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 みなさんは、ランサムウェアというのをご存知でしょうか?
マルウェアの一種です。
つまり、コンピューターウィルスですね。
こいつに感染すると、意味不明の場面で暗証番号を要求され、自分のパソコンにもかかわらず、暗証番号解除をしてほしければ金を払えと命じてきます。
つまり、コンピューターの誘拐事件ですね。
言い換えれば、自分の持つデータを人質(デタ質?)に取られると。

 平成の初めにはロシアでのみ確認されていたこのプログラムが、近年いたるところで見受けられるようになってきました。
原因は「エロサイト」。
いわゆる、ウッフーン、アッハーン、が無料で見られるサイトのことですね。
この手のサイトを閲覧していると、知らない間にこのウィルスに侵されてしまいます。
で、「サイト登録が完了しました。続けて閲覧される前に、登録料を振り込んでください。」という表示が出ます。
消しても消しても出てくる。
だからパソコンが使えない。
防衛省のサイトが一時このウィルスに侵されてしまったことがあり、世間にばれないようにと、ホームページにアクセスできないようにしたことは有名な笑い話ですね。
防衛省のパソコンでエロサイト見るなよー。(笑)

 ランサムウェアはその進化形で、パソコンを起動させたらすぐにパスワード画面になり、ちゃんとしたパスを入力するか、解除料を払って消すかしかなくなるわけです。
当然ちゃんとしたパスなどなく、お金を払うしか方法はないと。
まあ、見たほうが早いので、どんなものかをご覧ください。


ね?
恐ろしいでしょ?
防ぐ方法は簡単で、怪しいメールは開かない、意味不明のZIPファイルは解凍しない。
たったそれだけで、ほとんどのランサムウェアを防ぐことができます。
現在ではほとんどのウィルス対策ソフト(無料のマイクロソフトディフェンダーも含む)でこのウィルスへの対応はできていますが、日々進歩を遂げるパソコンの世界では、ウィルスもすごいスピードで進化を遂げます。
事前に発見できない場合もあるかも?
油断せず、ご自分でも怪しいメールには気を付けてくださいね。

 一番被害が大きかったのは去年の11月に起こった事件です。
米国サンフランシスコ市の交通当局内のコンピュータ900台ががランサムウェアに感染して、金銭関連システムに支障が出てしまいました。
市営鉄道などの安全運行には影響がほとんどなかったんですが、一部報道によれば券売機などで攻撃者のメッセージが表示されるなどのトラブルに見舞われたそうです。
デジタル表示の券売機からいきなり「金を払え!」の指示が。
そりゃ払うでしょ、券売機なんだから。(笑)
乗車料金が無料にされてしまった交通機関もあるようで、この攻撃を解除したければ7万3000ドル払え!と言う要求が全システムで表示されたそうです。
復旧には一週間かかり、今に至るまで犯人は見つかっていません。

 ま、怪しいサイトを見たり、怪しいメールを開いたりしない限りは大丈夫だと思います。
でも、もし感染してしまったら、まずは警察へ。
言いたくない事情もあるだろうけれど、内緒にしようとすればするほど事態は悪化します。
サッサと行っておけば、内緒で処理できることも多いですから、まずは警察へ行きましょうね。

愚者の選択

 トランプ氏は、就任以降、様々な大統領令に署名を行いました。
大統領令とは、アメリカの大統領が議会の承認や立法を経ずして、連邦政府や軍に発令する命令のことです。
当然その行為は民主主義から最も遠い行為であり、多用すれば法治国家の根底を揺るがす事態にもつながりかねないのです。
にもかかわらず、就任以来トランプ氏はすでにこれだけの大統領令に署名を行いました。

1、オバマケア撤廃
 オバマ大統領がずっと進めていた医療保険の制度改革を完全に廃止するという大統領令です。
今までの大統領が、前大統領の政策を議会の承認抜きで廃止したことはただの一度もありません。
どこが悪いかを話し合って、次の政策が決まってから古い政策を廃止するのが当たり前だからです。
しかし、トランプ氏はとにかくオバマケアを廃止したいと就任当日に最初の大統領令として署名しました。

 15%の国民が無保険で暮らしていたアメリカ社会で、国民すべてに健康保険制度をもたらしたのがオバマケアでした。
しかし、当然保険料は高騰してしまいました。
見直すべきは高すぎるアメリカでの医療費であって、保険制度が悪かったわけではありません。
ここを見直さずにまずオバマケアを廃止したのですから、医者にかかれず死んでいく国民がまた増え始めるということになりますね。

2、TPP(環太平洋連携協定)からの正式離脱
 これも議会の承認を経ることなく、トランプ氏のツルの一声で完全離脱が決定しました。
これについては、判断だけは正しいと私などは思うのですが、問題となるのは「この協定はアメリカが言い出したものである」ということです。
大統領が変わったからと言って、自国が言い出した協定を勝手に離脱すればどうなるでしょうか?
当然国際社会における信頼はがた落ちになります。

 イラク戦争で「あいつは悪いやつなんだ!」と叫んでイラクを攻撃したブッシュ大統領の行為も、作戦終了後に生物兵器を作っていたという証拠が全く出てこなかったことでアメリカの信頼を失墜させまいました。
「世界の警察」を自称していたアメリカの主張は、この時より国際社会には信じてもらえなくなったのです。
まさかこの愚をもう一度やろうとは、本当にトランプ氏には驚かされてしまいます。
これで今後核廃絶だろうが二酸化炭素排出規制だろうが、アメリカの提言に耳を貸す国はなくなったでしょうね。

3、メキシコ国境地帯にグレートウォール
 一番驚いた(というかバカだと思った)のがこの大統領令です。
議会の承認も経ず、外交ルートでの話し合いも行わず、他国に「壁を作れ、金はお前らが出せ!」などと押し付けるのは、他国の行政に口を出す行為でしかあり得ません。
不法入国者が嫌なら、両国間で話し合って規制なり監視体制なりを作り上げればいいだけの話。
それもやらずに相手を非難し、金を出せなど、愚かとしか言いようがないですね。

 みなさんは米墨戦争をご存知ですか?
世界史の教師が学校の授業では決して教えない闇の歴史です。
19世紀前半、アメリカは着々と領土を拡大し続けました。
その時に目をつけたのが、テキサス(当時はメキシコ領)です。
ここにどんどんアメリカの移民を送りこんだんですよ。
優しいメキシコはすべての移民を受け入れたんですが、移民が過半数を超えたテキサスは、突如としてテキサス共和国として独立するとメキシコ政府に宣言したのです。
当然メキシコ政府軍が鎮圧のために出動しました。

 アメリカの恐ろしいところは、これを待ち構えていたということなんです。
当時民主党の党首であったポーク大統領は、「メキシコはテキサス共和国の国境を侵した。アメリカはテキサス共和国を支援する。」と宣言し、驚くほどの大部隊を派遣したんです。
当時、国際社会でテキサス共和国など認められていなかったにもかかわらず、ですね。
多勢に無勢で太刀打ちできないメキシコ軍は退却。
なんとアメリカは首都のメキシコシティまで進軍して占領しちゃったんですよ。
その後の講和会議でカリフォルニアとニューメキシコは格安でアメリカに割譲され、めでたくアメリカの領土が7%広くなったと。

 余談ですが、この時の占領軍を指揮していたのがペリー将軍。
そう、日本に開国をせまりにやってきたペリー提督の若き日の姿です。
ペリーは生涯いろいろな国を侵略・占領し続けた男で、さぞやいっぱい勲章をもらったことでしょうね。

 話を戻しますが、あの時と同じことが今回も起こるかもしれません。
「壁を作れ、その金はお前ら持ちだ、出さないなら35%の関税(普通は最高15%)をかけてやる!」と脅すのは、国際社会に米墨戦争を思い起こさせることでしょうね。
当然、国際社会の尊敬も承認も受けられるはずがありません。
PKO対アメリカ軍の戦いが見られるかもしれませんね。

 以上のように、トランプ氏の行動は常識がないのではなく、常軌を逸しているようにしか思えません。
いきなり権力を握った老人は、えてして「過去の失敗を正す!改革には痛みがつきもの!俺が正しい!」と言い、常識に当てはまらない行動を行います。
まるで新しいおもちゃ(権力)をもらった幼児のように。
短期で見ればうまくいくかもしれませんが、時間がたてばそんな手段で自分たちが尊敬されるはずもなければ繁栄するはずもありません。
いずれは嫌われ者としてその座を追われることになるでしょう。

 トランプ氏が追い出されるのが先か、暗殺されるのが先か。
はたまたアメリカが失墜するまで続くのか。
傍観者である私としては、とても楽しみですね。


 アメリカ史上、最も大統領令を発し続けたのは第2次世界大戦時のフランクリン・ルーズベルト大統領。
12年間の在職中に3,522件も発令!
だから第二次大戦中のアメリカはただのヤクザだったんだね。

大相撲初場所

 この間の日曜日に大相撲初場所が終了しました。
いやー、年の初めから燃えましたね!
いい相撲ばかりでしたよ!
え?
稀勢の里?
何言ってんのアンタ。
大相撲といえば宇良でしょ!

 というつかみから始まりました、こむりんの大相撲話。
毎回メジャーな力士よりもマイナーな力士にスポットを当てていますが、今場所は大阪出身の十両力士、宇良関に注目してました。
本名は宇良和輝、大阪府寝屋川市出身。
京都府立鳥羽高校から関西学院大学教育学部に進学したインテリなんですよ。
小学校と幼稚園の教員免許を取得したものの、夢をあきらめきれずに木瀬部屋に入門したという熱血漢。

 宇良君は4歳のころから相撲を始めた相撲のサラブレットで、小学校からはレスリングも並行してやっていたという根っからの格闘家。
その軽い体重にもかかわらず、高校からは相撲一本やりでがんばるというちょっと変わった子で、相撲の王道近畿大学へ行かずに関学へ行くところも珍しい。

 とまあ、活字ばっかり並べても面白くないですよね。
もっとも宇良関らしい相撲をお見せしましょう。
十三日目の取組、ご覧あれ。


ね?すごいでしょ?
なんとこの「たすき反り」という技、十両では史上初!
幕内でも昭和27年春場所以来65年ぶりの珍しい決まり手なんですよ。
だれです?見苦しい相撲だといってる人は。
こういう場面で腰を割らずに据えているからこそ、こういう大技にむずびつくんですよ。
嘘だと思うのなら、これもご覧ください。
三日目の宇良関の取り組みです。


ね?ね!ね!!
ここまで押されても残るってすごくないですか?
お腹を押されても何とか耐える!
まさにレスリングの技ですね。
これ以外にも、2日目にも珍しい技を出してます。


これまたなかなか見られない相撲の決まり手「首ひねり」。
首投げから河津がけに移る技の流れが首投げと判定されたのでしょう。
しっかり基本が体に染みついてないとできない動きですね。

 どうです!
稀勢の里がどうとか、恥ずかしくなってくるでしょ?
相撲はこういう幕下力士にこそ面白みがあるんですよ。

 これ以外にも、平幕相撲でもこんな珍しい技が出ました。
中日(なかび)の取組、豪風対魁聖の取り組みです。


相撲ではあまり使われない技、一本背負いです。
よくこんな重いからだを投げられたものだなぁ、と。
このように、思いもよらない技が自然と出るのが下位の相撲の面白いところ。
見るのならやっぱり幕下!

 改めまして、稀勢の里関の横綱昇進をお喜び申し上げます。
日本出身力士の新横綱昇進は、1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶり。
14歳で角界入りして15年間ずっと努力してこられたその姿に素直に感動いたしました。
どうか一日でも長く、日本人横綱として相撲界を盛り上げてください。


 最後に初場所のトリヴィアを。
荒鷲関が横綱白鳳関から金星を奪いました。
懸賞額、なんと138万円!

Photo published for 荒鷲「片手で持てない」白鵬から金星138万ゲット - 大相撲 : 日刊スポーツ

史上2番目の高額だそうです。
荒鷲関、おめでとう!
こむりん先生
こむりん先生
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