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南アジアの考古学
単著『インダス文明の社会構造と都市の原理』が、9月15日に同成社から刊行となります。

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ナマスカール!Indus-Saraswati です!
本日もとても暖かいので、研究会の宣伝です!!

インド考古研究会から4月例会のご案内をお送りいただきましたので、以下に(勝手に)ポストしておきます!

インド考古研究会は、どなたでもご参加できる自由な集まりです。お時間のある方は、是非!!

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インド考古研究会例会(4月)

日時:4月22日(土)15時〜17時半

場所:東京大学東洋文化研究所 第一会議室

発表者:田辺 理(創価大学国際仏教学高等研究所(客員研究員)・日本学術振興会特別研究員(PD))

発表タイトル:ガンダーラの仏教彫刻に見られるディオニューソス神と眷属について

<以下、要旨>

パキスタン北部、ペシャワールを中心とするガンダーラ地域では、1世紀から3世紀にかけてローマの美術、西アジアの美術、インドの仏教美術を折衷・混淆した仏教彫刻が隆盛した。

このガンダーラの仏教彫刻は、次の二種類に大別される。その一つは、一見して仏教的内容を造形化したとわかる図像(以下、仏教的な外観の彫刻と表記)で、例えば仏陀像、弥勒菩薩像などの尊像と、釈迦牟尼の生涯を扱った仏伝図浮彫である。もう一つは、一見しただけでは仏教と関係があるか否かわからないような図像(以下、非仏教的な外観の彫刻と表記)である。これはローマの美術の影響を明確に示す作品であって、例えばディオニューソス(バッカス)神と眷属の飲酒饗宴図、エロースの像、ギリシア神話のケートスやイクテュオケンタウロス、トリートーンなどの海獣の図像などである。

本発表では、非仏教的な外観の彫刻の中でも、ディオニューソス神と眷属の飲酒饗宴図、さらにディオニューソス神の眷属である海獣の図像について、発表者がこれまで考察してきた成果を発表したい。

ガンダーラの仏教彫刻に表現されたディオニューソス神と眷属の図像については、ギリシアの陶器画や帝政ローマの石棺などに表現されたものと比較を行い、それらの図像が仏教徒が死後に赴く天界の楽園の情景や、象徴したものと解釈した。また、ガンダーラの仏教彫刻に描写された海獣もギリシアの陶器画やローマの美術において霊魂の道師として用いられていることから、来世を象徴するないしは、死後仏教徒を天界へ連れて行く護送者と解釈した。

さらに、これらのこれまで発表者が行ってきた研究に加えて、現在考察しているボストン美術館所蔵の縦型浮彫に表現されたディオニューソス神と眷属の図像について考察したい。

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それではまた!

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