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御館の乱については私はあまり詳しくは知りませんし、今回の話に出た桑取については史実なのかは全く分かりませんので、ここではあくまでもドラマの話に基づいて感想を書くことにします。
兼続(妻夫木聡)の父・惣右衛門(高嶋政伸)から春日山城の兵糧が尽きかけていることを知らされるわけですが、城内の金や兵糧のことを一番把握しているはずの惣右衛門が兵糧の見通しが立てられなかったというのは不思議ではあります。本来籠城戦に備えて城内に兵糧を多く蓄えるのが筋ではありますが、春日山城は山城のため平時は蓄えておくのは得策ではありませんし、武田家などの外敵と戦うときは直江津の港や街道から運ぶのが効率がいいと思われます。今回は上杉家の内乱のためお互い手の内というか地理を知り尽くしているわけで、景虎(玉山鉄二)側に街道を押さえられたため兵糧不足に陥っています。
兵糧がつきかけている状態で景勝(北村一輝)側は城からうってでることを主張する武将が多く出ますが、兼続は桑取村を頼ることを思いつき一人で向かうことになりました。一人で行くことを無謀と言う直江信綱(山下真司)にお船(常盤貴子)が兼続のことをほめたため、さすがに信綱は激怒してしまいます。その日の夜、寝所で待つお船でしたが、信綱はお船のもとには行かず、涙して待つお船はつらいものを感じました。お船よりもつらかったのが外で待っていたかよ(あき竹城)で、足をしびらせていたのには笑えました。
兼続が桑取に向かう途中で老婆トメ(草笛光子)が足を痛めていたのを見かけて手当てをしますが、桑取に行くのをトメに止められても行くことを告げると刀をトメに預けています。桑取の兵に捕らえられて長の斎京三郎右衛門(高杉亘)を説得しますが、本人よりも他の兵にののしられたりと難航します。しかも景虎方も接触していて金を送られていたため、何も持ってこなかった兼続は余計厳しいです。それでいて兼続は武士の誇りはないのかといったりしていましたので、周りは怒り殴る蹴るの被害を受け外に放り出される有様です。意外と兼続は毒舌のようにも見えますし、短気にも見えたりします。しかもトメに刀を預けなければ誰か斬っていたのではと思ってしまいます。過去の失敗があったのでわざと預けたのかもしれません。トメは実は斎京三郎右衛門の母であり、兼続が刀を預けて来たことを三郎右衛門に言い桑取は景勝の味方になりました。
景虎は北条家の援軍の目的が越後を狙うことに気づいていたものの、それを利用することにします。実家のことを信頼しなくても、その力は使うしかないようです。最後のほうでは景勝たちの故郷上田庄を狙うなどかなり怖くなってきました。
武田勝頼(市川笑也)も越後へ兵を向けようとしますが、高坂弾正(大出俊)は少しでも味方がほしいため上杉と手を組むように言っても言うことを聞きません。肩を落とし廊下を歩いている高坂弾正に声をかけたのが菊姫(比嘉愛未)でした。彼女は勝頼の行動に対して批判的な見方をしているようです。気づいている方も多いと思いますが、「天地人」の脚本を担当している小松江里子さんは2年前のNHK朝ドラ「どんど晴れ」の脚本をしていたため、「どんど晴れ」の出演者が結構見られます。主なところでは東幹久さん(泉沢久秀)、鈴木正幸さん(深沢利重)、あき竹城さん(かよ)、草笛光子さん(トメ)、山本圭さん(吉江宗信)、語りを担当している宮本信子さんもそうです。今後も中尾彬さん(毛利輝元)、石原良純さん(福島正則)が登場予定です。そして、今回「どんど晴れ」ヒロインの比嘉愛未さんがついに登場しました。男勝りの格好で弓の練習をして登場したのが意外でした。「どんど晴れ」の夏美とは雰囲気が違うようで、「コード・ブルー」の冴島はるかにやや近いかもしれません(このドラマはほとんど見ていないのではっきり言えませんが)。今後、菊姫を比嘉さんがどう演じてくれるかが楽しみです。そして、今後「どんど晴れ」の出演者が追加で出ることがあるかにも注目したいです。私の中では「どんど晴れ」のイメージが強く残っていて、いまだに頭の中で小田和正さんの「ダイジョウブ」が流れるくらいの重症です。
上杉と武田が急接近するようでどうなるか注目です。
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