には常識外れに見える。そのギャップが痛々しい』というくらいの意味だ。『私ね、イタい?っていつも娘に聞くのよ』と彼女。『分かる、分かる。ギリギリのところだけど、全然イタくない。よく似合ってる』と私は言った。『私たち70だなんて、信じられないわね』『年齢のことなんて殆ど考えていないしね』『あと10年ぐらいはイタいギリギリのおしゃれもしなくちゃね』『同感、同感』。人生100年時代になれば、こういう会話も決してイタくないはず」(日経)…。面白い――。

「彼女と私で先取りしてみました」と「歌手・森山良子」は結ぶ…。<爆笑>!なぜか――。<森山良子>…。1948年(昭和23年)1月18日〜。歌手、女優。本名同じ。東京都出身。平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。平成20年秋紫綬褒章受章。長女は元ミュージシャンの森山奈歩。長男はシンガーソングライターの森山直太朗。サンフランシスコ生まれの日系2世ジャズ・トランペッターの森山久を父として、元ジャズシンガーの浅田陽子を母として誕生。かまやつひろしは従兄(母の甥)、その長男かまやつ太郎は従甥にあたる。

「成城学園」高校時代、先輩の黒澤久雄に手渡されたジョーン・バエズのレコードがきっかけで友人らとフォークグループを結成。作品がラジオで流れたのがきっかけ、19歳になった1967年、黒澤プロダクション所属のソロ歌手として『この広い野原いっぱい』でレコードデビュー。黒澤プロ所属になったのは、黒澤家をたびたび訪問し歌も披露していた森山が歌手になると聞いた黒澤明の意向だった。1960年代後半から1970年代にかけてヒット曲を数多く生んだ。当時は主に村井邦彦や森田公一といった作家陣による楽曲を歌っていた。

一時期、出産のため活動休止するが、1972年に『遠い遠いあの野原』で復帰。同年の『第23回NHK紅白歌合戦』に出場、『美しい星』を歌う。1998年長野オリンピック開会式で、テーマソングの『明日こそ、子供たちが…』を子供達と一緒に披露、世界中に放映された。1998〜2000年頃にいくつかのアルバムで発表した『涙そうそう』(沖縄出身音楽バンドのBEGINとの合作で森山は作詞、BEGINは作曲)も話題となった。『さとうきび畑』で、2002年『第44回日本レコード大賞』の最優秀歌唱賞を受賞」と「ウィキペディア」――。

こんな<立派>の人を「日経」は「歌手・森山良子」と肩書付きで紹介…。もっともこれ、火山の<キツい>冗談!これはコラム「あすへの話題」に添えられた単なる「肩書」――。だから「この広い野原いっぱい」で一世風靡の大歌手を、改めて「歌手」と紹介する必要はない、と言いたいだけ――。加えてここで話題の<イタい>体験!火山には<告白>したい<共通性>さえある…。つまり、「極めて」付きの<親近感>――。

「ごん弁に火を二つ書くのよ」。小学校4年、昭和22年(1947年)のことと思う。「国語」テストの時間、後ろの席から<囁き>が聞えた。クラスの人気者、「女番長」が仇名の美少女。火山、我が耳を疑った。「優等生」でクラスのトップを争う火山に「カンニング」のお誘い。彼女も「優等生」…。いわばライバルの火山に「助太刀」が来た――。ビックリポン!この囁き。火山、「傘寿」80歳となった今も忘れない。忘れないどころか、高校生の頃、彼女に恋した火山、初めて書いた「ラブレター」の<冒頭>に、この言葉を引用した――。

<遠恋>(遠距離恋愛)だった火山、<求愛>の手段は「手紙」しかなかった。彼女の家は「蕎麦屋」だった。慶応高校の学生だった火山、ある時、意を決して「暖簾」をくぐった。名乗ったわけでもないのに、彼女の母親が気づき、お座敷に案内され、やがて彼女が現れた。手にしていたのは火山が出した「手紙」…。廊下に腰を下ろした彼女、顔を赤らめ、それを読み出したように火山には見えた。忘れ得ぬ「トキメキ」の時間が流れた――。だが火山の恋は実らなかった。ショック!火山、湘南・茅ヶ崎の海岸をさ迷い、死のうとも考えた――。

「半世紀」以上の時間が流れ、カルチャースクール「かな書道」の講師となった彼女、「喜寿」記念の「書道展」を開催。招待状が来た。火山も出かけた。お礼状が来た。「主人の27回忌も済ませた。思えば長い人生を生きてきた」…。彼女は「決まり文句」を選んだのかも知れないが、そう思わなかった火山、デートに誘った。月1の逢瀬が1年…。だが先月、「私は何とも思っていない。火山さんの自己満足ではないか」と彼女。えっ!ビックリポン――。

「『イタい』とは『本人はいいと思ってやっているのに、客観的には常識外れに見える。そのギャップが痛々しい』というくらいの意味だ」と<森山良子>の「日経」コラム――。これって<自己満足>の皮肉…。火山、<イタい>のだろうか。ここ3週間、思案投げ首――。 
(平成29年9月10日)

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「モーツアルトを聴くと何でこんなに熱いのだろうと思う。燃えたぎっている。でも自然で優しい旋律。人はなぜ分かり合えないの。彼女はなぜ私から逃げていくの。子どものように湧き立っている。今日はフィガロとスザンナの結婚式。スザンナを抱く初夜をあれこれ想像しながら、フィガロはベッドのサイズを測っている。ちょっとエッチな気分。全身でその喜びを表わす。モーツアルトの音楽は楽しく美しい。あらゆる感情が譜面に表されて行く」――。本日のゲストは演出家の宮本亜門。

本日の一曲は「フィガロの結婚」(K492)の序曲と第一幕。「原作となったポールマルシェの喜劇『フィガロの結婚、または狂おしい1日』は1784年にパリで初演され、貴族批判と第三身分擁護を含む過激な内容ゆえに、その後上演が禁止されたいわくつきの作品であった」(西川尚生「モーツアルト」音楽之友社・158頁)。

「1785年から翌年の春にかけて、モーツアルトは新作オペラ『フィガロの結婚』の作曲に取り組んでいた。台本は腕利きの台本作者ロレンツォ・ダ・ポンテ。2年前にパリで初演されたポールマルシェの原作を取り上げようと言い出したのは、モーツアルトの方だったという。これは大胆な提案だった。才知あふれる従僕の活躍によって貴族が笑い者にされるこの痛烈な風刺喜劇はウィーンでは上演禁止になっていたのである。しかし、ダ・ポンテは交渉の名人でもあった。彼は穏当な内容のオペラに脚色するということで皇帝を巧みに説得し、上演許可を取り付ける」(田辺秀樹「モーツアルト」新潮社・114頁)。

テレビに皇帝ヨーゼフ2世の王宮があるミヒャエル広場が映った。昔、ブルグ劇場もこの広場に面して建っていたという。かつてのブルグ劇場と初演の時のポスターが紹介された。<Die Hochzeit des Figaro>(フィガロの結婚)。イタリア語のオペラだが、ポスターはドイツ語。初演は1786年5月1日。モーツアルト自身の指揮で行われた。

「陛下のご臨席になる劇場にふさわしくないものはすべて削りました。音楽の方は極めて美しく仕上がっております」とポンテ。「よろしい。お前の音楽の趣味に加え、中身の判断と良識を信用しよう」とヨーゼフ2世。お抱え台本作者ロレンツォ・ダ・ポンテ(1749〜1838)に対する皇帝の信頼は絶大だった。

ピアニストとして成功し、ピアノ協奏曲の評判がどんなに高くなっても、モーツアルトのオペラへの情熱は衰えることはなかった。モーツアルトは既に1782年12月、ブルグ劇場の劇場監督のオルシーロ・ローゼンベルグ伯爵からイタリア・オペラの作曲を勧められ、題材を探して100以上の戯曲に目を通し、ようやくこの作品に出会った。そしてポンテとモーツアルトとの出会いが、歴史に残るこの傑作オペラを誕生させる。――BSにも、そういう字幕が流れた。

「すぐれた現代喜劇の台本を得て、今やオペラ作曲家としてのモーツアルトの卓越した才能が見事な開花を見せる。従僕のフィガロ、小間使いのスザンナ、アルマヴィーヴァ伯爵、伯爵夫人、さらには医師バルトロや園丁アントーニオといった脇役に至るまで、どの登場人物もなんとリアルで生気にあふれていることだろう。3時間余りの間、極上の音楽の連続によって音楽劇の楽しさを満喫させてくれる。まさに完璧な傑作という形容がふさわしい」(田辺・114頁)――。

今夜が小間使いスザンナの結婚式だというのに、スザンナに気のある伯爵。貴族の特権<初夜権>を行使しようとする。フィガロは不安だ。小姓のケルビーノが一人になったスザンナに近づく。そこへ伯爵がやってきた。あわてて隠れるケルビーノ。伯爵は知らずにスザンナを口説き始める。そこへ音楽教師が現われた。今度は伯爵が隠れる番だ。だがこの音楽教師、ケルビーノが伯爵夫人に言い寄っているとウワサする。怒った伯爵が姿を現す。伯爵が椅子のカバーをとると、隠れていたケルビーノが現われた。びっくり…。

スザンナを口説いているところをケルビーノに聞かれてしまったと思った伯爵。ケルビーノに軍隊行きを命令する。そこで歌われるアリアが「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」。――<昼夜なく飛び回って、女どもを悩ます蝶々よ。もう終わりだ。軍隊へ行け!>。フィガロがケルビーノをからかって歌う。

ポールマルシェ原作の<3部作>の物語。第一部が「セビリアの理髪師」。第二部が「フィガロの結婚」。第三部は「ドン・ジョバンニ」。ケルビーノが後の色魔ドン・ジョバンニというから傑作だ。
「躍動する音楽が人間ドラマを引き立てる傑作オペラの誕生――」。BSに感動の<字幕>が今回も流れた。
(平成18年7月24日)

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