日々、我思う

人間は忘れる生き物だ。過去は記憶の中で歪んでいく。

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世界政府アメリカの「嘘」と「正義」 青山繁晴 飛鳥新社

独立総合研究所所長の青山さんによる、アメリカの今についての本である。今といっても、出版は2003年だけれども。

それでも興味深いのは、アメリカ同時多発テロ後のアメリカの政策、あるいはイラク攻撃などに関する青山さんとアメリカ政府高官などとの会話に垣間見える、アメリカという国の思考法、そしてアメリカの現実だ。特にあの時どんなことが考えられていたのか、そしてアメリカはなぜイラク戦争に踏み切ったのか。

僕には青山さんによる現代アメリカ考のようにも思える。時折出てくるアメリカの社会についての逸話がそう思わせるのかもしれない。

国際情勢、アメリカとは何なのか、そんなことを考える時に読んでおいて欲しい1冊だと思う。
この本の始めに出てくるCNNニュースの話は考えさせられる。
CNNがアメリカを含む世界の視聴者に向けて「世界でもっとも脅威を感じる国はどこか?」というアンケートをとったところ第1位はアメリカだったという笑えない話だ。
世界政府を自認し、世界にアメリカンスタンダードを広げようとしている国こそが「世界で最も脅威を感じる国である」と思われているという現実。それが今、アメリカという国に突きつけられている現実なのだ。

僕にしてもアメリカに脅威を感じる時がある。
僕はアメリカが好きだ。だが同時にアメリカが嫌いだ。この矛盾した心がアメリカという国に対してある。時に平気で世界の秩序を乱す国アメリカ。自分の正義が世界の正義だといわんばかりの傲慢さにこの国に対する反発がやはりある。
それでも、その社会全般や、公正さ、そんなものには敬意を払い、日本よりもいいなと思うときもある。
そうした矛盾を感じる国が僕が感じるアメリカである。

この本の最後には映画「パールハーバー」の話が出てくる。あの映画を僕も見た。そして僕は怒りを感じた。こんなひどい映画はないと。好きな人はごめんなさい。でもね。日本人だったならあの映画のなんとも言えない不自然さの裏に隠されたアメリカの歪んだメッセージに気付くだろう。

僕たちはこれからもアメリカと付き合っていかなければならない。ある意味、日本とアメリカは運命共同体のようなところもある。特に日本にとって日米安保条約という国家として安全保障上の重要なパートナーという位置づけにいる国である。そうした国のことを、その今を知ることも僕たちには大事になるだろう。

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konoyoobaさん、この本にはアメリカの底辺(私は大多数が底辺だと思っています)について、どう書かれているのでしょう。文盲率の高さはどういう風に書かれているのでしょうか?公平だとお思いになりますか?私は差別の国だと思います。{White Only]があった時代に過ごしたことがありますが、表は変わっても本質はどうでしょうか?

2006/11/13(月) 午後 10:07 [ hannreinakinisimo ]

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hanreinakinisimoさん。アメリカは差別もある国ですよ。平等だとは書かれていない。ただ、僕はアメリカ社会を公正だと思っています。本質的には有色人種の差別はあるでしょうし、所得格差だってものすごい。ただ、社会全般に関しては日本よりも公正ではないかと思ってます。 例えば情報公開についてもそうですし、実力主義社会についてもそうだろうと僕は思っています。

2006/11/14(火) 午前 1:00 [ マグ ]


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