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このニュースを見たとき、はじめは意味が分からなかったのですが、その真の意図されたことが理解できたとき、「天皇陛下はすごい方だ!」と感動してしまいました。
ぶっちゃけ、日本国の象徴としての公務を果たしていくだけの方ではないかと思っていた私は、不敬罪で逮捕されても仕方がないなと思ったくらいです。
といっても「まーたこむりんの妄想話かよー。」と思われちゃうだけですから、順を追って説明していきましょう。
まずはそのニュースについてお読みください。
「天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を、宮内庁の関係者に示されていることがわかりました。
数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています」 (NHK7月13日午後7時)
まず、私がおや?と思ったのは発表された時期です。
なんで今なんだ?と。
この参議院選挙が終わったばかりの時に、狙いすましたように発表なされたのはなぜかと。
なぜなら、天皇陛下と皇后陛下の御体調について宮内庁から最後の発表がなされたのは平成25年のこと。
それ以降は、皇后陛下や皇太子妃殿下の御病状を伝えられることはあっても、陛下御自身の体調についてはかたくなに秘密が守られていたからです。
陛下の心臓バイパス御手術について宮内庁が発表したのが平成24年10月24日。
本当ならこの時点で「生前退位」についてお話になってもよろしかったはずなんですよ。
さらに、公務を減少していただいて体力の温存に備える旨が発表されたのが平成26年。
陛下が80歳を迎えられた年のことでした。
この時にも発表できるタイミングであったと思うんですよ。
皇太子妃殿下もご公務に復帰されつつあり、天皇の位を譲られる準備は整ったと。
それでもご自分の考えを周囲に漏らしたりはなさらなかった。
今年の新年一般参賀の時にもそういう話はお出しにはなりませんでした。
それが、参議院選挙が終わるとすぐにご意思を示されたと。
つまり、参議院選挙の結果が陛下の突然の意思表示の直接の原因であることは明白なわけです。
では、今回の選挙で何があったのか?
改選により改憲派が国会議員の3分の2を超え、憲法を変更できる場ができたことくらいですね。
そう考えれば、陛下の御意志はとても分かりやすくなりますね。
陛下は、改憲を良しとされていらっしゃらないということなのではないでしょうか?
日本国憲法第96条第1項には、『憲法の改正のためには、「各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする」』と明記されています。
憲法を改正するためには、国会における決議のみならず、国民への提案とその承認の手続を必要とされるわけです。
しかし、細かい規定は明記されていないため、日本国憲法の改正手続に関する法律が、平成成19年5月18日に法律第51号として制定されたわけです。
そこに書かれている条件は次の通り。
各院に憲法審査会を設置し、憲法改正原案について審査を行うが、公布後3年間憲法改正原案の発議は凍結する(附則1条、同4条)。 憲法改正原案は、衆議院100名以上、参議院50名以上の議員の賛成で国会に提出できる(国会法第68条の2)。 憲法改正原案の発議は内容において関連する事項ごとに区分して行う(個別発議の原則、国会法第68条の3)。
審査会の設置に関する条項は2007年8月の臨時国会召集とともに発効。
ただ、憲法審査会規程が衆議院では2009年6月に、参議院では2011年5月まで制定が遅れ、また両院とも委員の選任がされないなどの状態が続きましたが、2011年10月21日にやっと両院で憲法審査会が始動しました。
要約すると、改憲のためには審査会を設置しなければならず、設置するためには衆議院100名以上参議院50名以上の賛成を集めなければいけないと。
国会で。
では、国会の召集は誰が行うのでしょうか?
内閣が決定し、召集詔書の公布によって行われます。
天皇陛下が召集勅書を公布なさらない限り、改憲議決は決して行うことができないわけです。
今まで天皇陛下ご崩御により召集勅書がだせなかった時には国会はどうなっていたのか?
昭和天皇陛下がご崩御なさり、年号が平成になったときには、天皇の位を受ける儀式と年号制定の儀が住むまでは、国会とその活動については無期限延期となっていたんですよ。
生前退位も同じで、次の天皇陛下がきちんと決まるまでは、改憲審議はおろか、国会も開けないと。
これに関する緊急措置や例外措置はありません。
だからこそ平成になる時には、いそいで天皇の位を継いでいただいたわけですね。
こむずかしい話を並べたのでわからなくなった方もおられるでしょうから、簡単にまとめてみましょう。
どこかの首相「今から憲法を変える話し合いするわー。」
↓
天皇陛下「生前退位を行います。速やかに天皇の位を皇太子へと移してください。」
↓
どこかの首相「え?国会の召集は?」
↓
天皇陛下「皇太子が天皇に即位するまで、すべてに最優先して行うように。」
↓
どこかの首相「いつやるん?いつ終わるん?」
↓
宮内庁「十分な話し合いが必要です。」
とまあ、こういう感じで憲法改正の審議をいつでも止めることができると。
だからこそ、参議院選挙が終わったこの時点で「生前退位」について周囲に漏らされたのであろうと。
日本国憲法が発布された日、天皇陛下は日本国の統帥者から日本国の象徴におなりになりました。
しかし、そのことを失意のうちに受け入れたのではなく、新たな日本の礎として、自らが象徴としての公務を行われることにより、憲法を守ってこられたのです。
その憲法を改変するなど、やはりお認めにはなれなかったのでしょうね。
政府関係者についても、13日朝の時点では「陛下の御体調を考えると…」と述べていた首相が、お昼に宮内庁関係者を緊急で呼び出し、夜にはわざわざ同庁の山本信一郎次長に報道各社の取材に応じ、
「そうした事実は一切ない。陛下は憲法上のお立場から、皇室典範や皇室の制度に関する発言は差し控えてこられた」
と全否定させたんでしょうね。
ちなみに、NHKの発表を国の機関が全否定するのはめったにないこと。
それだけ今の内閣にとっては、「生前退位」が大打撃であることがうかがわれます。
「天皇陛下は改憲を良しとされず、ご自分の天皇の位をなげうってでも阻止しようとなさった。」と、私の目には映ったということなんですよ。
皆さんはどう思われますか?
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大筋で妥当なところかと思います。
最も強硬な改憲反対論者は天皇陛下ご自身だ
といふ私の確信も変わりません(≧◇≦)
[ yuri_anne003 ]
2016/7/15(金) 午後 10:50
安倍周辺の極右・暗バカ一味は
(天皇は政治に言及できないから)と勝手に思い込み、灯台下暗しの状態ですから、陛下の賢明な行動に頭を抱えているかもね。( *´艸`)
[ yuri_anne003 ]
2016/7/15(金) 午後 10:54
> yuri_anne003さん
どうやら政府は宮内庁を使って「生前退位はあり得ない」という風潮を作り出そうとしているようですね。
今までは「公務をできるだけ簡素化・省略して、陛下のご負担を少しでも減らして差し上げたい。」とおっしゃっていた官房長官でさえ、バン記者に「生前退位はあり得ない!」と強い口調で話しておられたそうですから。
かといって、陛下御自身が「改憲反対!」とは間違っても口になさることはできません。
なぜなら、「天皇は日本国の象徴」と定めた憲法に自ら異を唱える行動になるからです。
天皇は政治に口を出さず。
潔い御覚悟ではあるけれども、国民としては物足りないですねー。
[ こむりん先生 ]
2016/7/16(土) 午前 2:23