|
「イマイチ分かっていないのに皆がよく使う言葉、それがリーダーシップだ。リーダーシップをテーマにした書籍、雑誌は数多(あまた)ある。更にお値段の高いリーダーシップと称するセミナーや学校も多くある。経営者や組織のトップを目指す人たちはその<解>を求めて悩み彷徨(さまよ)い、結局は分からないまま終わってしまう。もちろん、この問いへの<正答>は存在しない。もしくは複数存在する。要は自分なりの解を見つけてそれを実行して、そして<成果>を出すことだ」と「日経」コラム<あすへの話題>(4月9日)――。
「30余年前、私は経営者のはしくれになった。経営者にとって必須だといわれ、リーダーシップって一体何だろうと考え彷徨った。25年前に入社した<外資系>会社では<米国>本社で強制的に、しかもある時は連日連夜リーダーシップとやらを叩(たた)き込まれた。しかし、頭が悪く英語もイマイチな私には一向に<理解>できなかった。そして、こんなことに時間を費やしている暇はないと思った。というよりそこから逃げたかった私は、私にとってのリーダーシップを定めて、以降それを貫き通してきた」(日経)…。
「『<組織>を率いて<継続>して<成果>を出し<結果>に対して<責任>をとること』。間違っていようが、これが私の定義。以降はリーダーシップを冠した講義に出なくなった。リーダーシップ論の書籍も殆ど読まなくなった。先日、阿川佐和子さんの朝の対談番組を観ていた。プロ野球の名選手・名監督だった<野村克也>さんがこんなことを言っておられた。『組織はリーダーの力量以上には伸びない』。なるほど言われてみればその通りと自らの過去を振り返って変に納得している。反省もしている。同時にちょっとクヤシイ」(日経)…。
<松本晃>…。「1947年(昭和22年)、京都生まれ。カルビー(株)代表取締役会長兼CEO。京都大・農学部・修士課程卒。伊藤忠商事に入社。センチュリー・メディカル(株)取締役営業本部長(100%伊藤忠商事出資会社)、ジョンソン・エンド・ジョンソン・メディカル(株)、 ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル(株)代表取締役社長。ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)代表取締役社長。最高顧問などを経て現職」(インターネット)――。
「国内最大のスナック菓子メーカー、カルビー。1949年設立以来、『かっぱえびせん』『ポテトチップス』『じゃがりこ』をはじめ、数々のヒット商品を生み出し続けている。しかし、近年は少子化による市場縮小や競合企業の台頭により、業績が伸び悩んでいた。そこで創業家より招聘されたのが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの経営トップを15年間務めた松本晃氏。2009年にカルビーの代表取締役会長兼CEOに就任後、現在まで5期連続の増収増益を達成。老舗企業を再び成長軌道に乗せている。その秘密はどこにあるのか」――。
――「『経営トップに就任以来、なぜ増収増益を続けることができたのですか』…。『カルビーという会社にポテンシャルがあったからです。私はそれをちょっと引き出しただけ。だから5期連続の増収増益はなんでもないこと。少なくとも後30年は続けないといけません。
――国内市場は縮小傾向にあり、競合企業もひしめきあっています。どのようなアプローチで打ち手を考えたのでしょう』…。『まず業績が低迷している原因を人に求めず、仕組みに着目しました。前任者を否定して人事を刷新する経営者もいますが、何の意味もありません。仕組みとは<集中購買でコストを下げる>!理屈を組み立て当たり前のことを粛々実行』。
「『みんな頭が良すぎるから、経営を複雑にしてしまう。すると理屈を従業員が理解できず、戦略を実行できません。だから私みたいに“中の上”くらいの頭が経営者に向いてるんです。理屈をシンプルにすると従業員が納得してついてきてくれます』」(インターネット)…。
――『増収増益を実現させた仕組みについて、具体的に教えてください』…。『まず集中購買によって、単価を下げたり、ムダな購入を減らします。購買コストが下がれば利益が出ますが、すぐにとりこんではいけません。コストを下げたら、商品価格を下げてお客さんに還元するんです。すると市場シェアが上がり、工場の稼働率が上がる。稼働率が上がると、固定費が下がる。その利益は自社にとりこむ。簡単な理屈ですよ』」(インターネット)。
「リーダーシップ」とは何か――。何を隠そう、火山が<企業戦士>時代を通じ、追及したテーマ。1960年(昭和35年)3月1日。同期大卒350名に先駆け、当時8000人規模の中堅電機(国際企業)から呼び出しを受け火山、いきなり<広報>担当を拝命。その日から連日<徹夜>!週末まで<帰宅>できなくなった。「就職申込書」「特技」欄に<ガリ切り>と書いたのが「人事課長」の目に留まった。当時のわが社、「臨時工の<首切り>に端を発する<100日闘争>という労働争議」の渦中にあった。火山、<労組>対策チラシ作りを拝命。
<労組>は組合は毎朝、門前でチラシを配る。「教宣」活動…。対抗して火山が「会社」側チラシ…。昼過ぎになると「労務担当」役員から原稿が届く…。ガリ切りが済むと<徹夜>で<謄写>印刷。翌朝、門前で配布…。人事課長は火山が学生運動(60年安保)でガリを覚えたと誤解していたが、火山は中学の「クラス会報」名編集長。全校ブームを創った…。事情を知った人事課長、100日闘争が終わると火山を「社内報」担当に抜擢!これが火山の<半生>を決めた。<PR>(Public Relations)は「人間関係」創り=組織活性化が目標。
「企業は<自己実現>の場。人生は一人一人が<主役>」!1987年(昭和62年)2月、マーケティング推進本部<初代>研修部長を拝命。内外に掲げたモットー。「常識を疑う<哲学>精神」で<粛々実行>!これが<火山>提唱<リーダーシップ>=<自己実現>――。
(平成30年4月10日)
|