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2014年夏。
神奈川県鎌倉市。
でも、ここは「かまくら」という響きから連想する鎌倉とはちょーっと違う
極々フツウの住宅街。
看板には 「写楽」 ・・・飲食店なんですよ。
異彩を放ち過ぎていて、ちょっと目をそらしたくなる店構え^^;
ウインドーはホコリで曇り、もはや何時の秋の物だか分からない枯葉が
隅に積もっちゃてたりするわけですけど
こにゃくうは見逃さない。
「羽根屋」 「田酒」 ・・・の酒瓶を。
「鍋島」と「くどき上手」もラインナップに置いてる居酒屋なのかな?
ラベルはすっかり陽に焼け、色褪せているワケだけどもw
ついでに食べログベストレストランの表彰状まである!
ちょうど、店舗脇のガレージにお店の方が出ていらしたので突撃取材です。
「お店は何時からですか?」 「8時からです」 (うわー。遅いスタートなんだー)
「今晩、席ありますか?」 「今日は団体さんが予約されてて…」 (げ。人気店?)
「んじゃ、明日来ます。8時に1名!」 「ハイ、お待ちしてます」
そんな経緯で訪れることになった居酒屋写楽でのおはなしです。
夜のライトに囲まれた写楽の店舗は、昼間とは一転してムーディだ。
「こんばんわー」と引き戸を開けたら、この内装。
雑多。 乱雑。 混沌。 そして摩訶不思議。
品々がてんでバラバラにとっ散らかっている。
だけど、BGMのスタンダート・ジャズが店内をミステリアスに纏めてくれている。
居心地いいぞ、この店。
えっと・・・ビ、ビールください。(ドキドキ・・・)
ビールはヱビスの生。黒ヱビスか琥珀ヱビス、またはそれらのハーフ&ハーフのみ。(ジョッキ\700、グラス\600)
琥珀ヱビスのジョッキと共に提供された、コチラの突出し。
わ!豪華♪
ちょびっとづついろいろ乗っていて、酒飲みの心にストライクど真ん中。
蓮やパプリカのピクルス、サザエ、鰻巻き玉子
枝豆 、甘い玉蜀黍、ポテトサラダ・・・
品々の味のバランスも申し分なく、
これだけあればお料理の追加は不要なんじゃ?
と思わせるボリュームです。
ビールは2分で消滅してしまったので、気になる日本酒の部にいってみようかしら。
(ドキドキ・・・)
ぎゃ。 青煌\1000! 志太泉\1600! 鍋島・・・大好きだけど\1800!だ〜(汗)
こにゃくうは懐が淋しい無職の能無し主婦ですからね。
好きだからといってお高いお酒は、自腹では呑めません。
(オットが一緒だったら迷うことなく鍋島いっちゃってますけど^^;)
1,000円以下の酒から、自分好みと思っている「風が吹く」を手堅く選ぶ。
壁に貼りだされた日本酒は、うっとりするような魅力あふれるラインナップ。
ただ、あと\100お安かったら、貧乏主婦の懐にもやさしいのですが、ネ。
1合入ってないし。
いちげんの客で、ひとりニヤニヤしながらちびちび呑むこにゃくうに、
お髭のマスターがお話相手になってくださる。
「お近くの方ですか」 「いえ、千葉県民です」 ←キッパリ田舎もん宣言。
やがて、カウンターの隣席には常連さんの紳士がお座りになる。
マスターと常連さんのお二人に向かって自分の状況を少しずつしゃべるこにゃくう。
実の母がこの近くの病院に入院しています。
いつ急変しても不思議はない病状なので心配で遠く千葉まで帰る気がしません。
病室に泊まり込んで・・・いや、もはや住んでる状態と化してます。
自分の食事は自分でなんとかしないといけない。
時にはこうして近所の飲食店を渡り歩いてます。
今日は良いお店に巡り会いました。(こにゃくう)
カウンターの他に、テーブル席(4人掛け1卓、6人掛け1卓)もある。
やがてテーブル席へもお客様がやってきた。
さて、お刺身でもお願いしようか?と思案するも、どの品もかなりボリューミー。
「半量でもオーダーできる刺身もあるよ」と常連紳士が教えてくれる。
「いや、私のでよければ少し分けましょう。お食べなさい。関アジです。」(常連紳士)
・・・ということで、高級魚と名高い関アジをちゃっかり紳士より頂戴するこにゃくう。
ご、ごちそうさまですっ! 看病の励みになりますっ! ・・・う、うまっ!
関アジって鯵なのに鯖なみの大きさなのですね!
味も普通の鯵よりずっと脂が乗っててとっても美味しい。
・・・なものだから、1合で帰る予定が「来福ください!」になってしまった^^;
母が寝込んでいるのにバカバカバカ!
さあ、長居はイカン。 〆に玉子雑炊を食べて、病院に帰ろう。
そうそう。
この写楽というこのお店は「粥茶屋写楽」が正式名。
お酒や刺身だけでなく、お粥も写楽の看板商品なのでした。
コンビニおにぎりや簡単な食事つづきのワタシの胃袋にやさしい玉子粥。
「これも食べていきなさい」 と、ご自分でオーダーしたイサキの塩焼きを
小皿に取り分けてくれる常連紳士。
遠慮なく戴いちゃう、こにゃくう。
うう・・・ありがとーございます。 超ウマイ〜(涙) 脂の乗ったイサキです。
なんだか、お貰いばっかりでちっともオーダーしなくて申し訳ない気がして
最後に奮発、而今(\1000)もいっちゃいましたー。
おかあさん、ごめんよーう(涙)
豪華な突出し、ジョッキ生ビール、3種の日本酒、玉子粥でお会計\5100。
先の見えない病院付き添い生活で、ちょっぴり気分が切り替えられた一晩でした。
「病室で食べなさい」とマスターが塩ゆで枝豆をお土産にくださった。
ありがとうございました。(またお貰いしてしまうこにゃくう)
付き添い生活に煮詰まったら、またここに来てひと時を過ごさせてください。
★食べログでチェックしてみたら皆さん絶賛の人気店でした★
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うまいもん喰った
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ほぉ、こりゃ日本酒好きには堪らないお店ですね。^^
この突き出しを見た瞬間に、1合ですむハズがないと確信!
あっ、こにゃくうさんのことじゃないですよ〜(笑)
なべさくなら、3合はいくだろうという話です。
でも、結果、こにゃくうさんも同じくらい呑んじゃってますね。ププっ!
ステキな雰囲気のお店に、美味しそうな料理と日本酒。
気さくな常連客との語らいまであれば、飲まない方が無粋というものです。^^
2014/8/6(水) 午前 2:01
なべさくさん、なんだか不思議なお店でした。
この突出しのインパクトは大きいでしょう?1合ではムリですよねーww
なべさくさんなら4合はいくでしょう!
常連さんとマスターとの会話で癒されました。
鎌倉でも超僻地にあります。
ここで食べログベストレストランって不思議です。
2014/8/18(月) 午前 2:05
知らないお酒ばっかりあります〜
飲んでみたいですっ!
お母さんの看病お疲れさまでした。
僕も岩倉の実相院の近くの病院で母の看病してた時は、毎日コンビニ弁当でした。仕事終わりに2時間かけて通ったり。看病してる時は無我夢中やったなぁ〜
こーいう楽しみをみつけるのサスガです。
こにゃくうさんの嗅覚スゴイです^^
20時オープンで、こんな住宅街でお客さん来るんですね〜
不思議なお店です。
隣の常連紳士はステキですね^^
2014/8/31(日) 午後 7:23
ensyuさん、個室の病室だったので折りたたみベッドを入れてもらって3週間、母と寝起きを共にしました。
すっかり馴染みになった看護婦さん達が「私たちがいるんだから任せて、時には気分転換して来て」と言ってくれるので、時には町をウロウロして外食してました。
ensyuさんのお母さんの看病の様子、私と同じだなーと思いました。
まずは、食事がまともに摂れなくなりますよね。どーしてもコンビニやスーパーのお惣菜で凌ぐ感じ。
この店の一夜は気分転換になりました。
結局2度目の訪問をすることなく、母が逝ってしまったのですが
近所だったら、間違いなく再訪している居酒屋さんです。
2014/9/1(月) 午前 7:04