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  ガリレオの苦悩
        東野圭吾   文藝春秋        
★「ガリレオの苦悩」は、ビーケーワンで★
http://img.bk1.jp/bibimg/0305/03053388.jpg


探偵ガリレオこと、湯川准教授のシリーズの短篇集の最新刊です。

フジテレビのドラマから、内海薫が小説の登場人物として仲間入りを果たしちゃったんですね!?
設定は多少変わっていますが、本章の第一章と第二章の内容も、10月4日に放送されたスペシャルドラマとかぶっています。

第一章 落下る おちる
鈍器で頭を殴られた痕がある女性がマンションのベランダから転落死。
その現場を目撃していたという不倫相手の岡崎を疑う内海
部屋にあった蓋の外れた鍋と掃除機から他殺の場合のトリックを考える湯川。
自殺か他殺か!?

第二章 操縦る あやつる
湯川の恩師である『メタルの魔術師』と呼ばれた元帝都大学助教授・友永幸正宅に教え子の安田・井村・岡部・湯川が招かれた。
車椅子生活の幸正は内縁の妻の娘・奈美恵の介護を受け生活をしている。
離れで火災が起こり、息子・邦宏が死亡。
魔術師の悲しい愛を操縦られた湯川が解き明かす…。

第三章 密室る とじる
湯川は、宿泊客が死亡した奇妙な密室事件の謎を解くことを依頼され、友人の藤村夫婦が営むペンションに招かれた。
渓谷でに転落死した男は、目撃されずに外出することは不可能だったにも関わらずどうやってドアチェーンで施錠された部屋から出たのか!?
謎を解く鍵は、展示スペースが狭い美術館の絵画展示法!?

第四章 指標す しめす
母・貴美子と二人暮しの女子高校生真瀬葉月は、亡き祖母から「ミズガミサマ」といわれる代々伝わるという振り子状の水晶を譲り受けていて、決断を要する時、ダウジングにより答えを得ていた。
保険外交員の貴美子の顧客の老女が強盗殺人事件の被害者となり番犬が行方不明となり、貴美子に容疑がかけられる。
葉月は母の無実を証明しようと水晶で番犬の死骸を発見するが、何故、彼女には可能だったのか!?

第五章 攪乱す みだす
警察と湯川に『悪魔の手』と名乗る犯人から科学者・湯川への挑戦状が届く。
事故死と思われていた事件のうち数件は『悪魔の手』の仕業だというのだ。
インターネットで事前予告をし、事件後は本人を示す乱数表の数字が添付された手紙が郵送されてくるといった手の込みよう。
目に見えぬ手で人を殺害することは可能なのか!?
犯人の目的とは!?

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/f7/46/dona_house/folder/1425073/img_1425073_30347147_11?20060319205416.gif

『落下る』『操縦る』のトリックを、ドラマで見ていたので(´▽`) ホッ
小説の文章だけでは、難解すぎてイメージしにくいから…。
挿絵や図解入りだったらいいのに…。

特に「操縦る」の幸正の論文・『爆発形成に置ける金属の流体的挙動の解析』からヒントを得、湯川が実験するシーンは映像を見ていないと湯川的に表現するならば「さっぱり、わからん」

『指標す』の母子に関して「あの手の母娘を見ると、冷静な判断がしにくいんだ」と草薙が内海に言います。
あの手の母娘とは「健気に生きている二人暮しの母娘だ」と…。
「容疑者Xの献身」を引きずっているんですね…(T_T)

「あいつは真の科学者だ。だから、科学を殺人に使う人間のことは許せないんだよ。例え恩師であっても」by 草薙

「君は変わったな。昔は科学にしか興味がなかったはずなのに、一体いつの間に、人の心がわかるようになった」by 幸正
「人の心も科学です。とてつもなく奥深い」by 湯川    

特に『操縦る』では、恩師の罪を暴くという内容から、科学者としての苦悩や葛藤に触れられていて、本書の題名にふさわしい内容に思えました。

ドラマから飛び出してきた内海は、すっかり小説の世界の一員としても馴染んでいます。
彼女に対して湯川がこう評します。

「たとえば女性特有の直観力、女性特有の観察力、女性特有の頑固さ、女性特有の執念深さ、女性特有の冷淡さ…もう少し続けようか」    

私は東野作品の大ファンですが、東野さんの描く女性像には、かねがね共感できない点があり、本作の中で湯川が彼らしくない切り口で内海に語る上記の台詞には違和感を感じてしまいました。

だって「実に、科学的ではない」んですもの…?

ガリレオシリーズは、出版当時は地味な作品だったのに、ドラマと映画効果一躍脚光を浴び注目度が増すほど垢抜けしてしまった観。

売れなかったアイドルがブレイクし、驚くほど美しく変身していく様に似ている気がします。

映像をフル活用!?
しかし、原作も映像化のお陰で人気が出るという相乗効果

本書は特に、映像作品とのコラボといった趣です。

湯川役が福山さん、草薙役が北村さんと知った時の違和感は忘れようがありませんが、本書を読みながら湯川の台詞は福山さんが話しているように思えて仕方ありませんでした。

頭の中では、福山さんコウちゃんでいっぱい…。

いつの間にか、人の心に興味を持つようになった湯川。
その陰には、どうやら内海の存在が大きいよう…。
『いつの間にやら、いつの間にやら…?』といった感の本書でした。

小説が映像作品に歩み寄っている!?

閉じる コメント(30)

【徒然なるままに・・・】さん、トラバありがとうございました。
薫をドラマだけの登場人物ではなく小説にも抜擢してしまう東野さんの柔軟性には感心させられました。

2009/1/4(日) 午前 10:53 金平糖 返信する

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初めて湯川先生に触れた時は もっと地味〜で暗い先生をイメージしてました。
それがドラマ効果?頭も良くてスポーツ万能の男前!キラキラな准教授で定着されてしまいましたね〜〜。
まあどうせ読むなら美しいイメージで読みたいのでいいかな〜〜(^^;
金平糖さんがコメントくれてたように「撹乱す」が一番面白くて もっと掘り下げて読ませてほしかった〜って私も思いました。
こちらからもトラバさせていただきます^^

2009/1/8(木) 午後 5:20 tammy 返信する

tammyさん、言えてるぅ〜(≧ω≦。)プププ
いさの間にか湯川はバトミントン以外にもスポーツ万能でカッコいいキャラになっていましたよね(*・∀-)☆
「撹乱す」は長編にしてもよかったですよね。是非ドラマスペシャルで見てみたいです(*・∀-)☆
でも、首都高でのロケは難しいかな?常磐道と東北道の分岐地点なんて怖くって私は運転で来ません(>_<;)

2009/1/9(金) 午後 2:47 金平糖 返信する

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うんうん。同じ感想です!
最初に、ドラマ化が決まってキャストを見たときに…福山&北村ってどうよ?と思っていたのにもかかわらず…この作品を読んでいたら、福山&北村&コウの声が脳内に響き渡っていました><
なんだか、不思議な感覚ですねww
トラバさせてくださいね♪

2009/1/12(月) 午後 9:49 チュウ 返信する

チュウさん。映像の刷り込みって怖いですよねぇ(>_<;)
映像と小説がいつの間にやらすっかりコラボしています。
トラバありがとうございました♪

2009/1/13(火) 午前 11:47 金平糖 返信する

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私の中で福山&柴咲は、もう完全に登場人物と同化しちゃってますw
北村さんの草薙は、日頃北村さんの演じるキャラが濃いので、草薙にしては癖がありすぎっていう気もしますが^^;
「操縦る」のトリックは映像で見られて良かったですよね。迫力がありました。

2009/2/22(日) 午後 2:59 ねこりん 返信する

ねこりんさん。最初、ドラマの俳優さんは小説の登場人物とイメージが結びつかなくって戸惑いましたが、テレビ効果って恐ろしいものですね。もう、小説を読みながらすっかり頭の中を俳優さんたちが動き回っています(^_^;)

2009/2/23(月) 午前 7:47 金平糖 返信する

はらやんさん、はじめまして♪トラバありがとうございました。
お邪魔したら、私も記事にしている映画をたくさん見つけ、ヤフーブログ以外のトラバやコメの仕方がわからず自信ないのですが、思わずトラバさせて頂きました。うまく貼れていたらいいのですが…。

2009/4/29(水) 午前 9:43 金平糖 返信する

そうですよね〜私は基本、原作派なのでドラマも見てないのですが・・・それでももう読み出すと福山雅治が浮かんできますもの(笑)
とうとう内海刑事まで登場しちゃったりして・・・こういうのはファンサービスともいえるけど、何だかドラマよりで哀しい気持ちもしてきます・・・ま、何だかんだと面白く読んだ事は事実なのですが。
トラバさせてくださいね。

2009/7/19(日) 午後 10:11 mrt 返信する

mrtさん。かねがね映像化された東野作品にはガッカリさせられてきましたが、ガリレオは映像をうまく利用し、相乗効果を得た珍しい作品だと思います。
東野さんご自身楽しんで利用しているかのような余裕を感じます。でも、東野ファンとしては、それもそこそこにして頂きたいとも思い、ちょっと複雑な心境。
トラバありがとうございました。

2009/7/21(火) 午前 11:01 金平糖 返信する

ワタシは映像に全然触れていないのであまり印象が変わらないのですが^^;
確か内海さんは映像に合わせたんですよね〜面白いなぁと思って雑誌を読んだ記憶がありますv
最後のお話は長編でも楽しかったかも!でも怖かった〜@@
トラバさせてください★

2009/8/14(金) 午後 4:27 きゃん 返信する

きゃんさん。内海の登場は映像が先かと思っていたら、「このミス」で小説の方が先だと知り驚きました。でも小説のキャラもドラマ仕様に近づきつつある気がします。
首都高の小説に出てきたポイントを通るたび(ここだけは私は運転したくない!)といつも思っていたので、本当に怖かったです。

2009/8/16(日) 午前 6:36 金平糖 返信する

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確かに映像化されて、よりいっそう面白くなってきてますよね。相乗効果ってすごいなぁ。
私も湯川先生の「女の〜」というところが気になったけれど、最近「男と女って根本的に違うなぁ」と思うことが多いので、少しは納得しました。強調しすぎだとは思うけど。
私もTBさせてくださいね。♪

2010/1/5(火) 午後 4:01 fuwachibiprin 返信する

ふわちびさん。東野作品の映像化に好感をもてないでいましたが、このシリーズは別格です。映像のお陰で、いま一つパッとしなかったガリレオシリーズの人気がでましたものね、相乗効果、すごいです。
先日、録画しておいた「容疑者xの献身」をやっと楽しみました。

2010/1/6(水) 午前 10:12 金平糖 返信する

二話目の「操縦る」はドラマ化されてますよね!
香里奈、蟹江敬三、それに柴咲コウの代わりに長澤まさみが出演してました♪
しかし、これ程ドラマよりになるのは『実に、面白い!』

2010/2/27(土) 午後 11:36 やっくん 返信する

やっくんさん。ええ、香里奈さんが地味な役立ったので意外でした。
ほんと、ドラマと小説のコラボ作品といった感じですよね(*・∀-)☆

2010/3/9(火) 午前 8:06 金平糖 返信する

原作読んでテレビ、映画のパターンが多かったので、
テレビが先だと「なんか知ってる、これ前に読んでる?」と勘違いしました(^-^;
落下ると操縦るはドラマの原作だったんですね。
私からもトラバさせてくださいね♪

2010/7/31(土) 午前 0:32 にんにん 返信する

にんにんさん。私も、ドラマや小説で既視感を感じたりすること、間々あります。ドラマ見てて『なんで、犯人知ってるんだろう…?』とか。
途中まで読んで、以前読んだ小説と気づくことも暫し。数日前に読んだ作品も思い出せず、自分のブログを探したり…。
落下ると操縦るも、再放送かと、最初思っちゃいましたよ^^;
トラバ返しありがとうございました♪

2010/7/31(土) 午前 6:35 金平糖 返信する

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こんばんわっ!
この短編集もなかなか興味深いですね。
草薙さんの台詞には、確かに「容疑者X」のことが念頭にあるのかもしれませんね。

トラバさせてください!

2011/7/22(金) 午後 10:07 [ xtz ] 返信する

xtzさん。ガリレオシリーズと、加賀シリーズは、もう完全に映像との相乗効果を狙った作品作りになっている感じですよね。そのうち、二人が共演したりして?
トラバありがとうございました。

2011/7/25(月) 午前 9:37 金平糖 返信する

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