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この間の雨の日、ご近所のお庭に植えてあるアジサイの葉っぱに、カタツムリが付いているのを見かけました。
住居の建物近くに植えてあるアジサイでしたから、ズカズカ入っていって近くで見るわけにはいきませんでしたけど。
つのだせやりだせ〜♪と、目玉をつついてひっこめるところを見たかったです。
で、ふと気が付いたんですが、自宅近くでカタツムリなんて見たことないですね。
それどころか、そうとう田舎のほうに行かないと目にしなくなったような気がします。
これが害虫だというのならともかく、カタツムリはとくに害のない虫だし、ナメクジのほうがよほど草花にはよくないですから。
で、カタツムリがいないということは、それを食べるマイマイカブリやオサムシもいなくなる。
何より困るのは、日本のホタルの半分くらいがカタツムリを餌にしていることなんですよ。
当然その種類のホタルはいなくなっちゃうと。
こう考えると、話はカタツムリのことだけじゃなく、かなりの種類の虫たちがいなくなっているはずなんです。
実は同じようにミノムシも絶滅寸前なんですよ。
ミノムシについては数年前に書いたんですが、ミノムシの成虫であるオオミノガは、ヤドリバエというハエに寄生されて激減しているんです。
このヤドリバエ、実は外来種で、空港の近くからその持ち前の繁殖力で爆発的に日本中に広がり、21世紀に入った時にはほぼミノムシは見られなくなってしまいました。
小学生の時に、ちぎった色紙でミノムシにきれいなドレスを作らせたことが懐かしい…
でも、実は絶滅からよみがえった虫もいるんですよ。
残念ながら日本の話ではなく、海外のお話なんですけどね。
海外でよく絶滅しているのはナナフシ類。
ナナフシは動きが遅く、その擬態能力がなければすぐに狩りつくされてしまう虫なんです。
ところが、せっかく木に擬態しても、木でも虫でも食べるものにとっては関係ありません。
そう、ネズミですね。
彼らはたいていのものは食べてしまうため、擬態能力のある昆虫を絶滅させることが多いんですよ。
そうやっていなくなった虫にロードハウナナフシという虫がいました。
ロードハウ島では20世紀末に島のごみ問題からネズミが猛繁殖したことがあり、島民の疫病と何種類かの動植物の絶滅という被害をもたらしました。
それから10年以上もロードハウナナフシは確認されていなかったのですが、なんと数十キロ離れた絶海の孤島であるボールズ・ピラミッドという島で見つかったのです。
この島は海岸前がほとんどないだけではなく、島全体が切り立ったがけで、ロッククライミングをする人たちしか近寄らない島でした。
そういう人たちが、ナナフシを発見できるはずがありません。
なぜなら、ナナフシは夜行性だし、真夜中にロッククライミングをするような危ない人はほぼいないからです。
たまたま、島の生態系に興味を持った生物学者たちが決死の夜間調査を決行し、なんと生きたロードハウナナフシを24匹発見したのです。
そして発見した虫たちを各地に預けて繁殖させることを決めたのはオーストラリア政府でした。
1組はナナフシに詳しいシドニーの昆虫ブリーダーに、1組はメルボルン動物園に運ばれました。
昆虫ブリーダーに渡された2匹は2週間ほどで死んでしまったものの、メルボルン動物園に渡された「アダム」と「イブ」はPatrick Honan氏による懸命の努力によって産卵に成功!
2008年には700匹のナナフシと1万1376個の卵にまで増やすことができました。
ここに復活!(笑)
「木のロブスター」と呼ばれた彼らを復活させるのに7年。
日本のカタツムリやミノムシを再生しようとしたらもっとかかるかもしれませんね。
でも、やりがいも意味もあることだと思うんです。
どこかの研究所が、いや、もう高校の生物部でもいいから、復活プロジェクトをやってくれないかなー?
ホタルやアユは結構聞くんだけど、こういう地味な虫は…
だれか、やってみませんか?
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