火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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「人生の終わりに、本人が望む医療やケアを受けられるようにするため厚労省の指針が、11年ぶりに改定された。死をどう迎えるか。個々の価値観に関わる難しいテーマ。だが団塊の世代が平均寿命に近づき『多死社会』に入ろうとする今、避けて通れない課題になっている。改定を機に議論の深まりを期待したい。指針は最期のあり方について家族や医療・介護の関係者と話し合いをくり返し、文書に残すよう提唱する」と「朝日」社説(3月27日)──。

<死>をどう迎えるか──。今日(3月30日)、81歳の誕生日を迎えた火山、<半寿>という「祝い」があることを最近、発見。<終活>を意識するよう、にはなった。昨春は80歳、<傘寿>を祝い、内外に<傘寿>と吹き歩いた。当時、小学校の同級生で<アルテリーベ>(昔の恋人)と呼び合い、<月1>のデートを重ねる<異性>が存在した──。「生きていて良かった。生まれてきて良かった」が火山の口癖…。謝辞として彼女に何回も伝えた。彼女は人妻。でも<寡婦>!「夫の27回忌を済ませた」のハガキが再会の発端──。

だが本当の発端は「喜寿」年末(4年前)──。「パパ、電話」と家内。出たら、ナント彼女。「娘と行くはずだったが、急用ができた。ムダにしては勿体ない。一緒にコンサートに行けないか」という。唖然!日頃、交際があるわけでもない…。数年に一度のクラス会で逢うのが精々。それも彼女、寡婦になってから、滅多に顔を見せない。しかも「<遠距離>恋愛=恋文の交換」だけで終わった「若き日」の交際…。2人だけでデートしたこともない。たった一度のチャンス。彼女、幼い妹を同伴してきた。これでは「恋の成就」はムリ──。

「あの〜、奥さんに悪いですが、ご一緒できませんか」…。「えっ、別に構いませんが、でも」…。行って見てわかった。このコンサート、彼女親娘がコーラスの指導を受けている「恩師」主催…。つまり「義理」がある。チケットのムダというより「欠席」では「恩義」を果たせない。ムリにでも「顔」を揃えたい。思い出したのが、小学生時代、担任の女性教諭の指導で共に「バイエル」を習った火山…。彼女の娘、成人後「ピアノ教師」となり、彼女と同居、ピアノ教室も開いている。それらの因縁が火山への<誘因>となったのだろう──。

「アドバンス・ケア・プランニング(ACP、患者の意思決定支援計画)と呼ばれる取り組み。<いざ>という時、自分に代わって治療やケアの検討をしてくれる、信頼できる人を決めておくことの重要性も盛り込まれた。一人暮らしや認知症の患者が増え、意思確認は難しくなっている。<終末期>には約7割の人が自分では物事を決められない状態になるとのデータもある。一方、医療現場からは『救急患者に<延命>治療をしたら、家族に<希望>とは違ったと言われた』といった<戸惑い>の声も聞かれる」(朝日)…。

「こうした<混乱>を避けるためにも、例えば<最期>は<自宅>で過ごしたい。命を延ばすだけの治療は断る。逆にあらゆる手立てを尽くして欲しいといった意思を、家族や関係者で確認・共有しておくのは大切なことだ。ただ<留意>すべき点がある。まず本人の<自発的>な参加が大前提になる。死を考えることに、ためらいや不安、恐怖を感じる人も少なくないだろう。『まだ決められない』というのも<大事>な<意思>表示である」(朝日)──。

「ある企業戦士の死」──。これは彼女の伴侶の<死>を告げた「日経」コラムのタイトル。ゼネコンに就職、栃木県の支店長となった彼氏、妻子を残して「単身赴任」。週末になると彼女、出向いているとのウワサ。普段は彼氏、居酒屋通い。人気者だったらしく、仲間に「日経」記者もいた。その記者が書いたのが「ある企業戦士の死」…。彼女の伴侶。実は<早大>理系の「1級建築士」。火山は<慶応>経済へ進学したが、2人は小学同級生。毎日2人で帰路を共にし、本牧の海で「手作りヨット」を浮かべた。つまり「大の仲良し」──。

彼氏、早大で「ヨット部」に加入。火山は慶大1年、体育実習で「ヨット」を受講──。「言弁に火を二つ書くのよ」…。小学校4年の「国語」テストと思う。後ろの席から彼女の<囁き>が聞こえた。<相談>の「談」を思い出せずにいた火山に<助け舟>…。でもハッキリ書こう。火山はクラス1番の「優等生」。人望もあり、2年2学期に「茅ヶ崎小」から「横浜・間門小」に転校以来、3年、4年、5年、6年と「1学期」級長を独占…。彼女は2番で「1学期」副級長。早大進学の彼氏は3番で「2学期」級長というのが定番だった──。

正直に書こう。火山、この「三角関係」で「破れる」とは夢にも考えていなかった。だが高校から大学予科の時代、文通が途絶え、電話をかけても「居留守」。やがて<破局>…。加山雄三(池端直亮)と同級で小学2年「ひと夏」を過ごした茅ヶ崎の海岸を「半日」さ迷い、結局、死にきれないという体験に至る…。彼女が「言弁に火を二つ」と囁いた「後ろの席」。茅ヶ崎小では「池端直亮」が座っていた。あ〜ら、これも「運命の不思議」──。

「延命治療といっても心臓マッサージから人工呼吸器の装着、胃ろうなどによる栄養補給まで様々だ。厚労省検討会が昨年末行った意識調査では最期を迎える場所を考える上で重要と思うこと。約7割が『家族等の負担にならない』を挙げた。家族への配慮から本当の思いとは違う考えを口にする事態も想定される。それを見極め、本人が望む医療やケアを実現するため専門家も交えた話し合いを重ねる必要がある」(朝日)…。ナルホド──。

「まずはACPについて理解を深めることから始めたい。終末期に本人や家族らと協議した際に医療機関に支払われる『相談支援料』が『国の医療費抑制が狙い』との批判を受け凍結された過去もある。細心の注意を払いながら息の長い取り組みが求められる」(朝日)──。幸い、80歳を超えた「アルテリーベ」も火山も、家族がいる。まず<ACP>から始めよう。
(平成30年3月30日)

さいしょのペンギン

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「水族館などでペンギンの行動を観察していると面白い。水辺に並び、なかなか飛び込まずに『どうぞお先に』と譲り合っているように見える。微笑ましい光景だが、背景には自然界の厳しい掟がある」――7月21日のコラム「明日への話題」。何とも楽しい記事。筆者は脳科学者・茂木健一郎。ここからが凄い。

海に飛び込むのは実は凄いリスク。ペンギンは氷雪の上にいる。海に入らないと餌にありつけない。だが水中には天敵のオットセイが待ち構えているかも…。いないことを確かめたい。誰かが先に飛び込むのを待っている――げっ。誰か先に飛び込まない限り、餌を取れない。誰が「さいしょのペンギン」になるか。「成功が保証されていない中で、フロンティアに挑戦する。そのような『さいしょのペンギン』を人間の社会も必要としている。特に横並び意識の強い日本では、もっと多くの『さいしょのペンギン』が出現する必要があるようだ」と続く。――凄い。

郵政国会の小泉さん。「小泉内閣が初めて<民営化>を言った。他の内閣だったら絶対やらない」と絶叫…。今や<袋叩き>――『さいしょのペンギン』は辛い。現役時代、銀行から会社<再建>のため派遣された社長がいた。苦労人だった。銀行では学歴がないのに叩き上げで筆頭専務になった。独学で教養も身に付けた。そんな社長が「リスクをとらない『横並び意識』にハッパ」をかけた――「年頭挨拶」で言った。「走らなければ転ばない。寝転んでいれば楽だ。でも自分は寝転んでいるくせに、走って転んだのを見て笑うのは最低だ」――。日本には「出る杭を打つ」という伝統もある。だから困るのです。

何もしなければ「失敗」しない。笑ったり、批判をしているのが一番楽。でもそれでは何も始まらない。誰かが『さいしょのペンギン』にならないと…。イニシアティブです。『さいしょのペンギン』をもっと大切にしませんか。

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「人生の終わりに、本人が望む医療やケアを受けられるようにするため厚労省の指針が、11年ぶりに改定された。死をどう迎えるか。個々の価値観に関わる難しいテーマ。だが団塊の世代が平均寿命に近づき『多死社会』に入ろうとする今、避けて通れない課題になっている。改定を機に議論の深まりを期待したい。指針は最期のあり方について家族や医療・介護の関係者と話し合いをくり返し、文書に残すよう提唱する」と「朝日」社説(3月27日)──。

<死>をどう迎えるか──。今日・3月30日、81歳の誕生日を迎えた火山、<半寿>という「祝い」があることを最近、発見。<終活>を意識するよう、にはなった。昨春は80歳、<傘寿>を祝い、内外に<傘寿>と吹き歩いた。当時、小学校の同級生で<アルテリーベ>(昔の恋人)と呼び合い、<月1>のデートを重ねる<異性>が存在した──。「生きていて良かった。生まれてきて良かった」が火山の口癖…。謝辞として彼女に何回も伝えた。彼女は人妻。でも<寡婦>!「夫の27回忌を済ませた」のハガキが再会の発端──。

だが本当の発端は「喜寿」年末(4年前)──。「パパ、電話」と家内。出たら、ナント彼女。「娘と行くはずだったが、急用ができた。ムダにしては勿体ない。一緒にコンサートに行けないか」という。唖然!日頃、交際があるわけでもない…。数年に一度のクラス会で逢うのが精々。それも彼女、寡婦になってから、滅多に顔を見せない。しかも「<遠距離>恋愛=恋文の交換」だけで終わった「若き日」の交際…。2人だけでデートしたこともない。たった一度のチャンス。彼女、幼い妹を同伴してきた。これでは「恋の成就」はムリ──。

「あの〜、奥さんに悪いですが、ご一緒できませんか」…。「えっ、別に構いませんが、でも」…。行って見てわかった。このコンサート、彼女親娘がコーラスの指導を受けている「恩師」主催…。つまり「義理」がある。チケットのムダというより「欠席」では「恩義」を果たせない。ムリにでも「顔」を揃えたい。思い出したのが、小学生時代、担任の女性教諭の指導で共に「バイエル」を習った火山…。彼女の娘、成人後「ピアノ教師」となり、彼女と同居、ピアノ教室も開いている。それらの因縁が火山への<誘因>となったのだろう──。

「アドバンス・ケア・プランニング(ACP、患者の意思決定支援計画)と呼ばれる取り組み。<いざ>という時、自分に代わって治療やケアの検討をしてくれる、信頼できる人を決めておくことの重要性も盛り込まれた。一人暮らしや認知症の患者が増え、意思確認は難しくなっている。<終末期>には約7割の人が自分では物事を決められない状態になるとのデータもある。一方、医療現場からは『救急患者に<延命>治療をしたら、家族に<希望>とは違ったと言われた』といった<戸惑い>の声も聞かれる」(朝日)…。

「こうした<混乱>を避けるためにも、例えば<最期>は<自宅>で過ごしたい。命を延ばすだけの治療は断る。逆にあらゆる手立てを尽くして欲しいといった意思を、家族や関係者で確認・共有しておくのは大切なことだ。ただ<留意>すべき点がある。まず本人の<自発的>な参加が大前提になる。死を考えることに、ためらいや不安、恐怖を感じる人も少なくないだろう。『まだ決められない』というのも<大事>な<意思>表示である」(朝日)──。

「ある企業戦士の死」──。これは彼女の伴侶の<死>を告げた「日経」コラムのタイトル。ゼネコンに就職、栃木県の支店長となった彼氏、妻子を残して「単身赴任」。週末になると彼女、出向いているとのウワサ。普段は彼氏、居酒屋通い。人気者だったらしく、仲間に「日経」記者もいた。その記者が書いたのが「ある企業戦士の死」…。彼女の伴侶。実は<早大>理系の「1級建築士」。火山は<慶応>経済へ進学したが、2人は小学同級生。毎日2人で帰路を共にし、本牧の海で「手作りヨット」を浮かべた。つまり「大の仲良し」──。

彼氏、早大で「ヨット部」に加入。火山は慶大1年、体育実習で「ヨット」を受講──。「言弁に火を二つ書くのよ」…。小学校4年の「国語」テストと思う。後ろの席から彼女の<囁き>が聞こえた。<相談>の「談」を思い出せずにいた火山に<助け舟>…。でもハッキリ書こう。火山はクラス1番の「優等生」。人望もあり、2年2学期に「茅ヶ崎小」から「横浜・間門小」に転校以来、3年、4年、5年、6年と「1学期」級長を独占…。彼女は2番で「1学期」副級長。早大進学の彼氏は3番で「2学期」級長というのが定番だった──。

正直に書こう。火山、この「三角関係」で「破れる」とは夢にも考えていなかった。だが高校から大学予科の時代、文通が途絶え、電話をかけても「居留守」。やがて<破局>…。加山雄三(池端直亮)と同級で小学2年「ひと夏」を過ごした茅ヶ崎の海岸を「半日」さ迷い、結局、死にきれないという体験に至る…。彼女が「言弁に火を二つ」と囁いた「後ろの席」。茅ヶ崎小では「池端直亮」が座っていた。あ〜ら、これも「運命の不思議」──。

「延命治療といっても心臓マッサージから人工呼吸器の装着、胃ろうなどによる栄養補給まで様々だ。厚労省検討会が昨年末行った意識調査では最期を迎える場所を考える上で重要と思うこと。約7割が『家族等の負担にならない』を挙げた。家族への配慮から本当の思いとは違う考えを口にする事態も想定される。それを見極め、本人が望む医療やケアを実現するため専門家も交えた話し合いを重ねる必要がある」(朝日)…。ナルホド──。

「まずはACPについて理解を深めることから始めたい。終末期に本人や家族らと協議した際に医療機関に支払われる『相談支援料』が『国の医療費抑制が狙い』との批判を受け凍結された過去もある。細心の注意を払いながら息の長い取り組みが求められる」(朝日)──。幸い、80歳を超えた「アルテリーベ」も火山も、家族がいる。まず<ACP>から始めよう。
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