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 日大アメフト部の危険反則行為問題はいまや「全国でも知らない人はいないんじゃないか?」というくらい広がってしまいました。
日大さんの初動がまずかったことや責任者たちの言い逃れのおかげで、すでに何を言っても信用されず、それどころか批判されるだけの立場になってしまったのは残念なことです。

 残念というのは当事者のアメフト部や大学管理部さんたちのことではなく、全く関係なく日大に所属されている学生の皆さんのことです。
彼らはまじめに(じゃない人もいるでしょうけど:笑)大学で学び、自校に誇りをもって日々暮らしてきたはずですから。
しかしその信頼は見事に裏切られ、いまや日大生だというだけで後ろ指をさされているような錯覚さえ感じておられることでしょう。
実際、就職活動中の日大生の悲鳴がツィッターでも数多く上がっていますし、「日大生は今年はとらない」と断言していらっしゃる企業さんのお話も耳にします。
この状況は、1年や2年では回復できないでしょうね。

 さて、ここからはこむりんのいつも通りの勝手な言い草なので、気に入らない方がいらっしゃいましたら、あとでコメントでもなんでも書き込んで批判していただいて結構です。
誠心誠意、そのコメから学ばせていただきますから。

 うちの生徒さんはほとんどの方がクラブ活動をなさっています。
クラブ活動をやりながらでも、限られた時間で志望校に合格させてくれるという信頼がある、というのも理由の一つなのでしょうが、私自身がクラブ活動を積極的に勧めていることもあるからです。
人間の成長は勉強だけにあらず、クラブ活動やその他の遊びを通しても学ぶことは多いと私は思っています。

ただ、クラブ活動をはき違えている部長さんが最近増えてきて困っているんですよ。

 私は教師です。
ですから、勉強だけではなくクラブ活動でもその子の成長を促したいと願っています。
だからこそ、クラブについてのアドバイス(練習の仕方や部長へのアピールの仕方、試合の勝ち方まで)もけっこうやるんですよ。
しかし、それはあくまで教育の範囲でのこと。
「勉強なんかいいから、とりあえず10キロほど走りこんで来い!」とは絶対言いません。
当たり前ですよね?

 ところが、この当たり前のことが理解できていない教師や監督さんの多いこと多いこと。
たとえば、皆さんも耳にする機会が多い言葉に「試合が近いからテスト前でもクラブはやるぞ!」という言葉があるでしょ?
私は、この言葉を口にする先生は全く信用しないんですよ。
その理由を説明しましょう。

 何度も申し上げている通り、クラブも教育の一端です。
ですから、練習や指導の仕方、試合の勝ち負けに至るまで子供の成長の為でなければいけないはず。
しかし、悲しいかな顧問や監督という人たちには、勝利が続くと子供の成長よりも勝利を優先させてしまう人が多すぎるんですよ。
勝利だけを願う練習や指導はもはや教育ではなく、ただの技術指導です。

 これがお金をもらってやってるプロなら仕方がないでしょう。
しかし、成長途中にある子供たちに、勝つためだけの指導をする人はもはや教育者ではありません。
私にとっては、ただのクズ。
それどころか悪人でしかないのです。
勉強を優先させろとは言いませんが、試合の勝利のためにないがしろにさせる人間はもはや教師ではないということです。

 もちろん、勝利が子供に成長をもたらすことも否定はしません。
勝つために頑張った努力は、報われても報われなくても、必ず子供の糧となりますからね。
しかし、勝つためにレギュラーを争わせ、自分の指導に従わないものは練習にも参加させず、自分の言うことだけを聞かそうとする人間は絶対教育者ではないんですよ。
私学さんにおいては、そういう自分の指導を信じ込ませるために、「俺の指導を受け入れておけば、レギュラーでなくでも大学の進学先くらいは与えてやるぞ!」とか言い出すバカもいらっしゃるとか。
こうなるともはや溜息しか出ませんね。

 そういうクラブ運営をする学校さんは、たいていはそのクラブの実績に頼った生徒募集をされているようにも感じます。
本来なら「そこまでやって勝ち続けてくれてもうちはうれしくない。もっと生徒の教育第一の指導をしてくれ。」というのが当たり前なのですがね。
勝てるクラブにだけ部費を投入し、学校の入り口付近に「インターハイ出場!」とか垂れ幕を下げているのを見ると、いつも失笑してしまいます。
あんたたちの手柄じゃない、生徒さんたちが頑張ったんだ、と。

 学校を運営するのにもお金がいりますし、お金を稼ぐためには生徒さんがたくさん来てくれないといけない。
しかし、そのためだけにクラブ活動実績や進路実績をむりやり出させるのは…
そのあたりが、学校運営の難しさなんでしょうね。

 私が親しくお言葉をかけていただいている校長先生や理事長さんは、みなさん「まず子供の成長ありき」で運営していらっしゃる方々ばかりです。
ですから、皆さんを尊敬しております。
そうでない方々の場合、たいていは私は煙たがられているようです。
青臭い正論ばっかり話す塾長など、うっとしいだけでしょうからね。(笑)
学校説明会の案内も来ないことが多いです、はい。

 さらに、儲けにのみ専念されていらっしゃる方々の中には、私を目の敵にする方もいらっしゃいます。
クラブ活動に必死になっていらっしゃる指導者の方もそうです。
私としては、そんなに理不尽なことを言っているつもりはないのですが、なんででしょうね?(笑)
ひょっとしたら、ご自分のなさっていることを全否定されたような気になるのでしょうか?

 私としては、利潤を出している学校さんも尊敬に値すると思ってるんですよ。
日本一になったり、全国に毎回出場されているクラブの指導者さんもね。
ただ、利潤や勝利を優先させる人間には教育者を名乗る資格はない。
あななたたちは「教育屋」と名乗ればいいと。
校長と言わず、「大番頭」と言えばいい。
理事長などと呼ばせず、「社長」とでも「CEO」とでも呼ばせればいいと思っているだけです。

 話を戻しますが、今回のこの日大アメフト部の騒動も、「利益だけに注目した
偽教育者たちが、勝利だけのために子供たちを使役した事件」だと私は思っています。
そういう意味では、「言った」とか「言ってない」とかは関係ない。
成長させなければならないはずの、親御さんからお預かりした大切な子供さんを、あそこまで追い詰め堕としてしまった。
それだけで死刑にしてもかまわないと私は思っています。
やったやらないじゃない、あんたらは教育者として失格なんだと。

 最後になりますが、加害者生徒さんは今は苦しんでいるかもしれない。
いや、未来が見えないほど混乱されているでしょう。
でも、きっとまた歩き出せます。
周りの大人にできることは、それを信じて静かに見守ってあげることだけでしょうね。


 TOKIOの一員である山口君が、最近事件を起こしてしまいました。
のこった4人は涙をこらえて一生懸命番組を続け、様々な方から支援を受けています。
で、この間の「TOKIOカケル」という番組でヒロミさんが出演していらっしゃったんですが、その言葉に思わず涙してしまいました。

落ちぶれたかどうか、は他人が決めるんじゃない。ちゃんと生きてたら、それで全然アリ
良いことも悪いことも結果的には“良いこと”になっていくから。

 千山いたるところに老師有り。
日大生の皆さん、がんばれ!

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こむりん先生
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