こなかっこ通信(子中保育園)

子どもの活動や運営者として思うことをお伝えしていきます(^^)

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 子どもたちは、どんぐりや木の実が大好きです。お散歩の道中や公園で見つけると嬉しそうに駆け寄り、拾っては「せんせい、どんぐり見つけたよ〜」と報告に来ます。そして、「ママやパパに見せたい」と言います。しかし、残念ながら、これまでは見つけたどんぐりや木の実を公園に置いてきていました。なぜなら、誤嚥窒息の心配があるからです。

 保育園には0歳児や1歳児もいます。0歳児の子どもたちはなんでも口に入れて、自分の口に物が入ることを認知して食べるという行為を学習します。そのため、どんぐりや木の実が室内に転がっていれば口に入れ、喉に詰まらせる可能性があります。詰まったものが取れなければ死亡に至る危険すらあります。これが誤嚥窒息の事故です。ですから、とにかく危険な物を園内に持ち込まないというのはひとつの危険防止対策としてはありうるわけです。

 しかし、「持ってきてはいけない」と言われると、子どもはこっそりと隠して持ってきます。むしろそのほうが大人が見つけることができずに危険を防止するのが難しくなるかもしれません。それに何より、

  子どもたちがワクワクしながら見つけたものを、私たち大人も大切にしたい!

出発点はここにありました。そこで、私たちは拾ってきたものを保育室には落とさない方法を考えました。そのとき出てきたアイデアは以下のようなものです。

・拾ったどんぐり、花、葉っぱを使って、お散歩先で作品をつくる
・園に持ち帰って、ビニールシートなどを敷き、園庭で作品をつくる
・持ち帰ったものを職員が集めて作品化する
・お散歩バッグをつくる

手前みそですが、全職員ほんとうにステキです。そして、給食室のT先生がすぐに作ってくれたのです。3歳以上児のバッグ24個分!

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 100円均一ショップで売っているナイロンバッグの両脇に紐を通して肩掛けバッグにしてくれました。おまけにもう一方の側面はメッシュポケットになっている優れもの。ダンゴムシやバッタやテントウ虫を捕まえてバッグに入れても死にません(笑) (ママたちは大量のダンゴムシにぎょっとすることもありますが)

 ファスナーを締めて、高い所で管理するので、どんぐりなどが誤って室内に落ちていることもなく、子どもたちは見つけてきた宝物を心置きなくおみやげにすることができました。子どもたちはこのお散歩バッグが大好きです。

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2歳児もチャレンジ

 4月から一ヶ月足らずですが、子どもたちの遊び方や志向性も変わってきました。よく、お散歩に行くY公園には崖のぼりや崖すべりができる小山があるのですが、以前は崖のぼり・崖すべりが禁止されていたため、石のすべり台が大人気でした。ところが、最近では、石のすべり台で遊ぶ子どもはごくわずか。崖のぼりをしては小山の上にある木に登ったり、潅木の茂みの中で探検ごっこをしたりと、人工的な遊具より、自然の中での遊びを楽しんでいます。

 この変化も実は嬉しいことのひとつです。自然の中での遊びは、子どもたち自身が、遊具や道具になるものを自然物の中から発見して、自分で遊び方を考え、工夫しなければいけません。茂みの中での遊びも探検ごっこだけではなく、おうちに見立てておままごとの場になったりします。身体をしっかり動かすだけでなく、この発見力、創造力をはぐくむ土台が自然物には溢れています。それをあらためて認識させられます。

 通常、お散歩は3〜5歳児の合同で行くことが多いのですが、2歳児と4〜5歳児という組み合わせで出かけたことがあります。2歳児が、大きい子どもたちの様子を見て、崖のゆるやかな斜面を登り始めました。

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 途中で、立ったままでは前に進めなくなり、はじめは「せんせ〜、て、て」と腕を伸ばしてきました。
「地面に手をついて、脚に力を入れて、登ってみてごらん。せんせい、見ててあげるから」と声をかけると、それぞれ登り始め、大きな子どもの真似をして、木の根をしっかりと持ち、てっぺんまで上がることができました。

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 「ひとりで登れたね!すばらしい」と言ったときの子どもたちの笑顔は満足感に満ちたものでした。もちろん、発達段階や体力の個人差によって、実際に手を貸したり、途中まで登れたことを認めて最後まで登りきるのは今度ね、という場合もあります。ひとりひとりの状況に応じて対応します。

 このような小さな成功体験をひとつひとつ重ねて、自己肯定感のある子どもに育ってほしいと思っています。


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