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古代からの挑戦

 イギリスのサイトで「Medieval manuscripts blog」というサイトがあります。
実はこれ、大英帝国博物館関係のブログですね。
ここで、読者に対するとある謎解きの依頼が掲載されました。


「1825年にイギリスで発見された、13世紀にドイツで製作されたとみられる長さ約96センチ、重量1.2キロの両刃の剣。
剣の片面に金色の文字が刻まれている。

+NDXOXCHWDRGHDXORVI+

長年調べたが解読できず、ネットに公開し情報を求めることにした」

イメージ 1

イメージ 2

 というものです。
とある剣に彫られた文字の意味を解読してほしいと。
私は歴史オタク(それも裏歴史オタク)なので、こういう話には目がないんですよ。
すでにこの記事に対してさまざまな書き込みが世界中から寄せられていますが、学者たちを納得させられるようなコメントはいまだに出ていないようです。
塾を休みにして、2日間くらい考えてみるか?
おお、そういえばもうすぐお盆休みが3日あるじゃん!

 もう少し詳しい情報がほしいところですねー。
これが騎士の持っていたものならば、家訓か家名でしょう。
そうではなくって魔術師などの儀式に使われていたなら、おそらく呪文の一部が書かれていたはず。
この時代のドイツならカバラ数秘術のものだろうし、それならこの文字は数字に置き換えるべきでしょう。

……そこのあなた

 今、私のことを「まーた、こむりんがあやしいことを言いだしたよー。」とか思いましたね? 
でも、それは間違いですよ。
当時のヨーロッパは運命さえも計算で割り出せるという数秘術が常識であり、その数秘術を生み出したのはだれあろうピタゴラスだといわれてるんですよ。
そう、三平方の定理を見つけだしたあのおっさんですね。
そのピタゴラス数秘術に魔術理論を組み込んだのが、ユダヤ教の教義に基づいた神秘主義思想者たちである「カバラ」なんですよ。

 当時の世界はこの数秘術が常識になっていて、現在小学生たちが勉強している「算数」も、実は中国で編み出された数秘術だったんですよ。
「算」が運命を計算する方法で、「数」が寿命を計算する方法だったんです。
古くは前漢時代の書物「漢書律暦志」に「算数」の文字が掲載されており、掛け算についての記述書のようでした。
ね?やっぱり当時は常識だったことがわかるでしょ?

 この重さも曲者ですね。
この両刃剣(バスタードソード)は、2メートル以上・3キログラム前後が普通のサイズです。
ところがこの剣はその約半分。
これじゃあ、闘いにむいてないんですよね。
ところがこのサイズなら、ちょうどイギリス王家が叙勲式に使用する聖剣と同じくらいなんですよ。
1メートル前後というのは儀式によくつかわれている剣の長さで、草薙剣(天叢雲剣)も記録によれば86センチ。
ね?やっぱり儀式用と考えた方が無理がないでしょ?

 とまあ、この程度は誰でも思いつくでしょうから、また時間ができたらいろいろ考えてみたいと思います。
ドイツゲルマン人に剣の打ち方を教えたゴート人の文字かもしれないし。
久しぶりに中央図書館に行って、書物を調べてみようかな?

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