こなかっこ通信(子中保育園)

子どもの活動や運営者として思うことをお伝えしていきます(^^)

畑で学ぶ0歳児

久しぶりの更新です(^_^;) 畑に出ると、好奇心旺盛な子どもたちはいつも以上に思考をフル回転の様子。

K田先生とS先生に畑に連れてきてもらった0、1、2歳児クラスの子どもたち。写真のように、0、1歳児クラスの子どもたちはK田先生と一緒に、これまではあまり注意を向けなかったコンポストに興味津々。小さい子どもたちでも、K田先生はかみ砕いてコンポストの機能を説明します。実際に、枯れた野菜の葉をコンポストに入れ、土をかけて見せました。子どもたちも真似して野菜の枯葉を入れます。K田先生のことです、後日、野菜の葉が分解して土になった様子も見にくることでしょう(^^)

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0歳児クラスの子どもたち。年齢的には1歳になっていますが、まだまだ足元が覚束ない様子も見られます。そんな子どもたちも畑では転ぶのも平気で走り回ります。畑の土は柔らかいので、子どもたちにとっても大人たちにとっても安心。転んでもケガしにくいのです。

これは大切なポイントです。子どもたちの心身の発達を促す体験を重ねる際、その体験を効果的なものにするために、保育士たちは細部にわたって体験環境を考えます。「危ないから走っちゃダメ」と言わなくてはいけない環境では、子どもたちも思いっきり動けませんし、楽しむこともできません。K田先生がいつも言っている;
「発達に応じた環境を準備して整えることは、主体性の育ちを阻むのではなく、むしろ促すために必須のこと」
自由であっても、ただの放任では、主体性を伸ばす保育とは言えません。

とは言え、先回りしての指示や注意は子どもたちの考える力を育てません。このバランスは本当に難しいと思います。畑で白菜やブロッコリーが栽培されていましたが、K田先生はあえて野菜を踏まない注意をしませんでした。日常生活で、本やおもちゃや、自分や友だちの洋服などを踏まないことは理解している子どもたち、花壇のように柵が無くても、食べ物となる野菜は踏まないと判断できるでしょうか‥‥

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上記写真上段のように、1歳児のAちゃんが白菜を踏まないようにあるくと、0歳児Bちゃんも同じように、野菜の隙間を選んで歩きました(^^)

0歳児のCちゃん、K田先生の「そろそろお部屋に戻ろうね」という声掛けで、畑の奥の方から戻ろうとしました。すると、立ち止まって、左右に顔を向けました。自分の近くには適当な隙間がありません。向かって左方向の隙間は少し長く見ていました(下記写真上段)。その後、畑を横断せず、写真のように横道まで歩くことを決めました(中段、下段)。実は、この移動の前、遊んでいるときに、上段写真に写っているくらいの隙間がうまく歩けず一度転んでいたのです。うまく歩けなかったのも白菜を踏まないように足を動かそうとしたためでした。

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野菜は踏まないと判断していること、隙間が広くないとうまく歩けないことを把握していること、その距離感を把握していること、遠回りでも歩ける道を選ぶこと、Cちゃんの行動はこれだけの情報処理をした結果を示しています。

子どもたちの行動を録画ビデオを見るように細かく見ることは本当に重要です。こんなふうに子どもたちの素晴らしさや面白さがより浮き彫りになるからです(^^)

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今年の3歳児クラスの発表で、I先生はコント劇という新しいジャンルを開拓しました。

I先生は、子どもたちが練習は上手に出来ても、本番の舞台の上で緊張してしまうのではと懸念していました。そこで、I先生も舞台に立ち、子どもたちと共に遊ぶシチュエーションで演目を作ることができないかと考えました。

多少の失敗があっても、進行を妨げずに笑て見ていられる演出として、I先生は昔懐かしいドリフターズの「8時だよ全員集合」で行われていたようなコント劇を考えました(I先生の年齢では見ていないはずですが(^^;;)。A君が少し前から忍者に興味を持ち、よく話していたことから、忍者がお屋敷に忍び込む際に失敗を重ねるストーリーを考えました。

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この流れであると、セリフや行動を間違えた時にも間違えたことが分かりにくく、分かったとしても笑いで収められるのです。おまけに、I先生も舞台に上がっているので、不測の事態にも対処しやすい。3歳児という子どもたちが行なう演目として、とてもうまい演出を考えたと思いました。

この演目は、練習中も他の子どもたちから人気で、コントであることがわかるらしく、オチの場面がくると、何回見ても何度も笑っていました。また、当日は保護者にもとても受けていたようでした(^^) 子どもたちも楽しそうで本当に良かったと思います。

一方、この演出を通して最も価値があったと考えるのは、当日楽しんでもらえたこと、子どもが楽しくできたこと以上に、I先生が子どもに合う演目について、真剣に考え抜いたことだと思います。大人の視点で、あれも出来ない、これも出来ない、やることが無いと言うのでは無く、子どもたちが輝ける舞台を作るという気概を持つこと。保育士たちにとっても学びの機会です。

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今年初のブログ記事「子どもたちの魅力を引き出す演出(1) 」で、0、1歳児は舞台の上でクリスマスツリーを描きました。
https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/50393322.html

2歳児のプログラムは、このツリーに飾り付けをしてからのダンス。

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このプログラムの素晴らしいところは、

・子どもたちが着ているドレスは一人ひとりが自分の好きなようにデザインして飾り付けたものであること
・飾り付ける装飾品は、S先生が引率してバスに乗り、100円均一ショップに行って自分たちで選んだこと
・クリスマスツリーに飾るオーナメントも子どもたちが紙粘土と装飾品で手づくりしたこと
・当日も、0、1歳児の表現作品を活用する演出を行なったこと

以上のように、クリスマス発表会に向けて、様々な保育実践や工夫が積み重ねられており、まさに日常活動の集大成としてデザインされていることです。

子どもたちは、発表会に向けて期待感しかありません(^^)

「バスに乗ってお買い物に行きたい」
「自分の衣装を作りたい」
「可愛い飾りを作りたい」
「自分で作った衣装を早く着たい!」

写真は練習中のものであり、実際は男の子も交えた6名で、2歳児とは思えない堂々とした舞台を披露していました。

ダンスと一口に言っても、どのような場所で、どのような動きをするのか、どのような衣装で、どのような音楽でするのか、によって、子どもたちは演目への向き合い方がまったく異なります。

Aちゃんは運動会でのダンスは地面に腹這いになるのを好まず、それでも練習ではしていたものの、当日はできなくなりました。元々ダンスはとても好きなので、大好きな創作活動も組み合わさったクリスマス会の演目は本当に楽しかったと思います。好きではない活動は無理せず、好きな活動ではとことん楽しんで(^^)

保育士は、子どもたちの、好きや得意や楽しみ・喜び、苦手を見つけたうえで、それをさらに発展する学習支援者なだけでなく、それを見せたり伝えたりする演出家でもあります。そして支援や演出になくてはならないのが対話。今年も対話的実践でいきましょう(^^)

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あけましておめでとうございます。
新年を迎えても去年のお話で恐縮ですが、今年もよろしくお願いします。

クリスマスの発表会で5歳児が環境プレゼンを行ったことはお伝えしましたが、
https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/50371351.html
今年はそれ以外にもオリジナリティあふれる素晴らしいプログラムがたくさんありました。

去年の0、1歳児はキッチンバンドビートというバンドを結成して、台所用品で素敵なビート刻んでいましたが、
https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/50027378.html
今年はアート系(^^)

画家さんらしい衣装を着て、舞台に上がり、名前を呼ばれたら元気に返事(^^) 舞台の上で、絵筆やローラーや手を使ってクリスマスツリーの絵を描きます。きれいに色塗りできたら、音楽に合わせてダンス! 絵に気が向かなければBGMの音楽に合わせてずっとリズムをとってダンスしている子もいます。それでいい(^^) 舞台の上で好きなことを楽しんでしていればお披露目になるような演出。0、1歳児ではそれが大切です。

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去年もそうでしたが、K田先生とS先生は、発表会の準備の際、“今年の子どもたちは何が好きか、何を集中して行えるか”を見つけること、つまり企画に一番時間を使います。この演目も、日常的に絵の具やクレヨン、クーピーによるお絵かきや、ボディペインティング、小麦粉粘土による表現活動の際の子どもたちの様子から決まったものです。

環境プレゼンのブログでも書きましたが、発表会の演目決めや演出で大切なのは、子どもたちの日頃の活動を見せる形にすること、こどもたちが練習にも自主的に取り組めるように好きなことを演目にすること。流れとしては下記のようになります。

1)子どもたちが好きなことや楽しめるものを見つける
2)1を舞台で行えるように演出する
3)演出に必要な道具や衣装を準備する
4)子どもたちの登場から退場まで一連の流れがスムーズに進むかチェックする

とても興味深いことに、保育士たちが1)のステップをおろそかにして日頃の子どもたちの様子を十分に見ず、意識しないうちに自分がやらせたいと思うことを子どもにさせていると2〜4のステップで必ず無理が生じます。

保育士は何度も何度も、これは本当に子どもたちが好きなこと?と自問自答する必要があります。

それから演目について、とても上手に目立ってできる子どもがいたら、とことん目立たせてあげることです。でも、その演目が好きでない子、得意でない子には無理させず別の場を作ってあげたらいい。日本の多くの幼児教育、小学校教育の現場では、能力の差が見えない、みんなが出来るレベルのことをみんな同じようにさせますし、やもすると保護者もそれを望みますが、それはとてももったいない、残念なことです。同じことを同じようにする必要は無いのです。

きっと子どもたち一人ひとりの輝き方がある。もちろん、これも一つの価値観に過ぎず、私たちの方針を述べているだけですが。

でも、子中保育園の保護者や保育士に限らず、世の保護者や学習支援者(いわゆる教師)の多くがそういう思いで子どもに向き合えると、子どもも大人もハッピーだとは思います(^^)

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子中保育園では年内最後の開園が28日でした。そこで、年越しうどん作りと大そうじをこの日に行いました。

この日の総指揮はS先生(^^) 事前準備や当日のスケジューリング、道具の準備、役割分担、子どもたちのグルーピング等は完璧でしたが、慣れないうどん作りには四苦八苦😅 硬さや粘り具合、打ち粉の加減など試行錯誤しながら進めていました。

まずは下記写真のように、しっかり手を洗って(上段左)、S先生の注意を聞き作業のお手本を見たら(上段右)、早速開始。今年は0歳児クラスも参加しました(中段)。1歳児のAくん今年が初参加だったのですが、写真のとおり良い手つき(^^) 0歳児のBちゃんと協力して伸ばしています(下段)。

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2歳児以上の子どもたちは踏んだり伸ばしたりの作業がしっかり記憶に残っているらしく、楽しそうに上手に行なっていました。自分より小さい子が行うときには、保育士が何も言わないのに、下記写真1段目、2段目のようにうどん生地を包むビニールが動かないように手を添えたり、うどん踏みをする際に手をつないであげたり、見ていて心が温かくなるような光景がたくさん((^^)

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また、どこかのグループが「全員で踏む!」と言って抱き合ってくっ付いて踏んでいると、他のグループも嬉しそう真似して満面の笑み(^^)
(上記写真3、4段目)

うどんを踏み終わると、今度はみんなで大そうじ。2年前までは、子どもたちの午睡中や降園後に保育士だけで大そうじをしていたので、その為に帰りが遅くなることもしばしばでした。子どもたちも参加の大掃除は去年から始めましたが、とくに今年のように掃除の場所や道具、子どもたちの分担を計画的に予定していると、とても効果的で効率的。子どもたちの掃除には次のように子どもたちにとって良い点が多々あります。

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・自分たちの使った場所は自分たちできれいにするという自立心や公共心の育成
・掃除という作業の中で育まれる自主的な思考力
(2歳児Aちゃんは手洗い場の担当だが自主的に鏡を磨き始めた。2歳児Bくんは窓の桟の担当だが下だけでなく上方向の縦の桟の汚れにも気づいた。5歳児Cちゃんは窓ガラス担当だが貼り残したセロテープもきれいに剥がした)
・「1年間ありがとうの気持ちで、お掃除しようね」と保育士が伝えるため人やモノに対する感謝の気持ち
・掃除という行為の中で修得される動き(吹く、絞る、こする、磨く、洗うなど)

子どもたちにとっても保護者にとっても保育士にとってもwin-winな状況や環境をデザインし実践していくこと。それは私たち運営責任者の務めです。来年もそんなwin-winの関係や環境を作っていきたいと思います(^^)

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