南部の歴史能力向上委員会

「龍馬伝 第38回」の感想を更新しました。

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 龍馬(福山雅治)と桂小五郎(谷原章介)にとって黒船を間近で見たことは衝撃的だったようで、当時の風刺では「太平の眠りをさます上喜撰(高級なお茶と蒸気船をかけている)たった四はいで夜も寝られず」と言われてましたが、桂は一ぱいでも夜も寝られなかったようです。いかにも寝不足メイクは傑作でしたね。
 龍馬は剣を学ぶの疑問を感じ始めていましたが、桂には侍を捨てるのかと言われたり、佐那(貫地谷しほり)にも決してこのことを口にしてはいけないと言われてたにもかかわらず、定吉(里見浩太朗)に心がここにないことを見破られ勝負に負けた龍馬は本当のことを言ってしまい道場から去ってしまいました。龍馬が異国人を斬ると手紙を送ったことについては本当だそうで、ドラマでは乙女(寺島しのぶ)が本心で書いてないと見抜いてましたが、実際はこの時点では本心だったと思います。龍馬の考えに大きな影響を与えた人物は再来週に登場するようですが、どう出るのか気になります。
 黒船について幕府が諸藩に意見を求めた際に土佐でも藩主の山内豊信(近藤正臣)が吉田東洋(田中泯)の意見を採用し登用しました。武市半平太(大森南朋)の意見も豊信の目にとまりましたが、こちらは豊信から直接声をかけられていません。このあたりが上士と下士の差なんでしょうか?しかも、半平太にとってはここから運命を大きく左右されることになります。それにしても山内豊信と吉田東洋は白髪が多くて年をとっているように扱われていますが、1853年当時だと山内豊信は26歳だし、吉田東洋も37歳なので、演じている二人が年配なのは仕方ないにしても設定上おかしいのではないでしょうか。
 龍馬と佐那の恋の行方が気になりますが、佐那の兄・重太郎(渡辺いっけい)が妙に二人を結び付けようとしているのは笑えましたが、龍馬が道場から去ったことでどうなるのでしょうか?

 江戸に着いた龍馬(福山雅治)は千葉道場に入門しましたが、千葉定吉(里見浩太朗)の娘・佐那(貫地谷しほり)に打ち負かされてしまいます。北辰一刀流については私は「新選組!」の時に初めて知ったためよく知らないのですが、ドラマのように女性や子供向けの剣道を教えていたのでしょうか?貫地谷しほりさんは大河ドラマは「風林火山」以来ですが、ミツと違って佐那は感情をあまり変えない役でこれもいいですね。
 龍馬が溝渕広之丞(ピエール瀧)に飯屋に連れられたときに桂小五郎(谷原章介)に出会って、桂は海外のことを話したうえで女にうつつを抜かしている場合じゃないと言ってましたが、桂の顔に書かれたヒゲの落書きは実は志乃(及川奈央)との遊びに負けたためというのは笑えました。さすがにNHKだと及川奈央さんの露出はこれが精一杯のようです。
 江戸に行った龍馬に対して、土佐に残った半平太(大森南朋)は剣術と学問の両方を道場で教えだしましたが、弥太郎(香川照之)にもあせりを指摘されて動揺を示していましたね。その弥太郎も塾を開くもののいい子供が来なくてがっかりしてたところに加尾(広末涼子)が入門に来ましたが、なぜ弥太郎を選んだのでしょうか?
 黒船がついにやってきましたが、龍馬はどう行動するでしょうか?龍馬とぶつかりあったことで佐那に違う感情が芽生えたようで、二人の行方も気になります。

 龍馬(福山雅治)の江戸行きに便乗して偽手形を作ってまでついていこうとする弥太郎(香川照之)ですが、讃岐の関所で偽物とばれたときには自分は龍馬とはかかわりがないと言って龍馬をまきこむのを避けました。本当に龍馬が嫌いであれば、龍馬を巻き込んでもいいのでしょうが、精一杯の友情を示したといったところでしょうか。
 加尾(広末涼子)は龍馬の想いを断ち切れずに縁談を断ってしまいますが、この時点では兄の収二郎(宮迫博之)は二人の関係に気づいていないようです。二人の関係に気づいたときに収二郎がどういう行動をとるかは気になります。本来ならばヒロインはもっと目立つものなのですが、龍馬に関しては時期によってヒロインが変わるためどうも感情移入がしづらいですね。
 いまのところは弥太郎や武市半平太(大森南朋)のキャラが龍馬より強いため、あまり龍馬のキャラが目立たなく見えがちですが、江戸で何か変化が見られるでしょうか?次回は新たな人物が多く登場します。

 今回の話は龍馬(福山雅治)が江戸行きを父・八平(児玉清)に志願するところから始まりましたが、さすがにこの時は許さなかったものの、いろいろ話を聞いてるうちに江戸の千葉道場の紹介状を龍馬に渡すことで「アタックチャンス」をくれましたね。龍馬の江戸行きをめぐっては岩崎弥太郎(香川照之)や武市半平太(大森南朋)が動揺を見せていました。
 今回は特に書くことがないのですが、「龍馬伝」での重要人物の一人である武市半平太について少し触れたいと思います。半平太の祖母として智(菅井きん)が出ていましたが、わざわざ菅井きんさんを使わなくてもいいのではと思ってしまいました。半平太が冨(奥貫薫)と結婚した背景として、嘉永2年(1849年)に父と母を相次いで亡くしており、祖母の面倒を見るのが半平太しかいなかったため、それを心配した親族がその年のうちに結婚を進めたらしいです。ドラマを見終わった後で調べてみると意外なことが分かったりして面白いですね。
 いまいち「龍馬伝」にのめりこめてないのですが、もう少し見ないと福山さんのよさとかも分からないのかもしれません。

 P.S. 私が以前お世話になった「新選組!」のファンサイトがあって、掲示板やチャットだけでなく、オフ会にも参加させていただいて楽しんでいました。年数がたって活動がなくなって私も見なくなっていたのですが、最近になって管理人さんをはじめとして、なにやら人が戻りつつあるようです。あの頃のワクワク感が取り戻せればいいなと思っています。近いうちにもう一度おじゃましにいこうと思います。
 「新選組!」で根岸友山を演じていた奥村公延さんが先月亡くなられたとのことで、ご冥福をお祈りします。

 「新選組!」以降は大河ドラマを欠かさず見続け、「功名が辻」からは感想を書くようになりましたが、今年も「龍馬伝」を見続けたいと思います。
 「龍馬伝」は原作本のないオリジナル作品だそうで、オリジナル作品は2004年の「新選組!」以来となります。坂本龍馬が主人公の作品といえば司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」が有名ですが、大河ドラマでは1968年にすでに放送されています。そのため今回はオリジナルなのでしょうか?とはいえ、司馬氏の影響は少なからず出ると思います。ちなみに、1966年の「源義経」の原作は村上元三氏ですが、2005年の「義経」では資料提供として村上氏の名前が取り上げられています。
 ドラマの冒頭では明治15年に新聞記者の坂崎紫瀾(浜田学)が岩崎弥太郎(香川照之)に取材をし、坂本龍馬(福山雅治)について聞くというものでした。岩崎は龍馬のことが大嫌いだったと言いましたが、笑顔を見せたりしていましたので、二人の関係がどう扱われるかが楽しみです。ちなみに、新聞記者の坂崎紫瀾は実在の人物で、彼が新聞で龍馬を扱った「汗血千里駒」を連載したことによって、現代でも龍馬が知られるようになったと言えるわけで、彼の果たした役割は大きいですね。
 正直なところ、私は龍馬の前半生はあまりよく知らないので、ドラマのどこまでが史実なのか創作なのか分かりかねます。今回は「上士と下士」ということで、身分差別を取り上げていましたが、本当なのか大げさなのか謎です。少なくとも龍馬の母・幸(草刈民代)が龍馬を助けようとして、それが元で病が悪化して亡くなるというのは創作のようですが・・・。どこの藩でもこういう身分制度があったのか分かりませんが、土佐の場合は関が原以降に移封してきた山内氏の家臣の流れの上士と、それ以外特に旧長宗我部氏の家臣の流れの下士という構図なので、根が深そうです。まるで、インドのカースト制度なみですね。
 それにしても、子役と大人の役はあまり似ていないことが結構多いのですが(昨年の「天地人」だと、上杉景勝役の北村一輝さんと子役の溝口琢矢さんなど)、龍馬の子役(濱田龍臣)は髪型とかが福山さんに似ていて可愛かったですね。
 子どもの頃のつらい経験もあって今の龍馬は上士にも低く出てしまうのもやむを得ないところですが、一方で先のことも考え始めているようです。

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