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赤坂の旧グランドプリンスホテル本館の解体作業が話題となったが、残すことに決まっていた旧館の移動が行われた。
東京都の有形文化財に指定されている歴史的建造物で、(旧李王家・東京邸)曳家工法で移動させ、地下工事が完了した後、元に戻される予定だ。
曳家とは、建築物をそのままの状態で移動する工法で、建物を解体せず動かすので大掛かりな仕事となる。44メートル移動させるという。
約5000トンあるといわれる旧館をジャッキで持ち上げ、18列敷いた鉄製のレールの上に移動台車95台に乗せて、南東方向に移動させる。
分速3.5センチの慎重な作業を繰り返し8日間掛けて動かす。趣のある旧館は、結婚披露宴やイベントの会場となって利用されていたが、また新たになった建物と共に、お目見えする日も近い。
現代は、鉄製のレールを敷き詰め移設させているが、私の子供時代に見た曳家は、太い丸太の上に置き、ロープを掛けて大勢で引っ張っていた。
昭和30年代では、結構頻繁に見られた風景であった。今考えると庭が広くあり、そこにもう一軒家を建てるために動かしたようだ。
子息の家を新築するにあたって、母屋を少し端に寄せてスペースを確保しようとしたのかもしれない。大きな敷地を持つ家でよく行われていた。
さらにさかのぼれば、ピラミッドなどを作った時代に、思い石を運ぶ手段として、テコとコロを使う方法が原点ではないかとされる。
東京では、広い敷地を保有する家も少なくなったので、近年は見かけない。
味のある建物が、ますます減ってしまうのだろうか。
2013・11・13

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