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初芝立命館中学校・高等学校さんは、大阪府南部にある6年一貫大学付属中学校です。
立命館大学さんの付属校となられたのが平成21年。
まだ10年たってないんですね。
しかし、すでに過去とは比べ物にならないほどの受験者数(およそ千名)と偏差値レベルを誇るようになってきました。
去年までは、ですが。
今年の中学入学生はセレクトアカデメイアコースだけが定員を充足したのみで、アドバンスト立命館コースにいたっては定員の半分しか入学していないんです。
これは結構問題だと私は判断しています。
なぜなら、関西四大学の付属校になった高校はすべて増加の一途をたどり、生徒さんの偏差値も次第に上がってくるのが一般的だからです。
にもかかわらず、受験生が減少している(昨年度が千名を超える受験生であったのが、今年は900名を超える程度)のには2つの理由があると私は見ています。
ひとつは、進学率がよくないこと。
これも関西四大学の付属校では一般的なことなのですが、エスカレーターコースの場合は80%以上の内部進学率があるのが常識だと思うんです。
つまり、中学校から高い授業料を払っているのだから、ちゃんと教育してもらって付属の大学に入学できるくらいの学力はつけてほしいと思うのが、ご父兄の当然の感想だからです。
しかし、こちらさんの立命館内部進学率は46%。
つまり、2人に1人以上が立命館大学以外の進路を選ばないといけないわけです。
これでは、付属校とは呼べないでしょう。
さらに、アドバンスト立命館コースでは難関国公立大学を目指すとうたっておられるのですから、合格者が高知大学だけという実績では、入学者が減っても当たり前だと思います。
もうひとつは、きちんとした情報が説明されていないこと。
今日の説明会では、立命館への入学率が46%であることについて、「立命館にない学部を志望選択した場合は他大学を受験する。」とおっしゃっていましたが、そんなコースを受験したい人が半分以上もこちらさんに入学するはずがないですからね。
私たち塾関係者としては、言い訳にしか聞こえないわけです。
さらに、「立命館の内部進学権を持ったまま他大学の受験はできるのか?」という質問が出て初めて、「他大学を受験する場合は、内部進学権を失う。」と説明し始めるのですから、さらに信頼度が下がると。
このように、きちんとした情報を説明できていない学校さんに対しては、受験生の親御さんたちは、併願校とするならともかく専願受験をしようとは思わないはずなんです。
立命館大学には根強い人気があり、子供を絶対に入学させたいというご家庭も少なくないと聞いています。
そういう方が全日程受験されたりもするのでしょうけど、入学者さんのレベルを下げたくないのでしょう、合格率は非常に低いんです。
それなのに、下のコースへの回し合格者の数が驚くほど多いのは、生徒数が減少しては困るという学校さんの意図が透けて見えているようだと思うのは私だけでしょうか?
一番信頼度が薄い情報が、「きらめき入試」という制度です。
これは事前に「きらめき相談(生徒個人の評価)」をう受けて「出願資格確認申請書」提出後、保護者同伴面談を経て出願資格を認められた方が出願し受験できる制度だということです。
第一条件が「小学校の通知表成績が本稿の定める学力水準を満たしている」こと。
しかし、今日の説明会ではきちんとしたクリア基準は説明されませんでした。
第二条件が「学校の成績以外の分野(学術・文化・芸術・スポーツなど)で実績を有すること。
この「実績」という条件に、英検、数検、漢検などの資格が入っていることは当然でしょう。
しかし、「珠算や書道、ピアノの級」や、「塾などの学力テストや到達レベル」まで条件に入っているのはいかがなものかと。
これなら、いくらでも理由をつけて応募ができるからです。
もちろん、この第二条件に関しても説明会ではまったく具体的な条件説明はありませんでした。
きらめき入試の一次試験は作文と個人面接のみ。
一般試験後のきらめき入試二次試験は作文と国語・算数の確認テストのみ。
今年の立命館コースの入学者38名のうち、なんと14名がきらめき試験で合格されているんです。
毎日新聞さんではありませんが、「これでは受験の平等性が維持できているのか?」と考える人が受験を敬遠してもしかたがないとも思えるわけです。
きらめき入試の場合も、クリア基準をきちんと公表すること。
でない限りは、受験生は増えないと思うんですが…
さらに、内部の生徒さんと私たち外部の塾長に対する説明が微妙に違うこともわかっています。
今日の説明会で初芝立命館さんが立命館合格基準について説明した内容は、成績評定が5段階の3以上であることと、検定試験において60%以上の点数を取ることのみ。(それも口頭で説明したのみで、資料には記載されていません。)
しかし、内部生には「英検準2級以上が条件」とはっきりおっしゃっているようですね。
また、「他コースから立命館コースには転コースができない。」とも内部生にはおっしゃっているようですが、今日の説明会では「高校1年から2年にかけての転コースで、セレクトアカデメイアコースから立命館コースへ10名がコース変更できました。」とはっきりとおっしゃっていました。(資料にも記載されています。)
この辺りは、うそではなく説明不足なのだろうと私は判断しているのですが、それでも説明責任を果たしているとはいいがたいでしょう。
この辺りが、例の「卒業式コサージュ事件」につながってくるのではないかと。
説明不足によるご父兄の不満ですね。
立命館大学さんは国際人を育て上げることについては関西随一だと私は思っていますし、その付属校が人気の出ないはずがない。
きちんとした情報公開と、進学実績の実現。
これをやらない限り、入学生の減少は止まらないでしょうね。
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高校にはセレクトアカデメイアコースは存在しませんよ。
中学にはありますが、高校にあるのはグローバルコースです。
「高校1年から2年にかけての転コースで、セレクトアカデメイアコースから立命館コースへ10名がコース変更できました。」と資料にあるならおかしいですね。
中学1年から中学2年の転コースで人数は知りませが多数 立命館コースにいかれました。
[ コサージュ ]
2016/5/26(木) 午後 10:58
> コサージュさん
教育よもやま話に書いた通り、高校部にはセレクトアカデメイアコースは書いてありません。
しかし、高校部の説明の時にその話をされたのですから、こちらとしては「中学アカデメイアコースの高校進学者が、高校で立命館コースに転科されたのだな。」と判断するしかないんです。
また、ブログには書かなかったのですが、合格者数についてもも回し合格の人数をはっきりおっしゃらなかったので、全部私が資料から計算しなおした数字なんです。
そのあたりも含めて、「発表している数字に信頼が持てない」と表現したわけです。
お分かりいただけたでしょうか?
[ こむりん先生 ]
2016/5/26(木) 午後 11:50
学校の説明がおかしかったのですね。
私はその説明会には参加しておりませんので内容を教えて頂け感謝しております。
中学セレクトアカデメイアコースは現中1・中2のみで(中3はグローバルコース)
まだ高校進学者は出ておりません。
立命館進学実績APUも含めてですがHPで94.6%となっております。
きらめき入試は、立命館守山のかがやき推薦のようなものかと思っておりますが
きらめきで入学される生徒さんがグッと増えてきていますね。
[ コサージュ ]
2016/5/27(金) 午前 0:23
> コサージュさん
おっしゃる通りです。
どうも説明と資料がちぐはぐで、理解と信頼が低くなってしまうんです。
初芝であった昔から生徒さんの面倒見のよい学校として頼りにしてきただけに、立命館への進学率やその条件だけにとらわれず、もっと広いニーズにこたえられるような学校さんになってほしいと思います。
[ こむりん先生 ]
2016/5/28(土) 午前 1:28
中学校のことについては知らなかったのでとてもありがたいです。
内部進学率が46%というのは驚きです。
学校側のホームページを見ても実態はよくわからないんですよね。
私は初芝立命館高校への進学を考えています。
立命館コースの方々は何%が立命館大学に進学したのでしょうか?
もしご存じでしたら教えてくださるとありがたいです。
[ ねこねこ ]
2017/3/21(火) 午後 9:18
> ねこねこさん
去年度は86%が進学されたと聞いています。
(9%は内部進学に無い学部へ外部入試)
ただし、希望学部に行けたかどうかは調査できていませんし、何より中学部Rコースの子たちの割合は未発表なんです。
また、これは未発表なんですが、中学部よりの推薦生に対して警告制度が設けられたようです。
高校3年間で警告を2回受けると、その場で立命館への推薦が取り消されるそうです。
どのような場合に注意を受け、どのような場合に警告となるかの基準はまだ内部のご父兄にもはっきりとは示されていません。
こういうことをしてい居ると、またコサージュ事件のようなPTA不信が起こると思うのですが…
[ こむりん先生 ]
2017/3/22(水) 午後 9:43