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先日、(第一段階の)脱稿に成功した Indus-Saraswati です。あとは師匠に確認してもらいつつ、社長と編集者さまのご指示にしたがって、出版まで突っ走るだけです。
「都市」とはなにか、について書いていたわけですが、この問いにたいする新規的かつ明確な答えを提示できていると思います。詳細はのちほど当ブログでもご紹介させていただきたいと思いますが・・・、とりあえず・・・、「超快感」を味わえる作業であった、ということをお伝えしておきます(笑)。
さて朝日カルチャーセンターからの講義依頼も頂戴し、つぎの作業に入っているわけですが・・・、今よんでいる本は添付の『現代インド2 溶融する都市・農村』です。古代インドではなくて、現代インドです(笑)。7月10日に大阪市立大学で開催される現代インドの都市と農村にかんする研究会に、コメンテータとして参加させていただきます。著書執筆作業において「都市」について熟考してきた Indus-Saraswati ですが、こんなにも早くその成果を活かせる日がやって来るとは。本当にありがたいですね。
古代都市と現代都市はまったく異なる構造に特徴づけられる、と思われがちですが、そんなことはありません。商品交換にもとづいているという側面で、じつは同じ基本構造をもっています(*このようなことも著書で詳しくのべています)。
『現代インド2 溶融する都市・農村』を通読して感じたことは、考古学を専門とする Indus-Saraswati でも、現代都市についてコメントすることは十分に可能であるし、それは意義のあることだ、ということです。ただし異なる分野の研究者との議論となりますから、意図的にいくつかの共通項をつくりつつ、論点を明確にする必要はありますね。この週末を利用して、もう少し考えてみようと思います。
それではまた!
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本・論文
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いや〜、スゴい雪でしたね。トラブルに巻き込まれた方々には申し訳ありませんが、わたくしのフライトが土日ではなくて、本当に良かったです!
本日は、暢気にブログを書いている場合ではないので、新刊の情報だけをポストしておきます。内容の詳細は時間のある時にと考えておりますので、ご了承くださいませ。
小西正捷(Masatoshi A.Konishi)先生のご著書 “History of Handmade Paper in South Asia(南アジアにおける手漉き紙の歴史)” です。南アジアにおける手漉き紙の歴史に関する世界初の著作となります。
アマゾンではまだ購入できないようですが、以下のサイトから購入できます。
↓↓↓
さてIndus-Saraswastiは、水曜日にはインドです。荷造りを急がなくてはなりません。そして、原稿も終ってない・・・(汗)。
それではまた!
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またまた久しぶりの更新です。そして、明日から発掘調査でありまして、ハリヤーナー行きです・・・(暑いのに)。短期間の調査ですので、プネーに戻り次第、更新回数を増やしていければ、と思います。暑さ負けることなく、ネットカフェに足を運ぼうと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
さて話は変り、本日(この記事をアップする前)、「校正データ」と「原稿データ」をそれぞれ1本ずつ、期日(5月10日)ギリギリで提出した次第です。今回は、GWに助けられました。いやはや、気を引き締めて計画的に仕事をしないといけません。反省です。
最近はアイスクリームを食べまくっている事以外に、これと言ったネタがありませんので、「最近読んだ本」と「再び読み始めた本」をご紹介したいと思います。まずは、新書2冊(添付図、上)。
○石川日出志2010『農耕社会の成立 シリーズ日本古代史①』岩波新書/1271、岩波書店。 ○吉村武彦2010『ヤマト王権 シリーズ日本古代史②』岩波新書/1272、岩波書店。 これらの新書は、こちらに来る直前に成田空港の本屋さんで購入していた本です。しかし、購入していたという事実をすっかりと忘れており、つい先日、我が家にて発見された訳です。この2冊を続けて読む事で、近年の最新成果を効率良く吸収できただけではなく、「考古学」と「歴史学」の相違点なども学ぶことができました。両者ともに、当時の国際関係(特に中国との関係)を視野に入れて、日本の原史・古代史を論じており、非常に刺激的でした。加えて、新書という性格もあるのでしょうけれど、非常に読み易い。
「一般的にいえば、中国で強大な帝国が建設されると、周辺諸国への影響・圧力が強まり、各国では国家統一や権力構造の集中が進むようになる。その一方、中国で諸勢力が並列、分裂の時代を迎えると、周辺諸国への影響力が弱くなり、各国においても統一した権力国家が出現しなくなる傾向にある」(吉村 2010、63-64頁)。
そういうことなんだと思います。この手の現象は、ある程度「普遍的な法則」として理解できるのかもしれません。インダスやメソポタミアの関係においても然り。興味深いですね。
そして、再び読み始めた本(添付図、下)。
○Trigger,B. G. 2006. A History of ArchaeologicalThought. Cambridge University Press. 有名かつすばらしい本ですので、説明は不要ですね。しかし、私の英語能力では、読みにくい部類に属する本著。この前は途中で放棄し、別の本に逃げ出した記憶があります。今度は最後まで読み切ろうと思います。
調査から戻れば、「博士論文」および「原稿」との戦いに戻ります。個人的にこの種の戦いは大好物ですので、今から楽しみで仕方がありません(!)。何はともあれ、はやく夏が終わってほしいと願う、今日この頃です。そして、本日の帰路でもアイスクリームを食べます。きっと。
それでは、また。
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日本から持参したドラゴンクエストVI(DS版)にて、メタルキングが出現すると、ひたすらに「まじんぎり」なる必殺技を連続してしまう、今日この頃です。たまに、2匹同時に倒します。
さて、新刊紹介です。
*Parpola, A,. B.M. Pande. & P .Koskikallio. (eds.) 2010 Corupus of Indus Seals and Inscriptions. 3.1.Supplement to Mohenjo-daro and Harappa (Vol.3: New material, untraced objects, andcollections outside India and Pakistan. Part 1: Mohenjo-daro and Harappa) Suomalaisen Tiedeakatemian Toimituksia
Annales Academiae Scientarum FennicaeHumaniora (AASF Hum)359. Suomalaisen Tiedeakatemian, Helsinki.
少し前に出版を教えられ、地球研にて現物を拝見していたのですが、プネーにて入手です。インダス文字およびインダス式印章集成の第3巻です(写真上、中)。内容はモヘンジョダロ遺跡とハラッパー遺跡出土の印章で第1・2巻に掲載されなかった資料とハラッパー遺跡の新資料を集成したものになります。さっそく、PDF化して、サイズを計測しておこうと思います。写真下は、本物の印章がはいった入れ物。見たい時に本物を見れる。やはり、良いですね、この状況。今季の調査では、先/初期ハラッパー文化期の印章も実測できそうですし、印章研究の構想が止まりません。
さらに論文を一本。
*Prabhakar, V.N., Tejas Garge.and Randall Law. 2010. Mithatal: New Observations based on Surface Reconnaissance and Geologic Provenance Studies. Man and Environment, Vol. XXXV, No. 1,
pp. 54-61. Indian Societyfor Prehistoric and Quaternary Studies.
ミタータル遺跡の調査概報です。論文受理が2008年になっているので、結構前の調査ですね。しかし、この論文は図版がヒド過ぎて、見れたものではありません。インドの雑誌ではよくありがちなミスですが、もっとしっかりとした方が良いと思います。まぁ、この論文では、初出の印章を1点確認できたので、収穫はありでしたが・・・。内容は、R. Law氏得意の原材獲得ネットワーク関連もの。気になる方は、是非。
それでは、また。
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