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アスレチックスのことを詳しく知ったのは今から10年くらい前、1997年のシーズンだったと思う。そのころのチーム状況は最悪でその年もアメリカンリーグ西地区でダントツ最下位だった。投手陣は二桁勝利した投手は一人もいなくて、打撃陣は、主砲だったマグワイアは、シーズン途中でカージナルスに移籍するなど最悪の状況だった。チームデータに目を通しながら、ヒドイチームだなあ、これからどうなるんだろう、なんてことを思った記憶がある。
そして翌年の1998年、ナックルボーラーのキャンディオッティ投手と左腕ロジャース投手(現タイガース)を獲得し、打撃陣もステアーズ、ジオンビー兄(現ヤンキース)テハダ(現オリオールズ)などが伸びてきてチームは最下位ながらも前年より成績を上げていた。
1999年シーズンも大方の予想は最下位ながらも、なんとチームは勝率5割をこえてワイルドカード争いもした。最終的にワイルドカード進出は逃したが、地区2位に躍進した。打撃陣は、若手が急激に力をつけ、投手陣もロジャースと抑えのテイラーをメッツへ放出したが、ベテランのヘレディア、シーズン途中で補強したエイピアー、衝撃的なデビューをしたハドソン、メッツから移籍したイズリングハウゼン(現カージナルス)などが活躍して一気に層が厚くなった。
アスレチックスが、急に強くなったころと同じころ、自分は、「ストッパー毒島」というマンガにはまっていた。そのマンガは、パリーグが、西武、オリックス、近鉄、千葉ロッテ、ダイエー、日本ハムとお荷物球団という設定で京浜アスレチックスというチームがあり、パリーグが7球団ということになっていた。京浜アスレチックスに、剛速球投手の毒島をはじめ、有望な若手がたくさん入団し、彼らの活躍によって、1988年の近鉄のような猛烈な追い上げで、パリーグを盛り上げていく内容である。そんな京浜アスレチックスと、アメリカのオークランドアスレチックスの姿がダブり、なんとなくだが、応援するようになった。
その後、2000年以降、本場オークランドアスレチックスは、毎年プレーオフ争いをするチームにかわっていった。緊縮財政の中で、毎年主力を放出しながらも、若手の成長や「マネーボール流」といわれる独特のスカウティングによって選手を集め、プレーオフ争いできるチーム力を維持していった。毎年5月ころまでは調子が悪いが、7月ころから急に調子を上げて、最終的には地区優勝してしまうというすごいドラマを毎年見せてくれる。途中、プレーオフ進出を逃したシーズンもあったが、去年も地区優勝して、リーグ優勝決定戦まで進出した。
今シーズンは、いつもより厳しいシーズンになると思う。でも、夏場ころから快進撃を見せてくれるかもしれない、という期待を持たせてくれる。そんなチームを今後も地味に応援していこうと思う。
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