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以前に私が廃墟ファンなのを書いたことを覚えていらっしゃると思います。
また、ピエリ守山という、滋賀県の商業施設が、現代の生きる廃墟となっている話もここに書きました。
(ピエリ守山、復活はしたものの、いまやまた虫の息だとか。)
今日は、あそこを超える生きる廃墟のお話です。
もったいぶっても仕方がないので、先にその商業施設の名前を言っておきましょう、
「LCワールド本巣」という、岐阜県本巣市にあるショッピングセンターです。
1992年に開業したときには『真正リオワールドショッピングセンター』と呼ばれていました。
開店当時の店舗数は107店舗、敷地面積は100,000m²、駐車場は6,400台分のスペースがあります。
大阪人の好きなたとえで言うと、「甲子園球場7個分」というところです。
それがなぜ閉店したのかいというと、簡単に言えば「集客力のなさ」ですね。
岐阜県本巣駅からバスで10分という手軽さや広い駐車場が人気となり、開店当時はかなりの人気があったようですね。
しかし、人気に陰りが出るのに5年もかかりませんでした。
その理由は、「魅力的な店舗がなかった」こと。
いくら建物がきれいで広くても、肝心の店舗や商品に魅力がなければ人は来てくれません。
次第に客足が遠のき、店舗も減り始め、ロジコムという不動産関係の会社に売却されたのが2011年のこと。
ロジコムは自社の資金を投入し、新施設と本館の建て増しを行いましたが、さらに店舗の減少が加速し、現在本館に残っているのはトミダヤ(スーパー)のみ。
そのトミダヤも実は玉ねぎの無人販売所が設置されているだけという、ピエリ守山以上の廃墟っぷり。
開いている入り口は1か所だけだし、玉ねぎの販売所まで薄暗い中を100メートル以上歩かないといけない。
そりゃ、誰も買いに来ないよね。
東のウェルネスモールに5店舗、西蒲に5店舗が残って営業を続けているものの、イエローハットやCOCO壱番館などの外食が中心で、いつ出ていくかもしれない現状です。
やはりここも、建物ばかり新しくっても、魅力のない場所はいずれ寂れることを示していますねー。
実は、このLCワールドの横にもっと恐ろしい廃墟があるんですよ。
その名をリバーサイドモールといい、LCワールドに隣接しているんです。
最初はアウトレットモールとして誕生しましたが、すぐに撤退。
その後、娯楽施設として再生し、一時期はプールに温泉、カラオケに大型映画館と、V字復活モールともてはやされたそうです。
しかし、結局うまくいったのは改築後の5年だけ、最初に儲けた分はすべて新施設に回してしまい、そのうえ外部の金融会社に融資まで受けたものだから、負債と利子が加速的に膨らみ、いまでは債権回収も売却もできない不良不動産と化しています。
こちらの施設の寂れ方はもっと悲惨だったそうですよ。
仕事のできない社員を徹底的にリストラしてなんとか経営を健全に保っていたそうですが、そういう体質を嫌った有能な職員が次第に退縮していき、残ったのは経験の少ない若者と逃げることもできない年寄りだけ。
毎日の業務にも支障が出始めたころ、今度は経営役員が一人二人とやめていったそうです。
あたかも沈む船をネズミが見捨てるがごとく、音を立てて逃げ出す職員たち。
結局債務者さえはっきりしない形で終焉を迎えたのは、当然というべきか不思議というべきか。
で、さらにその隣にLCワールドを作ったんですから、そりゃお客も来なくなるはずですよねー。
しかし、それがいい!
私のような廃墟ウォッチャーともなると、そういういわくがあればあるほど廃墟に輝きを感じるんですよ。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった施設が次第に勢いを亡くし、最後には一人もいなくなったきれいなままの施設。
現在のアメリカではこういうデッドモールと呼ばれる商業施設が増えていて、再生のしようもないそうです。
最後に、美しいリバーサイドモールの廃墟の映像をご覧ください。
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オマケです。
関西が誇る夢の国だった遊園地の現在をご覧ください。
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わたしの廃墟認識の基本は、
「人影がない。人の気配がしないくらい不気味」というに尽きるので、
ここは廃墟の資格十分といえますね(;´・ω・)
[ yuri_anne003 ]
2016/9/25(日) 午前 3:17
> yuri_anne003さん
でしょでしょ?
自分の足音が全館に響くみたいだと、訪れた方々には評判なんだそうですね。(笑)
[ こむりん先生 ]
2016/9/26(月) 午後 7:16