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交通の便もよく、校舎も新しいこちらが中学部を創設したのは平成になってから。
つまり、中学教育に関してはまだ歴史が浅いのです。 当時は「子供が減ってきているのに、いまさら中学部を作るのは無謀だ」と言われたものでしたが、その後もさまざまな私学さんが中等部を作られたことからみれば、先見の明があったといってもいいでしょう。 そして中等教育校への道を歩まれたことも間違いではないと私は思っておりました。 ただ、当時は中等教育校のよさが、まだ世間には知られていなかった時代なんですよね。 そのため、東京で始められた中等教育校は、公立を含めほぼ失敗に終わっています。 そのことについては私の教育ブログに書いたことがありましたね。 なので、学芸さんにも迷いが生じられたのではないかと思うんです。 つまり、このまま中等教育校で続けて生徒を集めることができるか。 やめるのならどういうタイミングで、どのように変えるのか。 辞めないのなら、何を売りにしてどのように生徒を集客するのか。 うちの塾でもそこは同じですからね。(苦笑) 気になるのは、そのスタンスです。 集客を気にして制度をころころ変えるのでは、名門校としての名声は確立できません。 自校の制度の穴を研究し、学内でよく話し合い、できる手はすべて打ってこそ開ける道もあるのです。 いまや進学実績でも生徒さんの質でも他校さんにはないものをお持ちなのですから、胸をはって中等教育校を続けてほしいと思います。 もう一つ気になるのは、入試制度についてです。 今回、こちらの来年度入試日程において、気がかりな点が一つあったんです。 それは、入試日を私立中学入試解禁日より2日連続で行うことにしたこと。 去年は初日、2日目、そして1日明けて4日目と入試日を作っていらっしゃったんです。 今年はそれを最初の2日間の午前・午後に集約してしまいました。 もったいないです。 このような判断をされるあたり、こちらには数値解析のプロがおられないのではないかと。 たとえば、今回このような日程にされたのは、最終日受験者が受験者数も入学率も悪く、やってもムダだとの結論に達したためであろうことはよくわかります。 しかし、これは不完全なデータで判断したからではないでしょうか。 実は、私に相談された私立中学の広報さんには、必ず言うことがあります。 「どんなに受験率が悪くても、決して最終日受験はなくさないほうがいいですよ。」と。 ちょっと難しい話になりますが、できるだけわかりやすく書いてみましょう。 私立中学の入試は最初の2日間でほぼ決まってしまいます。 これは確かです。 ですが、全員が志望校に合格するわけではないんですよ。 最初の2日間で受験できる学校は多くて4校。 たとえば、四天王寺・プール・関西大倉・桐蔭と受験してすべて駄目だったとしましょう。 SS55のお子さんだったとしても、もう後がないんです。 だったらどうするか? 最終日入試にかけるしかないと。 もちろん、捨て身でもう一度志望校を受験することもできますが、倍率から考えてもそれは無謀。 ここを落とせば公立中学に行くしかない。 だから、レベルを下げて受験するのが当たり前なんです。 上記の例のSS55のお子さんなら、SS50程度の学校を受験するのが普通なんです。 逆に言えば、SS50レベルの学校さんが、SS55の生徒さんを手に入れることができる数少ないチャンスの一つなんですよ。 ですから、どんな学校であっても、入学率が悪いからといっても、最終日入試はやめてはいけないわけです。 もっと言えば、最終日入試を初日から1週間後に持ってきてもいいくらいです。 嘘だと思うのでしたら、最終日入試を受験されたかたがたの併願校を調べてみてください。 きっとレベルの高い学校を受験しているはずです。 また、最終受験組がその後校内でどのような成績になったかも追跡調査してみてください。 校内でトップレベルの成績になっているはずですし、進路実績を支えてくれているのも彼ら・彼女らだとわかるはずです。 このあたりの判断を誤って、自らレベルの高い生徒を手に入れるチャンスを無駄にする学校をいくつも見てきました。 ブログでははじめて書いたことなんですけどね。(笑) このように、入試の肝はいくつもあり、できれば外部にも意見をお聞きになるほうがよろしいかと。 そして意見の取捨選択をしてゆかれれば、今以上のすばらしい学校になることは間違いないでしょう。 いかがでしょうか? http://www.geocities.jp/scole377/ こむりん先生の教育相談 少なくとも、「俺がいなくなったらこの学校はどうなる!」などとおっしゃる方が、自分の考えだけで学校の教育方針を左右する学校には負けないと思いますが。 って、嫌味がすぎるかな?(笑) |

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