古村一雄の雑記帳

本音の議論をしない議会はいりません

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このたび、六ケ所村長選挙に立候補いたしました遠藤順子でございます。
私の第一声のために、六ケ所村内だけでなく、青森県内外から多数の皆さまにお集まりいただきましたことに心より御礼申し上げます。

私がこのたび六ケ所村長選挙に立候補する決意を致しました理由は、現職の無投票当選になってしまえば、まるで六ケ所村に「核燃サイクル反対の声は存在しない」というような状況がつくられてしまうと考えたからです。

歴史的に見ましても現実的にも、核燃サイクル・再処理の危険性を危惧する人々は常に日本全国に存在いたしておりますし、かつては六ヶ所村内にも多数おられました。

しかしながら、現在の六ヶ所村の状況を見ますと、なかなか声に出して「核燃反対」と言いにくい状況であると思います。ですから、六ケ所村内にも「核燃サイクル再処理に反対という声は確実に存在する」ということを日本全国に伝え続けなくてはならないと私は思いました。

実際、立候補を決意しましてから、私は何度も六ケ所村に入りまして、街宣をしたり、あるいは村の行事に参加させていただいたり、村内をあちらこちら見させていただきました。

そうして、この六ケ所村の開発のために居住地や畑を売って移住された方々のこと、あるいは土地を売らずに一人で開発地区に残り、信念を貫いて生き抜いていった方とそれを引き継ぐ方たちのこと、さらには寺下力三郎元村長が残された言葉などを知るようになりました。

このような中で、ますます私が立候補するということの本当の意味と意義、役割の重さを改めて再認識しているところでございます。

皆さんは、六ケ所村の30年後あるいは50年後を想像できますか?
広島・長崎に落とされた原爆を作ったアメリカのハンフォード核施設の現在の姿を見たことがありますか。
9基の原子炉と5つの再処理施設があったハンフォードの核施設群を廃炉にすることが決まったのが1989年です。

2090年までのおよそ100年計画でその総予算12兆円、年間予算額2000〜3000億円。現在も廃炉作業が続いています。
しかし、それは、除染した核施設を爆破してただ土をかけて地中に埋めるという 何一つ生み出されるもののない被ばく作業です。
草一本生えない 見るも無残な見棄てられた広大な土地が広がっています。

再処理を開始すれば、六ケ所村もやがて見棄てなければならない土地になってしまうのです。
福島原発事故によって生じた広大な棄てられた町とフレコンバックの山を見てもなお、人の住めない土地をもうひとつ日本国内に作るつもりでしょうか。

政府も官僚も核産業の側も、その末路を知っていて、そ知らぬ顔で全てを六ケ所村に押し付けようとしています。
今ならまだ間に合う。再処理が本格稼働する前の今しかもう間に合わないのです。

六ケ所村は国策に翻弄され続けた村です。
六ケ所村民は、国の核燃サイクル政策への貢献者でもあり、かつ犠牲者でもあります。
かつて寺下力三郎元村長は言いました。「開発によって強いものはより富み、弱いものはより苦しんだ」まさにその言葉が今の六ヶ所村を象徴していると思います。

覚書を盾にとって、ハッタリと脅しで「再処理推進」へと邁進する青森県。し
かし、「再処理する」という名目で持ち込まれた核のゴミは、24度も本格稼働
が延期されているうちに、今や満杯状態です。

六ヶ所村民こそが板挟みに合い、翻弄され振り回され続けてきた犠牲者です。現在、六ヶ所村が青森県内で最も自殺率が高く、貧富の差が大きいことは、この巨大開発に端を発し、現在に影響を及ぼしていると言わざるを得ません。

福島原発事故以降、ますます「放射能安全論」が流布されていますが、それは
ひとえに核産業を守るためであり、人々の健康問題、つまりは命の問題などは蔑にされていると私は思います。

今こそ、日本のすべての方々に六ケ所村の抱える問題を自分自身の問題としてきちんと考えていただきたい。
そして、脅しと恫喝による再処理推進ではなく、本当の豊かさ、本当の人間らしさとは何かを見つめ、命を大切にすることを取り戻さなくてはなりません。

未来のずっと先を生きていく私たちの子孫のために この土地、空、海を守るために、今を生きる私たちが勇気をもって「核の廃絶」を選択しなければならない。そう思っています。

私は、放射能は生命と相いれない、また、それ故に、「第一次産業や観光」と「核燃サイクル・再処理」は両立しないことを医師として強く訴えて参りたいと思います。
また、命を大事にするために、貧富の差を軽減し、自殺予防のための精神科医による相談窓口の設置や「医療を守る条例」の制定を行います。

さらには、女性の声を村政に届ける仕組みを作り、パワハラやセクハラを社会から無くし、全ての村民が、この六ケ所村で希望と誇りを持って生きていけるような美しい自然と命を宝物に位置付けた村づくりを行って参ります。

5日間という短い期間ではありますが、全力で駆け抜けます。どうか皆さまの益々のお力添えを賜りますよう心よりお願いを申し上げまして、私、遠藤順子のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

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管理不可能な放射性廃棄物を大量に生み出す再処理施設は後続世代にツケを残します。原発関連施設は不要です。再生可能なエネルギーこそ発展させるべきです。遠藤順子先生のご奮闘を応援します。

2018/6/21(木) 午前 10:28 [ 定年研究者のランダムメモ ] 返信する

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