|
昨日は全国高校軟式野球大会の今年の準決勝、延長につぐ延長で3回の再試合・50回までもつれ込んだ死闘、中京(東海代表)対 崇徳(西中国代表)について書きました。
そこまで戦い抜いた選手のみなさんのがんばりについては、本当にすごいと私は思うし、尊敬もしています。
しかし、世の中ほそう単純なものではなく、同じ出来事についても正反対の考えを持つ人もいらっしゃるようです。
たとえば、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹氏さんはこうおっしゃっています。
31日夜の彼(彼女?)のブログです。
軟式高校野球の準決勝。四日間に渡る延長50回は残念・残酷
ひど過ぎます!!
しかも勝った岐阜・中京高校は試合の後すぐに決勝戦のダブルヘッダー!!
さらに中京の松井投手 4試合連続75イニング3分の2 約1000球も投げきったのです!
尾木ママ 高野連に大いに不信感抱きました!
こんなバカな試合やらせるとは教育機関なのかどうか
残酷ショーさせた高野連に緊急見解を求めます」
以上がそのブログ記事です。
言いたいことは分かるのですが、表現がいかにも稚拙で、感情的すぎると私などは感じるのですが。
まあ「お前が言うな!」ではあるんですけどね。(苦笑)
残念なのは、せっかくの高校球児のがんばりを「残酷ショー」と切り捨てたこと。
これは炎上するだろうなと思ったら、案の定ツィッターやブログが火だるま状態に。
表現は考えないといけませんね。
はい、私もですね、すいません…
書き方はさておき、尾木さんの考え方には共鳴できるところもあります。
つまり、「確かに50イニング闘ったことはすごいけど、運営がもっと球児の体調や安全に留意すべきでは?中休みをとらせるとか、いろいろあるでしょ。」と言うことです。
中休みをしたとしても50回までがんばった事実は変わらないはずだし、むしろきちんとした決着になったはず。
このままだと、ただの体力勝負での決着ですから。
また、別の方もこのように書いていらっしゃいます。
軟式野球の投手がプロ野球に来ることはないので、世の中ではあまり問題視されず、相変わらず「美談」と見なす向きも多いようです。
しかし、ひとりのピッチャーが1週間で1000球近くを投げる状況は、やはり常軌を逸してます。
投手が腕を振る回数は硬式でも軟式でも同じです。
いくら軟式ボールのほうが軽いといっても、下手をしたら彼らは腕に一生残る障害を抱えることになったかもしれません。
寄稿したのは、フリーのライターである松谷創一郎氏です。
彼は選手の将来と体調の両方を考えた場合、やはり将来に残る傷を残すべきではないとお考えのようでした。
ここで私にひとつの出来事を述べさせてください。
みなさんは、愛媛・済美高校の安楽智大投手を覚えていらっしゃいますか?
2013年春のセンバツ大会で、決勝までの5試合で772球を投げ、甲子園への出場を決めたあの選手です。
結局夏の甲子園の試合中に肩が故障し、出場するも2回戦敗退。
その秋には再度肩の故障を起こしてしまい、治療に半年がかかることになってしまいました。
それ以降、彼の活躍を耳にすることはありません。
そして、1回戦を突破した直後に済美高校の上甲正典監督がインタビューで球数について聞かれたんですよ。
休ませるべきではないかと。
監督はそれに対してこう答えられました。
「それは日本の伝統ある高校野球にはそぐわない。
肉体の限界を精神力で乗り越える。
武士道精神のような厳しさもまた高校野球だと思います。」と。
この答えを聞いて、私はぞっとしました。
こんなの、指導者でもなんでもない。
たとえその指導の底に愛情や励ましがあったにせよ、生徒の人生を台無しにするかもしれない選択は指導者がするべきではありません。
このことを私は確信しています。
これも私が高校野球をあまり見たくない理由の一つです。
選手一人一人は純粋であっても、学校も監督も保護者も、メディアでさえも、損得で動いてしまうことがある。
それさえなければ、たとえばプロに行けるとか10年に一人の逸材だとか騒ぎ立てたりしなければ、もっと面白く高校野球が見られるのにな、と。
今のクラブ指導者は「勝つためなら何でもやる。生徒の使い捨てなんて何とも思わない。」という主義の方ほど勝利を手にしているように感じます。
学校の上層部のなかにも、勝つことを至上命令にしている悲しい人たちもいるとか。
そんなチームが勝つなんて、なにか間違っているとは思いませんか?
教育におけるクラブ活動がいかなるものかを、今一度考えていただきたいものだと心から思いますね。
scole377@ybb.ne.jp 質問メールはこちらから
でも、私がまじめな内容を描いても、あんまり似合わないですねぇ。(苦笑)
|

>
- Yahoo!サービス
>
- Yahoo!ブログ
>
- 練習用


