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【その1より続き】
2011年8月 猫砂宅配の旅。
夜更けに到着したのは
岩手県宮古市。
■海沿いに立つホテル近江屋は、1階が津波被害にあったものの、
早くも一般宿泊を再開した、数少ない宿泊施設。
信号が壊れて消えた交差点を恐る恐る通過して、
夜遅くにチェックインしたものだから
外の景色は全く見えなかった。
夜が明けて、薄暮の中、改めて眺める窓の外。
ああ。海沿いの大駐車場か、と思うこにゃくう。
ちがった。 被災して大変なことになった車たちの
一大集積地だったんだ。
車の持ち主さんたちはどうなったんだろう、と
「う。」と言ったきり、次の言葉もだせない。
「隣の材木も、はじめたらあそこに積んであったものじゃないんですよ」
「当日はあの材木たちが、大量に波といっしょに押し寄せてきたんです」
ホテルの女性従業員さんが、震災の実態に無知な私に語ってくれた当日のお話し
「私たちはホテルのすぐ裏の学校に駆け上がって逃げました」
お若い従業員さんたち、無事でよかった。
「先日まで、当ホテルは自衛隊さんの宿舎でした。
自衛隊が撤収したので、これからは一般のお客さんにも泊まっていただけます」
被災地にこうして旅してくるのは、非常に気が引ける。
が、お客さんが来なければホテルも立ち直れないのも事実。
更地になってしまった町に、早くも新築を開始する家庭もあるのだね。
暮らし再構築に向かって行ける、強い家庭もあるんだ。
ちょっと安心したりする。
この旅だけで終わらせちゃダメだね。
また東北に来て再興の様を見届けたい、と思う。
※以上、岩手県宮古市より
【 3につづく 】 |

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