こなかっこ通信(子中保育園)

子どもの活動や運営者として思うことをお伝えしていきます(^^)

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 前回の投稿から一ヶ月が過ぎました。ブログを始めてから一番長いタイムラグです。職員が退職して、新しい人がなかなか決まらないという状況にあると、ブログ更新はどうしても後回しになってしまいます。組織の取組みを発信することは、とても重要なのですが...。

 職員が次々に辞めてしまう保育所はブラックな職場であるという見方もあるかもしれません。しかし、留意すべきは、退職要因として、実際に労働環境がブラックな場合と、そうでない場合があることです。前者の場合は、とにかく誰もが定着しない。同じ人が組織に残らないということになりますが、後者の場合は、組織の理念や方針、行動指針が共有できる人は長く続き、そうでない人は退職していくという構造です。これは仕方のないことだと思います。私たちの園のように、新体制になって、まだ1年半に満たない組織では特に、働く人にとっては自分に向いている組織か否か、あるいは組織側にとっては私たちの園に向いている人か否かを双方見極めることは難しい課題です。

 そして各園の課題だけに留まらない、国内の保育業界全体に存在する保育士不足(もちろん地域差はあります)。これは、各園の組織努力ではどうすることもできない問題です。待機児童解消のために乱立した保育所が保育士を雇用しようとすると、保育士の奪い合いになり、かつ、保育士の質や技術力について問える余裕がなくなってきます。政策策定時に見落とされていたのでしょうか、このような業界構造的な課題については国の施策も必要です。

 前置きが暗そうに見えますが(笑)、そうでもありません。人手不足は絶対的に大変なことですが、一方で、職員間に理念や方針が共有できている状況で日々の保育を進めることができるのは大切なことです。今日、ご紹介するのは、私たちの理念でもある”チャレンジ”や、日頃から大切にしている体験的な学び、遊びを通した学び子どもの可能性を信じる取組みのお話。理念や方針を共有でき、楽しめる保育士にとっては、子どもの声を拾いながら保育実践を進めるプロジェクトアプローチは、自分でもワクワクする活動のようです。

 ハチミツプロジェクトは、ミツバチとハチミツをめぐる様々な体験を、保育士と共に3歳児が行っていく活動です。現在、東京農業大学学生サークル「ミツバチ研究会」が協力してくださり、活動の幅がおおいに広がりました。

3歳児、ミツバチに会いに東京農業大学に行く(2)
3歳児、ミツバチに会いに東京農業大学に行く(1)
ハチミツプロジェクト(4) 〜利き蜜〜
ハチミツプロジェクト(3) 〜3歳児の探究心をかき立てるハチミツ・花の蜜〜
などなど

 先日、7月10日に伺った際には、蜂の検分の様子を観察する機会を作っていただけました。蜂の検分とは、養蜂の巣箱に異変が無いか、女王蜂は元気にしているか、働き蜂の様子はどうか等、蜂の様子を巣箱を開けて確認することです。巣箱を開けると、4000匹前後の蜂が飛び交うため、サークルの学生さんたちは、防護服に身を包んで検分します。3歳児担任のI先生は、この様子を子どもたちに見せたくて、ミツバチの羽音や動きや、飛び交う様子を体感させたくて、防護服を自分で手づくりしました。防護服のアイデアも自分で考えました。

 防護服のアイデアをサークルの学生会長に伝えて、アドバイスをもらい、蜂を刺激しないブルーのレインコートを選んで、顔を守るネット付きの帽子も準備することにしました。レインコートの袖口や足首にゴムをつけて蜂が入り込まないようにし、ネット付きの帽子は、麦わらのカンカン帽に農業用の防虫ネットを貼って、頭と体がスッポリ包めるようにし、背中で縛って完成。これを着て、蜂を観察したときの様子を、本日7月20日のタウンニュース厚木版に掲載していただきました!(著作権の考え方から、文章は読めないように画質を落としています)

イメージ 1

 画像サイズを小さくしたので、わかりにくいかもしれませんが、ブルーの防護服を着た二人の子どもが巣枠にびっしり付いたミツバチを見ている様子わかるでしょうか。タウンニュースの記者さんはとても丁寧に取材をしてくださり、私たちが伝えたいと考えていることを引き出し、漏らさず、記事にしてくださいます。本当にありがたいことです。是非多くの方に読んでいただけたらと願っています。

 ミツバチを見るなんて危険と考えて、この活動を辞めてしまうのは簡単です。このような体験についても賛否両論あるかもしれません。しかし、これまでにもご紹介したように、私たちは子どもたちが夢中になってワクワクするリアルな体験こそ、子どもたちの自己肯定感や、自己肯定感の育ちにともなう創造性や思考力、予測力、ねばり強さを育てると考えています。I先生の手づくり防護服は、活動を辞めてしまうのではなく、”どうしたらできるか” ”チャレンジと安全を両立する方法は何か” という発想に立った実践環境準備の賜物。

 プロジェクト型保育はかなり高度な保育技術を要します。私たちの園の保育士たちも、最初からできていたわけではありません。でも、まずは子どもたちに豊かな機会と体験をつくりたい、自分も子どもたちと共に楽しく仕事したい、そのような思いと日々の積み重ねで、このような実践ができるようになりました。最後は保育士募集のお願い(^^) 冒頭にお伝えしたように、人手不足です。このような保育に楽しさと熱意を感じる保育士さんは多々いると思います。ぜひお問い合わせください!

追記: タウンニュース、ここから読めました!
https://www.townnews.co.jp/0404/i/2018/07/20/441349.html


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