|
雲洞庵で修行している与六(加藤清史郎)と喜平次(溝口琢矢)の様子が気になる仙桃院(高島礼子)と惣右衛門(高嶋政伸)はそれぞれの様子を北高全祝(加藤武)に聞きますが、すぐ結果を求める親に全祝はうんざりしています。途中で深沢利重(鈴木正幸)と惣右衛門らが雲洞庵にやってきて火縄銃を子どもたちに見せたりやらせたりするシーンがあって、子どもに鉄砲を教えても意味ないだろうと思っていたのですが、惣右衛門らを与六や喜平次らに会わせるためにあえてやらせたのかなと思いました。
気になる与六の様子ですが、一番年下のためか他の子どもたちから仲間はずれにされたり、頑なになったりするためケンカもよくおこしていました。一方、喜平次も子どもたちと一緒に遊ぼうとせずひとりぼっちになっています。そんな喜平次でも与六のことはかなり気にかかるようで、親と離れ離れになって寂しい与六に声をかけるものの、うまくコミュニケーションがとれません。
与六は又五郎(柴崎洸守)とケンカし物を壊したため罰として冬の森へ行き薪を取りに行かされます。又五郎は足を滑らせて怪我をして何もとれなかったのに対し、与六は自力で薪を取ることができたのですが、寒さやケガも意地を張って我慢したために全祝の怒りを買い、食事抜きにされてしまいました。喜平次が声をかけるも、喜平次にはこんな暮らしは嫌だ、喜平次の家来になりたくないと言い去っていったため、喜平次も与六におにぎりを渡せませんでした。
ある日の夜、与六がいないことに喜平次が気づきます。喜平次は全祝に報告しどうすればいいか聞くのですが、全祝は自分の家臣だから自分で決めるようにいい、そして自分の思うことをしっかり伝えろと言ったら、喜平次はその場を去りました。与六は吹雪の中自分の家に帰ろうとしますが、5歳じゃ普通は無理じゃないかと思います。家に帰った与六をお藤(田中美佐子)は一回は中に入れるも、雲洞庵から逃げたことを聞くや家から追い出しました。そこに喜平次が追いつき歩けない与六をおんぶし、去り際に喜平次とお藤の目が合い喜平次が軽く会釈していくシーンはよかったです。そして、喜平次が与六に一緒にいてくれ、自分は人とは話ができないけど与六となら何でもしゃべれると言ったあたりでお互いの気持ちが通じ、感情を見せない喜平次にも笑顔が見えたのでした。
それからいきなり1573年を迎え、ついに14歳の兼続(妻夫木聡)が登場するのですが、間が開きすぎじゃないかと思いました。もう少し子役同士でその後の寺でのやり取りなんかも見せてほしかったです。兼続と泉沢久秀(東幹久)が川中島の妻女山で武田の情勢を探っていましたが、そこに高坂弾正(大出俊)が姿を見せたので、顔を見るために行列の横で頭を下げたのですが、通り過ぎた後に武田の軍勢に追いかけられた二人は矢を放たれたりして危ない目にあうも無事に帰ることができました。この頃、武田は織田信長(吉川晃司)との戦いのさなかのはずなので、兼続は何かを感じたようです。実はこのとき武田家ではある重大なことが起きていたのです。それは次回のお楽しみです。
次回は兼続にとって欠かせぬことのできない人物が登場します。
|