火山の独り言

時ならめ 風に挑みて 鯉のぼり

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「安倍首相は、いつまで麻生財務相を放任するのか。前財務次官のセクハラ問題をめぐる一連の言動をみれば、麻生氏に対して国民が信頼を寄せられないのは、もはや明らかだ。その氏を庇い続ける。それは、政権そのものがセクハラに寛容であることを、広く国内外に宣言するに等しい。昨日も麻生氏は会見で、先週と同じく『セクハラ罪という罪はない』と繰り返した。一体、何が言いたいのか。問われているのは前次官が刑法犯にあたるかどうかではない」と「朝日」社説(5月9日)…。「一体、何を言いたいのか」との論法、無責任だ。

「人間としての<規範>を踏みにじる」――。<霞が関>を代表する財務省のトップが「女性が輝く社会」を目標に掲げる「政権」を<無視>する。<小馬鹿>にする…。「<一強>政権などと<粋>がっているが、相手にするな」と宣言しているのに、放置する。それどころか、この反逆を、拍手喝さいしているに等しいのだ。でも事務次官の上司たる大臣・副総理が「お墨付き」を与え、「いい子。いい子」と褒めているに等しい――。それなのに、更にその上司たる「総理大臣」までもが、見て見ぬふり、いや<庇っている>に等しい――。

「人間としての規範をどう考え、それを踏みにじる行為があったと疑われた時、いかなる態度で臨むかということだ。この認識が麻生氏には完全に欠けている。セクハラ如きで大騒ぎするな――。そう考えているとしか思えない。だから被害者への配慮のカケラもない振る舞いを平然と重ねられるのだろう。『(前次官は)嵌められて訴えられているんじゃないかとか、ご意見は世の中にいっぱいある』と広言、被害者側が出した抗議文について『もう少し大きな字で書いてもらった方が見やすいなと思った程度に読んだ』と言い放った」(朝日)――。

「加計新文書。首相答弁の根幹に疑義」と「朝日」社説(5月23日)――。「安倍首相の国会答弁の信憑性にかかわる重大事態だ。加計学園の問題を巡り、愛媛県が新たに国会に提出した一連の文書の中に、首相と加計孝太郎理事長が2015年2月25日に面会、獣医学部新設についてやりとりを交わしていたと記録されていた。首相はこれまで、学部新設を知ったのは、正式に決まった17年1月だと繰り返してきた。県の文書が事実なら、その2年前から知っていたというに留まらない」…。これまた「見て見ぬふり」では、なかろうか――。

「『加計氏と獣医学部の話をしたことはない』という説明も<偽り>だったことになる。首相はきのう、『ご指摘の日に加計氏と会ったことはない』と真っ向から否定した。ただ官邸への出入りの記録は残っていないという。新聞が報じる首相の動静も、記者が確認できたものに限られる。気づかれずに会う手段はある。会っていない根拠の提示は全く不十分だ。文書には、学園関係者からの報告として、国際水準の獣医学教育を目指すという加計氏の説明に、首相が『そういう新しい獣医大学の考えはいいね』と応じたとある」(朝日)――。

「首相も学園もともに、面会の事実を否定しているが、リスクを冒して虚偽のやりとりを書き留める動機が県職員にあるとは思えない。県の文書の中には、首相との面会に先立ち、学園関係者が、当時、官房副長官だった加藤勝信厚生労働相と会った記録もあった。加藤氏はこの面会を認めており、文書の正しさの一端を示したとも言えよう。これらの文書は、国政調査権に基づき、与野党が一致して県に提出を求めたものだ。自らの主張を言いっ放しにするだけでは、行政府の長として、不誠実という他ない」(朝日)…。えっ、大臣も?――。

「国民の納得が得られるよう、国会でキチンと説明をしなければいけない。一連の文書からは、競合する新潟市などに対抗するため、学園が政権への働きかけを強め、首相と加計氏の面会後に計画が加速化したという流れが見て取れる。ますます深まる『加計ありき』の疑念を晴らすことができなければ、首相の政権運営に国民の信任は得られないだろう。<国会>も問われる。<立法府>の求めに応じた<県>の文書を最大限生かし、行政への<監視>機能を発揮すべき時だ」(朝日)…。「国会」も「立法府」も「県」も…。「機能」を放棄――。

「まずは面会の当事者とされる加計氏、そして官邸と学園側の接点となった<柳瀬唯夫>元首相秘書官の<証人>喚問を早期に実施しなければならない。愛媛県<中村時広>知事にも<参考人>として説明を求めるべきだ」(朝日。5月23日)…。ウーン、参った――。

「連休前に前次官の処分を決めた時も、自ら国民に説明することはせず、セクハラ行為があったのかどうか、大臣としての見解を改めて問われると『発表のとおり』とかわす。常識ではとうてい考えられない対応を<副総理>で政権のナンバー2である麻生氏が続けている。各地に抗議活動が広がったのは当然だ。それでも、閣内から<批判>の声が上がらないのは、どうしたことか。<麻生>発言への認識を問われた<菅>官房長官は昨日、『麻生大臣に聞いてほしい』と言葉を<濁す>ばかりだった」(朝日)…。

「大臣や副大臣らの問題行動にそれなりに対処してきた安倍首相も、麻生氏には何の<苦言>も呈さない。これも異様だ。秋の自民党総裁選で3選を果たすために、党内第2派閥を率いる麻生氏を味方につけておきたい。そのために政治責任を問うようなことはしたくない。森友問題も混迷のさなかにあり、麻生氏が財務相を辞するようなことになれば、責任追及の矛先が自分に向かいかねない――。こうした思惑が、首相を沈黙させているようだ。

「だがこの問題から逃げれば逃げるほど、政権への批判は強まる。『女性が輝く社会』のメッキは、すっかりはがれ落ちた。さて、首相はどうする」(朝日。5月9日)――。総理大臣も、副総理も、官房長官も、皆、国民の声に無関心!お互いが声をかけあうことも、サボる。いや、遠慮する。「女性が輝く社会」というが、メッキが剥げたら、当人も輝けない。
(平成30年5月28日)

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「2019年10月に予定する消費税増税に向け、政府がまとめる対策の<原案>が分かった。住宅や自動車の購入者に減税を実施、増税後の買い控えを防ぐ。商品価格が急激に上がらないようにする対策も打ち出し、増税ショックを軽減する。経済に万全の対策を用意することで、消費税率10%に引き上げやすい環境を整える。政府は内閣官房に省庁横断の作業部会を設置、増税後の反動減対策の検討に入った。原案を土台に議論を重ね6月頃にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に方向性を盛り込む」と「日経」(5月14日)――。

「制度設計の詳細は、年末までに与党税制調査会などで詰める。政府が増税に向け本格的な対策に乗り出すのは、安倍晋三首相が2度にわたって増税を延期した経緯があるためだ。首相は経済成長と財政再建の『二兎を追う』姿勢で、増税後の経済の低迷を極力避けたい考え。消費増税の増収分5兆円強のうち、軽減税率の導入や教育無償化に振り向ける計2兆円超を差し引いた2兆〜3兆円を対策費に計上する構想が浮上している。対策の柱は国内総生産(GDP)の<6割>を占める<個人消費>の喚起だ」(日経)…。消費刺激、火山も賛成。

「1月は野も丘も木々も静まるから、<しいん>、2月は氷の割れる音なのだろうか、<ぴしり>、3月は雪解け水の<たふたふ>、4月は花びらやチョウが目に浮かぶ<ひらひら>。詩人、那珂(なか)太郎さんの『音の歳時記』。それぞれの月によく似合う『音』を教えてくれる。▼5月のオノマトペ(擬音語)は<さわさわ>であるとその詩人は言っている。「新緑の木立にさわさわと風がわたり/青麦の穂波もさわさわと鳴る(略)/さつきなかばはなほさわさわと清(す)む』」と「東京」コラム<筆洗>(5月14日)…。

▼<さわさわ>の5月。音に『濁点』を冷酷に打ちつけ、心落ち着かぬ<ざわざわ>の5月へと変えられてしまった。新潟市西区のJR越後線の線路で近くに住む小学2年生の大桃珠生さん(7)の遺体が見つかった殺人、死体遺棄事件。▼事件当日の7日から一週間が過ぎた。カレンダーを見る。その日はこどもの日から2日後。そして昨日の母の日へと続く。

▼何もなければ、1年で最もすごしやすく、家族の笑い声が似合う一週間かもしれぬ。その1週間を、大切な子どもを突然に奪われた家族がどんな思いで過ごしていたか。想像するだけで胸が痛い。▼その女の子には5月の<さわさわ>が2度と巡ってこない。6月の<しとしと>も7月の<ぎよぎよ>も8月の<かなかな>も9月の<りりりり>も、もう聞くことはない。やりきれぬ」(筆洗)…。そう、自然には豊かな<生命>に溢れている――。

そこで再び、人間の営み…。「中でも価格の高い<住宅>や<自動車>といった耐久消費財は、増税前の駆け込み需要や増税後の買い控えから経済の需要変動が大きくなるため、これを<平準化>する必要があると判断、減税を検討する。消費増税に対応するためのスタンプと値札シール。住宅では現在、購入資金の借入残高に応じて税負担が10年間で最大500万円軽くなる住宅ローン減税を拡充する考え。19年10月の消費増税後に減税額を一時的に引き上げる案や、21年12月末までの期間を延長する案などが浮上する」(日経)――。

「現行法では分譲の戸建てやマンションを購入する場合、19年10月1日以降の引き渡しになると原則10%の税率が適用される。自動車を巡っては現在、消費者が車を買う際、購入価格の3%(普通車)を納める自動車取得税がある。政府は消費税増税に合わせて取得税を廃止、車の燃費に応じて税率が0〜3%に変わる新税を導入する予定。購入者の負担を更に減らすため、この新税を再設計する案がある」(日経)…。火山の父は昭和初期に運転免許を取得、プロのドライバーとなった。だが今春、81歳の火山、免許もクルマも、ない。

「もう一つの柱は企業への対策だ。増税後に企業が一斉に商品価格を引き上げるのではなく、増税前からなだらかに反映するようにする。まず、増税後の『消費税還元セール』を禁じた転嫁対策特別措置法を改正する。14年4月の前回の消費税増税の際は還元セールが禁じられた。そのために企業が4月に一斉に価格転嫁し、商品価格が大きく跳ね上がった。厳格な消費税の価格転嫁を監視する『転嫁Gメン』と呼ばれる専門調査官の運用も見直す。

小売業者には税込みの『総額表示』を推奨する。消費税の存在を消費者が意識しにくい上、増税前から値上げしやすいとみている。欧州では価格の引き上げ時期にバラツキがあり、駆け込み需要や消費の反動減は小さいとされる。一方、外税方式も認める日本では価格への転嫁が急なため、経済へのショックは大きくなりがちだった」(日経)…。フザケタ話――。

「▽…モノやサービスを取引する際にかかる間接税。欧州では付加価値税と呼ばれる。負担構造が特定の層に偏らず、薄く広く負担するため、経済活動には中立的な税制とされる。2018年度の一般会計予算で消費税収は約17.5兆円で、税収の3割を占める。▽…一般消費税の導入を掲げた大平正芳首相は79年の衆院選のさなかに導入を断念したが選挙戦は大敗した。86年の衆参同日選で『大型間接税は導入しない』と言った中曽根康弘首相は選挙後、売上税導入法案を提出したが、公約違反と誹りを受け、同法案は廃案となった」…。当然!

「89年4月に竹下登首相が初めて消費税を導入した。97年4月に5%に税率を引き上げた橋本龍太郎首相は、金融危機も重なり、増税後1年余りで退陣。▽…民主党の野田政権では12年6月に民主党と自民党、公明党の3党が消費増税と社会保障の一体改革で合意したものの、その後の衆院選で民主党は大敗。政権に返り咲いた自民党は安倍晋三首相が14年4月に税率を8%に引き上げた。その後、消費税率10%への増税を2度延期した」(日経)…。「大敗」「延期」が何を<意味>するのか。「日経」は、真摯、真剣に再検討すべきだ――。
(平成30年5月28日)

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鳴呼見(あみ)の浦に 船乗りすらむ をとめらが 珠裳(たまも)の裾に 潮満つらむか(柿本人麻呂・巻1ー40)

舟遊びをしている乙女たち。きっとキャアキャアいいながら笑い興じている。真っ白な、豊かな大腿をチラッとでも見せてくらないか――。血が騒ぐ。人麻呂も男だ。嬉しい。

持統6年(692年)2月。女帝は伊勢への行幸を思い立った。3月3日に出発したいと女帝はせがんだ。海浜での<禊(みそぎ)>をやりたかったのだろう。だが廷臣の中には反対もあって出発は遅れて6日になった。なんたること、官僚というのは当時も<抵抗>やら<先送り>が好きだったのだろう。帰京は5月の7日。中西進「万葉を旅する」(ウエッジ)によると「晩秋から盛夏までの海を楽しんだことになる」(128頁)とある。暦が今とは違う。

2ヶ月の行幸には大勢の女官も従った。彼女らも張り切ったことだろう。廷臣たちも多人数従ったに違いない。何しろこの国のお役人は<役得旅行>は大好きだ。トリノ・オリンピックも選手より随行した役員の方が多い。それらは天下った文部官僚という。凄い。

留守の飛鳥の都、火が消えたように寂しくなった。その中に何と、我らの柿本人麻呂もいた。参加を許されなかったのだろう。この歌は留守居を命じられた人麻呂が賑やかな海浜を思いやって詠んだという。もちろん、きゃあきゃあはしゃぐ<乙女>らとは若き女官たちだろう。宮廷の男たちはどんな思いで眺めたろう。

我が中西進氏は「万葉を旅する」で続ける。「鳴呼見(あみ)の浦で船遊びに興ずる女官たちは、さながら宮廷を移動させたような華麗さを見せた。この歌にかすかに漂っているエロスの匂いは、そんな欠落から来る、女体への憧れなのである」――。つまり、人麻呂は寂しかった。幻想を夢見たのだ。妄想でも、幻想でも、想像は美しい。いや、女体はいつでも美しいか…。人麻呂も、やはり男だった。火山にはこれが一番<愉快>だ。

<鳴呼見(あみ)の浦>は、どこにあったのか決められないという。<阿胡の浦>とか鳥羽市<小浜町>とする説があるという。ただ「万葉」には<網の浦>(巻1−5)もあり、素直にアミの浦と読む方が良い。網を張って漁をするのに適した浦は各地にあったのだ。

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新宿から山手線に乗った。昼時の車内。意外と空いている。<優先席>(3人掛け)に座った火山、空腹を覚え、オニギリが食べたくなった。田端を過ぎ、隣が空いた。車内はガラガラ。火山、意を決した。家内の心尽くし。よし、パクリ。ウマイ!!そしてとっておき、ペットボトルに入れた<日本酒>もグビリ。ウーン、こたえられない。

「いいですね」――。鈴を振るような綺麗な声。思わず振り向いた。上品な奥様、銀髪とはいえ、素敵な女性だ。服装も見事に決まっている。火山と同じ座席。一つ空いた連結側に座っていた。「えっ…」。火山、息を飲んだ。

「手作りのお握り。おいしそうですね…」――。何て返事をしよう。迷っているうちに電車は「西日暮里」に着いた。くだんの奥様、スラリと立ち上がった。「お先に失礼します…」。火山、途端に気を取り直した。ただの<田舎おやじ>と思われては困る――。「あの、これからコンサート。上野の東京文化会館へ参ります」――。<参ります>!<謙譲語>だって使えるんです。それにコンサートです!!「あら、そうだったのですか。お気をつけて…」――。何か、爽やかな風が吹き抜けた。

「ピアノ協奏曲の午後」――。「題名のない音楽会」にレギュラー出演の日本フィル。指揮は平井哲三郎。江藤俊哉、園田高弘と芸大に学んだ同期生。音楽歴60年という。リスト、グリーグ、プーランク、ベートーヴェンの4つのコンチェルト。素敵な午後でした。

+++ここまで書いて気が変わった。やっぱりあの奥様、火山に注意したのかもしれない。<人前です>――。なんとまあ、古風で奥床しいのでしょう。

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「皇位継承に伴う新しい元号の公表が、来年4月になる見通しとなった。施行1カ月前というタイミング。移行の準備作業に支障が出ると心配されている。暮らしへの目配りを欠く日程は再考する必要がある。今回、まず改元時期の綱引きがあった。混乱をなるべく小さくするには年の初めか、年度替わりの4月が理にかなう。だが政府、年初は皇室行事が続き、来年4月は統一地方選で慌ただしいなど、5月1日に決めた」と「朝日」社説(5月27日)。
 
「次に注目を集めたのが新元号の公表時期。行政や金融機関のコンピューターシステムの改修、手帳の製作工程などを考えれば、早く明らかにして余裕をもって準備・検証に臨めるのが望ましい。当初は今夏公表も検討されたが、政権支持基盤である保守層から異論が出る。余り早いと今の陛下に失礼。皇太子さまとの二重権威状態を生み出すという意見。思惑が交錯する中、時期は大幅にずれ込むことになった。ところが1カ月前の公表ではシステム改修は全て終わらず、5月以降も様々な書類に平成の表記が残るという。

だがこれ『失礼』『二重権威』に当たらないだろうか。そもそも保守派論者の多くは退位に否定的。公務に支障があるなら摂政を立てればよいと主張、政権内にも同調する声があった。天皇と摂政が並び立つ姿を当時は容認・支持していたのに一転、二重権威の弊害を唱える。そして行き着いた先が『慌ただしい』はずの来年4月の新元号公表。ご都合主義で場当たり的な説明は国民を愚弄するものと言わざるを得ない。改元の都度、システム手直しの負担をなくすため政府は今後、データを西暦で統一、連携を図るという」(朝日)――。

「それをわざわざ元号に変換、公的文書にする。手間がかかる。元号も利用者の便宜を考え西暦併記を進めるべきだ。権力者の支配を表す元号は中国から広まった。日本でだけ続いていることを『すごい日本』の例に引く言説もあるが、裏を返せば国際化時代にそぐわない、使い勝手が悪いともいえる。即位特例法成立にあたり、国会は『改元に伴って国民生活に支障がないようにする』と決議。それを確実に履行するのが政府の<責務>である」(朝日)。

「ウイスキー人気、足りぬ原酒」と「日経」(5月15日)…。これも<すごい日本>の一例か――。「サントリーホールディングス傘下の蒸留酒メーカー、サントリースピリッツは国産ウイスキーの一部を販売休止。対象は人気の高い『白州12年』『響17年』…。国内ウイスキー市場は10年前の2倍に拡大。18年1月、『山崎50年』が香港のオークションにかけられた。驚くべきは落札額。発売当初1本100万円が約3250万円の高額で落札された。

半年前の17年7月。『大変な栄誉』。英国で開かれた酒類の世界的な品評会、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジで仙波匠サントリースピリッツ社長は高揚感に浸っていた。『響21年』が最高賞に輝く。サントリーに起きた現象は国産ウイスキーの世界的な評価の高まりを物語る。白州、響を含む同社ウイスキーは国際品評会で多くの賞を勝ち取っている。

「その結果、訪日外国人の関心も高まった。山崎蒸留所(大阪府島本町)には生産現場を見ようと欧米、アジアから観光客が押し寄せる。日本での希望小売価格は白州12年が700ミリリットル入り税別8500円、響17年が1万2千円。良質な水や長期の熟成を可能にする日本の気候風土が国産ウイスキーの品質を高めた。ウイスキー造り技術トップ、チーフブレンダーを務めた輿水精一氏は『発酵や蒸留など伝統製法にこだわりながら新技術に挑んだ匠の心が日本のウイスキーを世界5大ウイスキーと言わしめるに至った』と語る」(日経)。

「サントリーの国内ウイスキーの売上高は1500億円程度。14年には米蒸留酒大手ビームを1兆6000億円で買収、その販路で国産ウイスキーを世界に広げることを目指してきた。これまで山崎などを輸出している。今回、響17年と白州12年は輸出を順次休止する。英調査会社IWSRによると世界ウイスキー市場は16年、4億3千万ケースと07年から6割増。サントリーが輸出できる国産ウイスキーは限られ、日本の需要を賄うことすら難しい。

国内市場は17年に約16万キロリットルと16年から9%伸び、過去数十年で一番少なかった08年から2倍以上に膨らんだ。サントリーの国産ウイスキーの販売量も2倍を超えた。低迷していたウイスキー需要が拡大に転じたのはサントリーが角瓶のハイボールの販売に力を入れ始めた08年になってからだ。低迷期の需要予測にもとづいて生産した原酒の量では、今の需要に全て応えるのは困難だ。今回、販売を休止するのは白州12年や響17年であって、サントリーの製品の代表格である山崎ではない」(日経)…。

「サントリーのウイスキーの魅力は多彩な原酒を使うことにある。山崎や白州、響など各ブランド専用の原酒があるわけではなく、時間をかけて仕込んだ原酒を複数組み合わせ、各ブランドが完成する。原酒が少なくなりサントリーは選択を迫られた。どの商品に原酒を割り当て、どの商品を販売休止させるか決める必要があった。最も販売量が多いのは角瓶。オークションで高値がつくようなブランド力を持つ山崎がある。結果として白州12年や響17年の販売休止を選んだ。根強いファンがいるなか苦渋の決断だったようだ」(日経)。

「販売休止の時期は在庫状況によるが白州12年で6月頃、響17年で9月頃からの見通し。同様の事態は16年4月の『角瓶〈黒43度〉』以来だ。同社は原酒不足の改善に向けて180億円を投じ、山梨県と滋賀県で原酒を入れて熟成する貯蔵庫を増やす計画がある。同社は再発売を目指すが、かなりの時間を要するという。市場から消えるウイスキーを再び目にするまでには、商品名が示すように長い年月がかかりそうだ」と「日経」は結ぶ――。歴史好きの火山、<元号>への思い入れも深く、強い。昭和への強い愛着。が、平成にはやや軽い。
(平成30年5月28日)

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