こなかっこ通信(子中保育園)

子どもの活動や運営者として思うことをお伝えしていきます(^^)

全体表示

[ リスト ]

私たちの園では、お絵かきや図工などの造形活動について、全員に同じ活動を一斉に行わせることは殆どありません。

「笹に七夕の飾りつけしようか」とか「クリスマスツリーを準備したから飾りもの作ってくれる?」などの声掛けはします。しかし、やりたくない子どもに強制はしません。みんなで運動会の絵を描く時間、折り紙で星を折る時間のような保育実践は行っていません。無理に行わせようとすれば、興味関心の無さや苦手意識だけでなく、その対象とする活動そのものが嫌いになります。

「だったら、子どもが嫌がるものはすべてさせなくていいの?それは我儘を許すことなのでは?」

という意見もあるかもしれません。これについては明確に区別すべき二つの点があります。

一つめは、社会生活のうえで最低限必要な事柄については身に付けるまで繰り返し言い諭す、行動を促すということです。緩やかな強制と言い換えてもよいかもしれません。例えば、自分のことは自分でするといった生活習慣を身に付けること( https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/49954761.html )、自他ともにとっての危険行動(他者に暴力を振るわない、意図的でなくても他者を突き飛ばさない、道路に飛び出さないなど)をさせないこと( https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/49896423.html )。リンクを貼った事例のように、言葉だけでなく、道具や図解によって促す環境を整えます。とくに後者は何よりも重要だと考えています。もちろん行動を目にしたときには単に禁止するだけでなく、禁止する理由を伝え、職員間では何故子どもがそれをしたのか分析し要因を考え共有することも併せて重要です。そしてこれらは、0歳児、1歳児から言い続ける必要があります。

二つめは、各種学習、運動、音楽、芸術、自然科学に関わる活動については、優先度として「好きなことをとことんさせる > 子どもが嫌がることでも多くの経験をさせる」です。もちろん、促しや支援は状況に応じて行いますし、多種多様な経験は子どもの興味関心を喚起させる重要なことです。しかし、様々な経験から自分の好きなことを選択するのが得意な子どももいれば、未体験の事柄には躊躇してしまう慎重な子どももいます。ですから、二つめの側面については「好きなことをとことんさせる」をより重視します(ここでは既製品のおもちゃでの遊びは含んでいません)。好きなこと、夢中になれること、没頭できることが見つかると、技術も上達し、感性も磨かれるので、子どもはその活動に自信を持ちます。自信を持って行動できると自己肯定感も身に付きます。主観的にですが、私たち職員が実感しているのは自己肯定感が身に付くことによって、これまで苦手意識を持っていたことにもチャレンジするようになるということです。4歳児のAちゃんは、補助無しで跳び箱6段を跳べるようになりました。その成功体験以来、食事量が増え、苦手なものも食べるようになり、これまであまり積極的に行わなかったダンスなどにも取り組むようになりました。

4月以降、この方針で保育実践を行うことにより、とくに4、5歳児では確実に変化を見せている子どももいます。時間はかかりますが、主体性を涵養するには、この自己肯定感を育むサイクルを何度も体験することが大切です。

今回も前段が長くなりましたが、このような子どもひとり一人の興味関心を大切にする保育実践を継続している成果のひとつが、10月末から11月上旬に行っていたこなか芸術展です。牛乳パックなどの廃材(https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/49965918.html)や公園で拾ってきた枝、葉、木の実を使って、子どもたちが自由に発想し、創り上げた作品展です。素材から作品をイメージする想像力、その想像力をもとに創り上げる創造力には驚くばかりです。下記写真上段のように、同じ牛乳パックでも、子どものイメージによってサルになったりロボットになったりしています。

イメージ 1

下段写真は手形や足形をきれいに塗り分け、その絵を木の枝で額縁のように飾ったBくん。職員の間でも絶賛の作品でした。

下記上段は、シュロの木の葉を公園で拾い、「魔女のホウキを作る!」と決めていたCちゃんの作品。魔女のように友だちと乗って遊ぶ姿も想像力の賜物です。下段写真は、1歳児の子どもたち4人が空き箱に水溶き小麦粉をクリームとして塗り、飾りつけしたケーキ。見学者の方々も驚かれていました(^^)

イメージ 2

下記上段には2歳児以上の子どもたちの塗り絵が並んでいます。塗り絵は、160色の色鉛筆(https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/49963899.html)を購入して以来、熱心に取り組む子どもたちが増えました。きれいに色塗りする4、5歳児の姿に触発され、2〜3歳児の子どもたちの中にも塗り絵を楽しむ子どもが出てきています。下段写真は牛乳パックや空き箱で、電車、公園、マラカスなどを創った作品です。

イメージ 3

子どもたちには、自分が得意だと思えること、時間も忘れて集中できることを見つけて取り組んで(=遊び込んで)ほしいと思っています。そして、幼児教育には、子どもたちが”好き”や”得意”を見つける環境を整え、少し後押しする、そんな方法と実践が求められています。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事