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テレビの改革

 日本とアメリカのテレビ放送の違いは何かご存じですか?
日本の場合は地上波放送チャンネルがほとんどで、視聴費用はかからないもののCMを見なければいけないという不便さがあります。
それに対してアメリカはほとんどがケーブルテレビ契約で、どんな田舎であってもケーブルを引きに行くぞ!と有線テレビ協会の会長がおっしゃったのは有名な話だとか。
 
 最近は日本においてもケーブルテレビが主流になってきたようですけどね。
一番大きな理由は、「デジタル放送になったから。」
デジタル放送はアナログ放送と違って「なんとか映る」というのがないんです。
つまり、完全に映るか完全に映らないかのどちらか。
ですから、電波塔の近くにあったり大きなビルの陰になったりするとまったくデジタル波が届かないんです。
アナログの時のように、微弱な電波をブースターを使うことによりはっきりと映すこともできないんです。
 
 ここで注目されたのがケーブルテレビ。
ケーブルテレビは2つの点で電波受信型よりも優れているんです。
ひとつは、電波の影や谷間を気にすることなく、テレビを見ることができること。
契約さえすれば、BSもCSも視聴できるのもうれしいところです。
もうひとつは、旧型テレビでも見られるということ。
現在ほとんどのケーブルテレビが採用しているのがデジタルーアナログ回線で、デジタルテレビを接続しても、アナログテレビを接続しても、ちゃんと対応した電波が受信できるという優れモノ。
自宅にデジタルとアナログの両方があるご家庭にはとても助かる話なんですね。
 
 で、アメリカ並みにケーブルテレビが増えてきた日本で、これまたアメリカ式のサービスが始まることになりました。
「見逃し視聴サービス」です。
 
『民放連の井上弘会長は18日の定例会見で、見逃したテレビ番組をインターネット上で視聴できる「見逃し視聴」について「在京民放5局間で『やっていこう』という意見がまとまった」と話した。
開始時期など詳細は未定だが、来年度中の実験を検討しているという。
 
 視聴は無料で、CM付きで放送する。
井上会長は「タイムシフト視聴などメディアを取り巻く環境は変化している。
ネットでも、CMを飛ばさない、新しい形の商売の仕方がありえると思うし、違法動画対策にもなる」と説明した。』
(産経新聞9月18日)
 
 これはアメリカでは有名なサービスで、仕事から帰って新聞を見、「ああ!この番組見たかったのにー!」と悲しむ視聴者が後を絶たないために作られたんだそうです。
ただし、日本では商売にならないんじゃないかな?と私は思っています。
なぜなら、日本の課金システムがチャンネル払いなのに対し、アメリカの課金システムは基本的にペイ・パービュー(見た分だけ支払う)だからです。
だからこそアメリカは見のがした番組をすぐに再放送する必要があるんですね。
それに対して日本はチャンネルごとに契約するのですから、そのチャンネルの見のがし番組をすべて放送しようと思ったら、かなりの費用がかかることになるはず。
つまり、赤字になるんですよね。
 
 いろいろなシステムを作ってテレビの視聴率を戻そうとする努力は分かるんですよ。
DVDやスマホアプリに押されて、今や視聴率は史上最低の17%。
このままでは新聞社よりも先にテレビ局が壊滅してしまうでしょうから。
昔の白黒テレビ時代からさまざまな夢をもらったオッサンとしては、まだまだテレビにはがんばってほしいと思います。
 
scole377@ybb.ne.jp こむりん先生の教育相談

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