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アイツが逝ってから3年がたつ。いまだに信じられないが、あの熱い漢が逝ってから、もう3年も経つのか・・・。
世の中には、「どうして・・・」と思うことばかりだ。
大学に入って、部に入って4年まで続けたのは、オレとアイツだけだった。途中、行く先々でトラブルだらけで、毎回大変な思いをした。
練習、試合、大学祭、人間関係・・・、すべてが大変だったっけ。その上、アイツは家が大変で、毎日朝早くからバイト。講義、練習したあとに勉強して、次の日も朝からバイト。体も心も休む間がなかったんだよなあ。それでいて、アトピーのかゆみとも闘わないとならなくて、夜も深く寝ることができないみたいだし。
そんな中でも、アイツは、英語の教師になりたいという目標を持ち、勉強をし、体を鍛えていた。柔道をやるには小柄で、体も硬く、能力的に恵まれているとはいえなかった。それでも、大学から柔道を始めたのにもかかわらず、弐段までとったのだから大したもんだよ。
要領がいいタイプとはいえなかったけど、ものすごい努力で自分の道を切り拓いていった。そんな中、得意の天然ボケで周囲を和ましてくれたしなあ。
今考えると、「努力は運を左右する」とは、まさしくアイツのことだと思う。ただ、その「運」というものがこういう残酷な結果までもたらしてしまうとは・・・。
よりよい英語の教師になるために、一生懸命バイトしてお金を貯めて、アメリカへ留学。そして、留学先で・・・。
人間は、一生の間にやることの量は、決まっていると思う。人間は、生まれてから死に向かって生かされている。「生き急ぎ」なんて言葉があるが、それはあるんだなあと思う。
ほかにも、「太く短く」 「細く長く」なんて言葉もあるが、「太く長く」というのはあまり聞かない。太く長くやるつもりでいても、あとになって考えてみると、太く長くはやれていないことが多いのではないか? ある程度の無理はする必要があるとは思うが、こえてはいけないラインをこえて無理をすると、結局は長くやれない。人それぞれ、そのラインは違うと思うが、そういうラインは必ず存在すると思う。
「糸」は、いつも伸ばしたままだと摩耗して、あるとき急に切れてしまう。伸ばしたり、緩めたりしてうまくメリハリをつけることで、ここ一番というときに、ピンと伸ばすことができる。「糸」は、試練とか乗り越えるごとに強度を増していく。伸ばしたり、緩めたりをうまくやっていくと、ものすごく強力な「糸」が完成すると思う。
とはいえ、長い時間が経過すると、どんなに強力な「糸」を作っていても、どうしても摩耗し、いずれは切れてしまう。その「糸」が切れたときというのが、「死」というものではないか。
時には、「糸」を自分で切ってしまう人もいたりする。人に切られてしまう人もいる。「糸」は人の手で切るものではない。
一度切れた「糸」は二度と戻らない。誰かの手で、切れてしまった「糸」を修復することはもちろん、拾ってくることもできない。その場に置いておくことしかできない。
ただ、切れてしまった「糸」の存在を覚えていて、伝えることはできる。「糸」に込められている様々な思いを忘れてはいけない。
オレには、アイツの「糸」の存在を伝える役割がある。仕事をやりながら、体を鍛えたり、柔道やったりといろいろやるのは、もちろんそういうことが好きだからだが、オレが、それをやること自体が、アイツの「糸」が存在したという証になる。
毎年、この時期になると、アイツのことを考えてしまう。本来なら、こんなことを考える必要はなかったはずだ。
オレは、たまたま環境に恵まれて、体を鍛えたり、柔道したりする時間を与えてもらっている。アイツが「意図」してできなかったことの一部分でも、伝えられたらなあと思う。偶然、アイツと出会い、関わった人間の一人として。
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考えさせられました。 世の中にはやりたいことができない人がたくさんいるわけで、 僕らは本当に恵まれてるんだなと。 昨日より少しでも充実した日々を過ごせるように、 気を引き締めていきたいです! Yさんも遠くから先輩のことを応援してますよ、きっと!
2007/3/25(日) 午後 10:40 [ shio ]
レス遅れてすみません。お久しぶりです。
僕には何てコメントしていいのかわかりません。正直僕みたいな未熟な人間がコメントしていいのか・・・
かなり、考えさせられるとしか言いようがありません・・・
2007/7/15(日) 午前 1:33 [ - ]
でも、僕もYさんの様な美しい華を多くの人に伝えたいと言う気持ちになりました。
2007/7/15(日) 午前 1:35 [ - ]