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愚者の選択 その後

 一番最初の大統領令が一時停止処分になりましたね。
仮処分とはいえ、あの七か国入国禁止令をと止められたのはいいことです。
ワシントン州シアトル連邦地裁が、大統領令の一時差し止め判決を出したのが2月3日。
即時刺し止めを命令し、その日のうちに入国管理資格と取り消されたビザが効力を取り戻し、大統領令が出る前の入国審査基準が再び有効となったわけです。
ただし司法省は、この判断を不服として上訴しました。
連邦控訴裁判所での法廷論争へと持ち越されましたが控訴の即日にアメリカの高等裁判所にあたるカリフォルニア州の連邦控訴裁判所は、「認めない」と発表しました。
つまり、入国禁止令は当面差し止めとなる見通しです。

 この判決の面白いところは、ワシントン州で決定されたものであるにもかかわらず、全米に効力を持つところです。
アメリカでは、大統領令を受けて州政府や市民団体が各地で憲法違反だなどとして提訴する動きが広がっています。
このうち、中西部ミネソタ州は、西部ワシントン州が先月30日に提訴した裁判に後日、原告として加わりました。
また、ハワイ州も州の司法長官が3日、連邦政府を相手取って訴えを起こしたと発表しました。
さらにイスラム教徒の団体や人権団体は、南部バージニア州、東部ニューヨーク州、東部マサチューセッツ州などで同様の訴えを起こしています。
このうちマサチューセッツ州の連邦地方裁判所は、3日に大統領令の差し止めを求める仮処分の申し立てを退ける決定を出しました。
なにやってんだよマサチューセッツは。
時代に取り残されんぞ?
とにかく全米を上げてトランプ氏の決定にNO!をつきつけたわけで、アメリカ史上初めての事態となっています。
これは来るねー、もう一度南北戦争が。

 トランプ大統領はこれまでのところ、ツイッターなどで反論はしていません。
米トランプ政権側は、大統領令は米国の安全のために必要との主張を続けていましたが、控訴裁の判断が出たことによって、今後の動きが注目されていますね。

 米国務省は、1月27日に大統領令が出てからの1週間で、同7か国出身者6万人の訪米ビザが一時的に取り消し扱いとなったことを明らかにしました。
この中に重度の心臓病の生後4か月の赤ちゃんがいたことをご存知でしょうか?
2月5日にNHKニュース「ニュース7」でも、この赤ちゃんについて言及していました。
「生後4か月の先天性の心臓病の赤ちゃんは米国・オレゴン州の病院で手術を受ける予定だったが渡米できずにいた。
仮処分の決定に家族の弁護士は「手術を受けられることになり大変安心し感激している」と話す。」
(ニュース報道そのまま)
ただし、ほかの日本のマスコミはホワイトハウスに遠慮して、このニュースを報道しなかったんですよね。

 正式な国籍はNHKでも語られませんでしたが、ワシントンポストでは詳しくその素性などが掲載されていました。
サウジアラビアの富豪の子供で、生まれながらに心室中隔欠損(それも重度)を患っていたと。
で、やっと移植手術の予約が取れたと思った1週間後、トランプ氏が大統領令を出してしまったと。
両親はあと1週間は猶予があるものと思っていたため、渡米ができなくなったそうです。
で、ワシントン州の弁護士団に協力を要請したと。

 ここからがあちらの知識階級の頭のいいところで、新聞やテレビなどのマスコミでこの事件を一斉に報道し始めたんですよね。
「トランプ氏の大統領令のおかげで心臓病の赤ちゃんが死ぬかもしれない」と。
途端に人権擁護に動き出す世論。
かくしてサンフランシスコ上告裁判所でも異例の上告即時却下が行われたと。
まあ、こんな手を使わなくても当然の結果だとは思っているんですけどね。

 いつもトランプ氏の批判ばかりやっているせいで、私が反トランプ氏だと思っている人が多くて困ります。(苦笑)
新聞記者さんからも電話インタビューが来るくらいですから。
国際情勢さえきちんと知らない市井の塾長さんに話を聞くなんてどうよ?
自分たちで記事くらい書いてくださいね。
一応いっておきますが、私はトランプ氏の政治姿勢に文句はありません。
それどころか、選挙公約を守り、すぐさま実行に移すところなど、素晴らしいとさえ思っています。
選挙公約が多くのアメリカ人に支持されたからこそ当選したんだろうし、当選したからには公約を即実行するのは当たり前。
日本の政治家のほとんど全員ができないことをやってのけたんだから、やはり非凡な能力をお持ちなんでしょうね。

 私がトランプ氏を認めないのは、その政策を通すためのルールや手法を完全に無視しているところであり、民主主義アメリカにおいて議会を全く無視して自分だけで命令を通そうとしているところであり、反対者には話し合うことさえなく権力で首を切っていくところです。
こんなやつ、文明人とは言いませんよ。
「私はアメリカ人のために動いている!」といえば聞こえはいいですが、やっていることといえばチンピラやくざと同じ、権力による力業だけ。
こいつを政治家だと認めたら、民主主義に対して申し訳ないですよ。
ただの経済人、強欲あきんどですね。

 だから私は一度たりとも「トランプ大統領」とは呼ばないんです。
ずっとトランプ氏。
たぶん来年もトランプ氏。
資格のないものに敬称などつける気はありません。
歴史的判断はその人の死後やっとはっきりするとは言うものの、トランプ氏への評価は千年たっても変わらないと思うんだけどなー。

 自分勝手なアメリカ。
それがトランプ氏を支持している層の正体であり、自分さえ良ければ、の集団。
それが今後アメリカのどのような影響を及ぼすか。
まずは6月が楽しみですね。

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