こなかっこ通信(子中保育園)

子どもの活動や運営者として思うことをお伝えしていきます(^^)

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  4、5歳児クラスのゴミ分別に関する意識(https://blogs.yahoo.co.jp/konaka_hoikuen/50166787.html)は薄れることなく、折にふれて子どもたちは「〇〇は燃えるゴミ」「××は燃えないゴミ」と口にしていました。嬉しいのは保護者の方も、このことを家庭で話してくださったり、素晴らしい実践アイデアをくださったりすること。5歳児Aちゃんのお母さんがお迎え時、
 
 「Aも家でよく分別の話していますよ。燃えるゴミと燃えないゴミの分別に迷っていたことがあったので、『実際に燃やしてみたらいいんじゃない?』と言ったら、Aが『えー、おうちが燃えちゃうからそれだけは辞めて』って」
 
と笑ってお話されたので、
 
 「実際に燃やしてみるって素晴らしいい!そのアイデア、保育園で試していいですか?」
 
と、実践アイデアまでもらってしまいました(^^)
 
 ある日、5歳児のBくんが、夕方の自由保育を担当していたK田先生とO野先生に向かって、部屋で飼っている“かいちゃん”を指さしながら
 
「先生、かいちゃんみたいなカメって海に住んでいるの?」
 
と尋ねてきました。K田先生は、iPadをすぐに検索して画面を見せながら、カメには川や池に住む“かいちゃん”のような、イシガメ・クサガメや、海に住む様々な種類のウミガメがいることを話しました。この様子が下記の左上写真です。
イメージ 1

この展開にひらめいたO野先生!今こそ、自分が準備した素材を教材として活用できるときだと、海のゴミを食べて死んでしまったカメやクジラの写真(写真右下)を出してきました。以前、S先生にアドバイスされてすぐ、それらの写真を準備していたようです。これも、予測的準備であり、それを使うに適した場面を見逃さなかったということでしょう。
 
 自分の計画どおり、すなわちプログラムやカリキュラムどおりに子どもを保育するのはコントロール可能で比較的簡単なことです。しかし、子どもの自主性・主体性を大切にし、子どもが興味・関心を示した際に柔軟に実践を展開するプロジェクトは、力量のある保育士でないと進めることができません。
 
 O野先生が準備していた写真を見て、子どもたちは最初、何の写真であるかわからなかったようです。O野先生は、川や海に捨てられた、あるいは陸上から流れてしまったゴミ、とくに、ビニールやプラスチック、金属ゴミなどがカメやクジラの胃の中で消化されずに、命を奪うことになる話を伝えました。自由保育の時間なので、2歳児、3歳児もいましたが、みんな真剣に聴いていたそうです。
 
 「クジラやカメが死なないようにするために、どうしたらいいだろうね?」
 
そのようにO野先生が問いかけると、
 
 「海にゴミ捨てない!」「海のゴミ拾う」「海じゃなくてもゴミ拾う」「みんなでゴミ拾いする」
 
といった言葉が、子どもたちから次々に出てきました。子どもたちにたくさんの機会をつくって、保育士が予測的に準備していると、いろいろなことがつながっていきます。
 
O野先生は以前私が言った「子どもがゴミ拾いするようになるといいね」という言葉を聞いて、すぐにトングを買ってきていました。そのため、この話が出てすぐに「じゃ、晴れたら、明日、ゴミ拾いしてみよう!」ということになりました。この迅速性も準備があってこそ(^^)
 
 ゴミ拾いに出た際の子どもたちの熱意は本当に素晴らしいものでした。みんな歩きながら一生懸命ゴミを探すので、なかなか前に進まないほど(笑)
イメージ 2

そして、戻ってきてから、上記写真の中段のように、拾った時には分別がわからなかったゴミについて、園庭にブルーシートを敷いてみんなで考えました。
 
 ゴミ拾いのきっかけとなったカメやクジラの写真も玄関掲示しました。それをもとに、また保護者の方々と活動を共有することができます。4歳児の保護者の方も
 
「環境教育を保育所でやってもらえるって本当にありがたい。家庭ではなかなか難しいから。でも、家でも話題にしてみますね」
 
と言ってくださいました。子どもたちの気づきや意識、O野先生の準備や子どもの声の拾い方、他の先生たちの協力により、なんだか素晴らしい実践が展開しています(^^)


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