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loveboa911 さんに、わたしのサザエさん論を聞きたいってゲストブックに書かれましたので、
リクエストにお答えして、書いてみたいと思います。
とは言っても、わたしはあまりサザエさんを見てないので、たいした事は書けないんですよね。
ただ全然見たこと無いわけでも無いので、見た範囲での感想になります。
一番の印象はいいとこどりかなあ…。
どこにでも居そうな、親近感を持てるような、ほのぼのとしたアットホームな家庭を描こうとしている
様に思うんですけど、現実的には、まあ、滅多に見られない家族ですよね。
家は、玄関が引き戸で平屋の、古き良き日本家屋じゃないですか。
でも、割と都会の雰囲気がありますよね。屋台で飲んでる場面とかあって、
そんなに過疎地には見えないです。
たぶん、閑散とした田舎じゃなくて、都心で平屋で庭のあるような家って、今はほとんど無いですよね。
家族が、大家族で、3世代住んでるような家も、核家族化の進んだ今では少ないかな。
そして、その家族。
マスオさん、…婿養子の代名詞にもなってますよね。
今、若い世代で暖かい家庭では、封建的な男性の存在って無くなってきてます。
マスオさんはその象徴でもありますよね。
男性を中心とした戸籍の中に嫁としてサザエさんが入るんじゃなくて、マスオさんが一歩譲って
サザエさんの家族に同居しています。
それでいて、おとうさんの波平さんは、昔ながらの頑固な主人としての存在を主張しているような
所もあります。
この2つの男性像が同居しているって、それだけでかなり、いいとこどりに思えます。
他にもたとえば、呼び方。
サザエさんはおかあさんじゃなくってねえさんと呼ばれる事が多いですよね。
あんなに年の離れた弟や妹がいて、カツオの、ねえさんと言う呼び方が耳につきます。
波平さんはおとうさんなんですよね。おじいさんとか、おじいちゃんじゃない。
普通の家庭だと、孫(サザエさんの子供のタラちゃん)が生まれた時点で、
おじいさんと言う呼び方に変わると思うんです。
おとうさんと呼んだ時に、マスオさんを指すのか、波平さんを指すのか、紛らわしいので。
それが、おとうさんのままで済んでる。
おかあさん(サザエさん)が、おとうさんって呼んでると、子供も真似しちゃうから。
それなのに、タラちゃんは、あんなに小さいのに間違う事無くおじいちゃんと呼んでいる。
そんな、割と不自然な状況が、ごくごく自然に描かれているんです。
そのおかげでか、おかあさんなんて呼んだら年取って感じるサザエさんが、若々しく感じるし、
波平さんも同様。一家の中では、本当は、おかあさん、おじいちゃんのポジションに居ながら、
おねえさん、おとうさん、の呼び方がメインで、たらちゃんだけ、立場の違いから、
間違う事無くママとかおじいちゃんとか呼んでる、そういったところが、いいとこどりだと思ってしまいます。
そういう、理想的な部分をコラージュして、パッチワークのように継ぎ足して、
現実ではありえないような、夫婦愛、親子愛、ほのぼのとした家族愛、近隣との人間的なつながりを、
暖かく自然に作り出している漫画なんじゃないかなぁって思います。
う〜ん、改めて論じると、ひねくれた見方してるように思われそうですけど、
いつもは、ほとんど何も考えずに、流して見てますから(笑)
そういう、気構えずに見れる番組としては、また、超一流の番組だとも思います。
…こんな感じでどうでしょう?> loveboa911さん
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