火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

「鹿児島県南九州市の『知覧特攻平和会館』は、散華した若者の遺書を数多く展示する。婚約者のマフラーを巻いて出撃した大尉(23)は『あなたは過去に生きるのではない』と彼女に新たな<伴侶>を探すよう諭した。<特攻兵>の殆どが大正生まれであることに気づく。▼大正世代は1912年から26年の生まれ。敗戦の年を19歳から33歳で迎えた。『大正生まれの俺たちは/明治のおやじに育てられ/忠君愛国そのままに/お国のために働いて…』。その名も『大正生まれ』という唄がある」と「日経」コラム<春秋>(2月22日)。

「生き残った者は<皇国>の崩壊後、どのような<倫理>に従って生きるのか、を問い続けることになる。▼評論なら吉本隆明、小説では島尾敏雄、俳句は大正8年(1919年)生まれのこの人だろう。一昨日、98歳で亡くなった<金子兜太>さん。『水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る』は南洋トラック島からの復員船で詠んだ。<非業>の死を遂げた戦友が眠る島へ続く白い航跡を魂に刻んだ。自由な社会を希求する句作の原点だ」(春秋)…。

「▼<兜太>さんは晩年、<一茶>が残した『荒凡夫(あらぼんぷ)』という言葉を好んだ。荒を『粗野な』の意味でなく『自由』と読む。凡俗だが自由で人さまに迷惑をかけない存在、と解釈、生の指針とした。大正生まれのなんとすがすがしい到達点だろう。『合歓(ねむ)の花君と別れてうろつくよ』。荒凡夫の愛に満ちた句を胸に、お別れしたい」(春秋)――。これは火山が昨夜(3月7日)に執筆したもの。そこで<旧作>(2009年)も添えたい。

「今年は高浜虚子没後50年で、記念の催しや出版が行われ依然人気が高い」とコラム「山頭火と放哉」は始まる。筆者は有馬朗人――。ハッキリ言おう。「世界一の借金王」を名乗り、盛大なバラマキをやった小渕恵三内閣の文部大臣。「文科官僚の言いなり」だった。その分<世渡り>上手」。だが「世渡りが下手」で知られた火山!好きになれるはずがない。だが最近、俳句を<多少>齧った火山、俳人で物理学者と知り<多少>見直しつつある。

「子規門下で虚子のライバルであった河東碧梧桐は定型を破り、無季も容認する新傾向俳句へ走り、晩年行き詰まり俳壇を引退した。新傾向俳句は現在は人気がない。しかし二人の例外がいる。それは種田山頭火と尾崎放哉である」とコラム(2009年5月23日)は続く。

鉄鉢(てっぱつ)の中へも霰(あられ) 山頭火
咳をしても一人 放哉

山頭火と放哉、どちらも経済的に恵まれた家に生まれ、放哉は東大卒(1909年)、山頭火は早大中退(1904年)。当時としては極めて高学歴。にもかかわらず二人とも家を捨て、<大酒>を飲み、放浪の果てに死ぬ。破滅型の人生。晩年は二人とも寺男。<大酒飲み>のホームレスでも、当時は<寺男>という逃げ場があったのだ。

「私はこの二人は本質的に違うのではないかと思う。山頭火は10歳の時に母の自殺に遭い、生涯悲しみと強い詩心を持っていた。一方放哉は東大を卒業(1904)し就職するがすぐ辞め、再就職しても不満で辞める。三度目の良い職も酒乱で首になる。酒乱の原因は従姉妹と結婚できなかったことである。作品も放哉は見るべきものは24年より26年までの3年間のものに過ぎない。それに反して山頭火は放浪の旅も40歳前後から58歳までと長く、どこでも人々に温かく受け入れられている。同じ破滅型でも一方は愛され一方はわがまま」。

「定型を破り、無季も容認する」河東碧梧桐――。調べて火山、ビックリ――。明治21年(1888)、伊予尋常中学(現在の松山東高校)に入学するが、翌22年(1889)帰郷した正岡子規に野球を教わったことがきっかけで、同級生の高浜虚子を誘い子規から俳句を学ぶ。少年時代は子規の友人で、海軍参謀・秋山真之を<淳>さんと呼んで敬愛していた。

虚子と碧梧桐。二人は子規門下の双璧と謳われたが、守旧派として伝統的な五七五調を擁護する虚子と碧梧桐は激しく対立した。新傾向俳句に走った碧梧桐は行き詰まり、俳壇から引退する。引退には虚子への<抗議>の意味もあったという。だがこの二人、中学から京都の三高(現在の京大)に進学しても同じ下宿に住み「虚桐庵」と名付けて親交を重ねた。それがなぜ痛烈なライバルに――。俳句の世界は摩訶不思議!

「山頭火と放哉」――。ともに世渡りが下手で大酒飲み。なんとなく火山を連想させるが、一方は愛され、一方はわがまま。「読んで救いがあるのは山頭火」と有馬朗人は結ぶ。

うしろすがたのしぐれていくか(山頭火)
妻老いぬ 小さき庭に 蝶の夢(火山)

伝統的な五七五を守る<守旧派?>の火山。その火山も古希をとうに過ぎた。
(平成21年6月1日) ⇒ (平成30年3月8日)――。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

一昨3月6日(水)午后、火山、2カ月半ぶりに<散髪>に出かけた。年一度の自治会総会を前に、懇意にしている<市議>が行う質疑を傍聴したのだが、議事が早めに終わり、時間が空いた。この際と思い立ち、その昔、まだ幼稚園児だった次女がチラシで見つけてくれた<格安>店。通い始めてほぼ40年の馴染み…。若い頃は20日ごとには理髪が必要だったのに、最近は3カ月近くなっても伸びない、外見も気にしないで、つい間が空く――。

待たずにすぐ「バリカンを入れて普通に刈り上げ」と始まった。散髪の他、髪洗い、ヒゲ剃り含め約35分。終わって「お勘定」…。中年の彼女、「あの65歳になっていますか」と恥じらいながらの質問。シニア料金は1650円だが、そうでないと200円増し。「80歳になってます」と火山、張り切って答えた。女店員二人が「若いですねえ」と笑った。<一張羅>の背広にカッコイイ「ネクタイ」「ワイシャツ」…。お洒落な姿が若く見せたのだろう。火山、スーパー「セブン・イレブン」に飛び込み、酎ハイ「ストロング」を買って一気飲み…。

小田急<2駅>で下車、バスを待つことにした。ほろ酔いなら、待つのも苦にならない――。
芝生の石段に腰かけていたら、お祖母ちゃんが入ってきた。「腰かけられるから、助かりますよね」と声を掛けてきた。「ええ、私も傘寿80歳」と答えると彼女、「私は90歳です」と反応。「お若いですねえ。私も今日、床屋で『65歳になってますか』と聞かれ『80歳になってます』と応えました」。「シニア料金かどうかの問題ですからね」と彼女、すぐ反応――。

「生きていて良かった。生まれてきて良かった」とは、昨年9月まで過去1年、<月1>ペースで「デイト」を重ねた<アルテリーベ>(昔の恋人)と交わした言葉。思えば彼女と出会って「70年」の歳月が流れた――。小学4年の「国語のテスト」。相談の「談」を書けずにいる火山に気づいた彼女、後席から「ごん弁に火を二つ書くのよ」と囁いてくれた。「優等生」「1学期級長」「クラス1番」の火山に、「優等生」「クラス2番」「1学期副級長」の彼女が応援(カンニング)してくれたのだ。あれから70年、お互い<傘寿>――。

<中2>から<親の勧め>で「女子中」に転校した彼女、<中2>秋から「学区外」に引っ越した火山と<疎遠>になった――。だが<親の勧め>で「慶応高校」に進学した火山、彼女にラブレターを出した。こうして<文通>だけの「遠距離恋愛」が始まった。彼女の家は「蕎麦屋」…。明治の豪商<原三渓>が残した「三渓園」に通じる商店街で商っていた。ある日、火山、珍しく立ち寄った。「彼女に会えるかも」と密かに期待したのだ。だが意外!すぐ奥座敷に案内された。庭を臨む普通の「民家」…。つまり<商売>抜きの扱い――。

やがて「ざる蕎麦」が出て、火山が食事を始めると、彼女が現れ、廊下に座った。手に「手紙」らしきものを携帯している。火山、そのまま食事を続け、終わると「お会計を…」と声を上げた。「ご馳走様でした」と火山、席を立った。彼女とどう挨拶したのか記憶がない。だがそれから60年…。火山、何が起こっていたのか、ふっと気づいた。あっと思った――。

火山の恋は実らなかった。同級生の<N>は地元<質屋>(名士)の長男。「優等生」「二学期級長」「クラス3番」だった。火山と大の仲良し…。帰りはいつも二人で歩いて帰った。二人とも海が好き。お互いヨットを作り、海へ浮かべた。早大理工へ進学した彼氏はヨット部。慶大経済の火山は体育でヨットを選び、お互い<本牧>の海でヨットを駆動させた。彼女から返事が来なくなった。電話をかけても居留守…。彼女は<N>と婚約、結婚――。「ある企業戦士の死」と「日経」記事。50歳の頃、<N>の訃報。彼女、寡婦となった。

それから20年、<古希>クラス会を、彼女と二人で企画・開催した――。「『古希超え』コメンテーター・安藤和津」(日経コラム「あすへの話題」3月6日)――。「平成30年3月6日、私は70歳を迎えた。てっきり古希祝いだと思っていたら本来、数えで祝うものらしい。内心、いよいよ古希のハードル超えだと構えていたのに既に去年超えていたとは、昔流行った“カックン”である。誕生日というのは、年を重ねるといささか煩わしいものになって来る。子供時代のように、お赤飯やバースデーケーキにワクワクしない。

肺活量も落ちているのに、どんどん増えるキャンドルの数。一気に吹き消せず、フーッ、フーッと残りの2〜3本を必死に消す姿は我ながら情けない。今夜のケーキの上には『ババ、お誕生日おめでとう』の文字と“70”が付いているんだろうな…。ツレアイの迷言『誕生祝い?キミ、そんなに年をとるのが嬉しい訳?』が脳内にこだまする。

話は変わるが、我が家は早生まれだらけだ。次女は2月18日、孫は2月25日、3月6日が私、3月18日ツレアイ、長女は1日違いの19日。という訳で2月、3月はバースデーイベント続きで、身体も財布も疲れ気味だ。一体、正しい誕生日の過ごし方とは何ぞや? 何もせずに通常通りに過ごすのも、そこはかとなく淋しさが漂うだろう。しかし絶頂期のドンチャン騒ぎはもう無理だ。この間アルバムをめくっていたら、寝たきりになった母へ花束を渡す写真と『産んでくれてありがとう』のカードを見つけた。

誕生日は、この世に私を送り出してくれた親に感謝する日なのだと私は思う。今は既に母はいないが、生命を継いだ娘達と、2人の孫も一緒にお墓参りに行く事にしよう。母の好きだった桜の花を携えて…」と「日経」コラムは結ぶ――。
<喜寿>を祝った火山に彼女から電話がきた…。「喜寿<書道展>」への誘い!彼女、デパート「カルチャー・スクール」名講師。作品を眺めている間に、昔の場面が浮かんだ――。彼女、母親から火山の「話し相手」を命じられたのだろう。仕方なく、火山の手紙を取り出した。だが廊下で立ち往生…。ウーン!
(平成30年3月8日)

全1ページ

[1]


.
kom*_19*7
kom*_19*7
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
友だち(24)
  • くりゅぐ
  • 竹田征司
  • †ともみ†
  • いちご
  • 銀ちゃん
  • bug*nno*e
友だち一覧

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事