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歴史能力検定の日本史2級については単に自分の実力を試すというよりは、大学受験、試験免除などのために受検する方が多いようです。例えば「通訳案内士試験」を受験する際に歴検日本史2級に合格すると、日本史の試験が免除になります。通訳案内士試験は英語だけでなくいろいろな分野を勉強する必要があるため、日本史が免除になれば本試験では勉強する範囲を絞れるためメリットは大きいです。
今回は私が受検した2005年度第2回と2006年度第1回から傾向を書いていきたいと思います。まず2005年度第2回についてですが時代ごとの傾向は、50問中原始・古代が10問、中世が9問、近世が11問、近・現代が20問となっていて、3級と割合はほとんど同じです。なお、記述は3・4文字程度でそれぞれの時代から1問ずつ(近・現代は2問)出題されています。2級では時代ごとにテーマ史があって、原始・古代では信仰・宗教、中世では荘園・村落、近世では文学といったように深く掘り下げて問題が出ていました。記述は用語をきちんと覚えていなくては答えられないものばかりです。特に近・現代で出た2問はかなりの難問で、陸奥宗光の著書『蹇々録』や、満州某重大事件(張作霖爆死事件)の首謀者である「河本大作」などは全然分かりませんでした。私が高校時代に使っていた「日本史用語集」(山川出版社)には掲載頻度が1と2しかないものなので、厳しいですね。記述を捨てて4択に全てを託すことも考えたほうがいいかもしれませんが、1級合格を視野に入れるならばしっかり勉強すべきです。
2006年度第1回についてですが時代ごとの傾向は、50問中原始・古代が10問、中世が10問、近世が10問、近・現代が20問となっていて、記述はそれぞれの時代から1問ずつ(近・現代は2問)出題されているのは、前回とほとんど同じです。なおテーマ史は、中世の禅僧、江戸時代の飢饉、近代日本の植民地、現近代におけるテロリズムなどでした。今回は記述問題が意外に簡単でした。天明の大飢饉の時期に噴火した火山名というのがあって、答えは「浅間山」ですが記述にしては簡単でした。別な問題では鎌倉時代に建長寺を開いた禅僧の名前を答えるのがありました。「蘭溪道隆」の「溪」の字が分からなくてあきらめかけていましたが、別な問題の問題文に「瑞溪周鳳」という言葉があってこの漢字だよなと思って喜んで書きました。
記述は4文字程度の用語が5問出題されますが、私が受検したなかでは人物名が2問と比較的見受けられました。ほかは地名、書名、思想名などバラバラなので予想は難しいです。ただし、記述は全50問中5問と少ないうえ点数も2点のため、採点の仕方は不明ですが仮に全問不正解でも他の点数が取れれば合格できる可能性はあると思います。
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とてもよくわかりました。ありがとうございました。
勉強方法は高校の授業を大切にして教科書と、歴史検定の問題集をやりながら暗記しかないですね??
2008/9/8(月) 午後 11:17 [ ルル ]
はじめまして。基本は教科書ですが、2級は用語を答える問題も出ますので、上を目指すならばいろいろ試したほうがいいかもしれません。
2008/9/9(火) 午後 7:42 [ 南部 ]