|
「大正11年(1922年)12月29日、その夫婦は北九州の門司港から榛名丸に乗船し40日かけてマルセイユへ。明治生まれの日本人が年越し欧州へ向かう船上、最も記憶に残ったことは、アインシュタインと乗り合わせたこと、そのアインシュタインの奏でる音色に魅せられたことだった、という。実際バイオリンが上手く、その柔らかな音色の『録音』を聴いた時には、私も驚いた」(「日経」コラム<あすへの話題>・12月27日)。筆者は千住真理子。タイトルは「船上のバイオリニスト」――。素晴らしい「書き出し」。仰天! |
千住真理子
[ リスト | 詳細 ]
|
「プラハの冬は厳しい。この季節になると、初めてチェコの地を踏んだあの日を想い出す。20代半ばだった私は挫折によるブランクから立ち上がろうと必死にもがいている時期でもあった。音楽は心を癒してくれるが、つらい思い出をも想起させる残酷な一面も持っている、と感じていた。幼い頃から弾き続けている全ての曲が、当時の私には傷をえぐる様に響いていたからだ」と「日経」コラム<あすへの話題>(11月29日)は始まる。 |
|
「私は旅行の荷物が、とても小さい。ステージドレス等すべて入っているのか、と関係者にビックリされる」と「日経」コラム<あすへの話題>(12月13日)は始まる――。タイトルは「宅配便」!ああ「ヒミツは宅配便か」と察しはつくが、これが半端じゃない。 |
|
「食材の偽装が問題になったが、その度『名器のニセ物』のことを思い出す。人はブランドを買いたいのか、中身を欲するのか。昔、ニセ名器の売買を巡って『売った方が悪いのか』の論争があった。楽器の場合、食材と違い試し弾きができる。自己の判断、決断を経て自己責任の上買う。名器には由緒ある老舗の鑑定書があり大丈夫と言われるが、それだって偽造可能ではないか。弾ける人なら鑑定書に頼らず、自分の耳で確かめればよいが、弾けない人は鑑定書等第三者を信じ、ブランドとしての価値を買ってしまうだろう」――。 |
|
「プラハの冬は厳しい。この季節になると、初めてチェコの地を踏んだあの日を想い出す。20代半ばだった私は挫折によるブランクから立ち上がろうと必死にもがいている時期でもあった。音楽は心を癒してくれるが、つらい思い出をも想起させる残酷な一面も持っている、と感じていた。幼い頃から弾き続けている全ての曲が、当時の私には傷をえぐる様に響いていたからだ」と「日経」コラム<あすへの話題>(11月29日)は始まる。 |








