極楽な日々

オット・ムスメ・猫を各1名もつ主婦・こにゃくうです。喰う・飲む・遊ぶの極楽生活

お知らせや近況報告

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2015年11月某日

ピアノ。 
こにゃくう実家リビングに横たわる巨大な物体、ピアノ。
昨年実家母が他界し、無人になった実家。
やがては実家をたたまなくてはいけない日が来るのは明らか。
そこには、誰も弾くことがなくなったピアノが取り残されている。
思い出のピアノがどこかの誰かの役に立つのなら
いっそ売却しよう・・・と。
そう思ったワタクシの、ピアノ売却顛末記である。

< プロローグ >

実家母生存中から
「あんたのピアノでしょ?自分の家に持っていきなさい。じゃまだから」(実家母)
と邪険に扱われ
「いや、ワタシいらないから。いいじゃない。実家に置いておいてよ」(こにゃくう)
と、これまた雑な扱い。

ピアノは確かに私の物だけど
はっきりいって欲しくて買ってもらった記憶はない。
こにゃくうが幼児の頃のこと。
実家母がある日唐突に「ピアノ習う?」と訊くから
「うん」と。
その事の重大性もわからぬまま頷いただけの頭の悪い幼児だったのだ。

そんなわけで
ある日巨大なピアノがリビングを占拠し、
翌週から毎週水曜日がピアノのおけいこの日になってしまっただけのこと。
ワタクシこにゃくうが習いたかった、というよりも
実家母が娘にピアノを習ってもらいたかった、というのが実情だろう。
故に、幼児こにゃくうはそれほどピアノ習得に熱心ではなかったのだ。

ごめんなさい、ピアノ。

それでもツェルニー40番くらいまでやったし
小中学の音楽の授業も、ラクして好成績が取れていたのも
ピアノを齧っていたからに他ならない。
それなりに音楽の素養というものを持ち合わせることができたのも
あのピアノとの日々があったからと言えよう。

ありがとう、ピアノ。

やがて嫁にいって、自分の家を持ったくせに
ピアノは引き取りたくない、というワガママ^^;

だってアイツ、デカイしうるさいんだもん(笑)

そんな雑な扱いを受け、実家に放置され続けているなら
いっそ売ってしまいましょう、そうしましょう、と。
実家が無人になったのを機に、
売却する決心をしました。

< まずはピアノの製造情報を確認しる >

で、業者HPを覗くと・・・

売却予定のピアノの情報が必要なんだと。
コレ、実家に行ってピアノの中を覗かなくてはいけないんじゃん。
実家は遠いのでちょっとメンドクサかった。

メーカー:YAMAHAやカワイ
モデル名:U1F とか U3など
製造番号:ピアノの天板を開けて中を覗くと刻まれている 
       (ワタクシのはアップライト型)
:黒、木目、白・・・などなど
ペタル本数:2or3本

イメージ 1
※「ピアノ買取比較」HPの画像から


            ・・・最低、これらの情報が必要ですって。

自分のピアノの型番なんて初めて知ったよ(笑)



< いよいよ業者HPにアクセスだ >

いざ売ろうとすると、
思い浮かぶのは、やはりテレビCMを打っている会社になるものだなあ。

「ピアノ売ってちょーだい、もっともーっとたけもっと」 

CMがくどいほどのアノ、T社のネット査定にまず情報を入力。

翌日、T社から査定結果のメール、併せて電話があり
「5万円です」 
との買取額。
ほー。
ビミョウな数字だな。

当時40万円、今の貨幣価値にして120万円ほどの買い物だったのだろうと思うが
「5万円」かー。
まあ、そんなもんだろう。
中古品に値が付くだけでもありがたいのかも。

スタート時はそう思った。
運送費を思えば、お金をくれるだけでもいいんじゃ?と。

< 1社の見積もりだけで決めるのは早急ですヨ >

さらにこんなサイトを見つけた。
「ピアノ買取比較サイト」 http://www.zba.jp/piano-kaitori/

知らない業者に、自分の住所や電話番号等の情報が流れていくのは抵抗あるが
比較検討するためにはしかたないかー。


2016年4月★追記
後日、ニュートンフィナンシャルグループとかいう生保から勧誘の電話がかかってきた。
「どこから私の情報を得た?」と訊ねたら
この「ピアノ買取比較サイト」から情報を得たを言っていた。
不快だわ。そーいうのがダメな人にはお勧めしない。



すると
速攻で4社(仮にA・B・C・D社とする)から返信メールがゾロゾロと届きだす。
一括査定は確かに便利でありがたい。

最初のT社と他4社の査定結果をここで紹介しよう。

T社:5万円 →まあ、こんなもんかな?と思ったよ。最初だったから。
A社:6万円 → おー。 T社より1万円も上じゃん。
B社:8万円 → 即決めしなくてよかった! T社の5万円って何だよw
C社:8万5千円 →ええ〜!本気ですか?
D社:8万5千円 → 他社は椅子は引き取らないという中、
             椅子も無料で引き取ってくれるという好条件つき!

さらに翌日には直接電話がかかり始める。
「他社が8万5千円というのなら、ウチも8万5千円!」 (T社)
5万円だったはずのT社、
いきなり値段を上げてきた。
やはり言い値で売ってはいけないのだな、ということを実感。

「8万5千円と言った業者の名前を教えてくれたら
ウチは8万8千円出します!」 (D社)

・・・そっか!
じゃ、D社に決まりだな。
T社にお断りの電話を入れよう・・・と、お話しすると
「それならウチも8万8千円お出しします。
ご希望なら、特別に椅子の引き取りも無料でします!是非ウチにお願いします」

あまりにえげつない値のつり上げは気の毒になってしまう性分のワタクシ。
もう、ここで手を打ちましょう。
8万8千円で納得でいいじゃない?
最後まで他社の値段に合せてきたT社に売却することにしました。
「ピアノ売ってちょーだい」  のCMの会社です。

<さて、搬出の日>

実家に赴き、
搬出業者が来るのを待つ。

希望日の「午前」or「午後」という
ザックリした時間指定までしかできません。
おおよその時間がわかった段階で
訪問予定時間の電話連絡が入りました。

作業時間はおよそ1時間とのこと。

イメージ 2
いよいよお別れとなると
淋しいもんである。


イメージ 3
最後に2時間ほど弾いてみる。
指の動きも鈍くさくなっちゃったなー。
ピアノちゃんは変わらずにキレイな音色だった。
母が定期的にキチンと調律を頼んでくれていたからだろう。


イメージ 4
2トントラックにて業者さん登場。
屈強なおじさんが数人で来るのかと思ったら
大学生らしきお若い男子2名ぽっち。
あら。
意外。


イメージ 5
まずはピアノの中をチェックしたり
傷の有無を見る。
鍵盤をたたいてみたりして
状態を確認。

その鍵盤への触れ方が
ピアノをやってる人のタッチだったので
「もしかして音大生のバイトなのかも?」
と推理するこにゃくう。


イメージ 6
お兄さんのチェックで問題がなければ
お約束の代金が支払われる。
茶封筒に入った8万8千円。
その場で手渡しでいただきました。
(開けてみたら痛みが・・・等だとその場で減額されるとのこと)


イメージ 7
代金受領印を押したら
サクサクと搬出作業に入るお兄さん方。
キルト生地の布にくるまれる
ワタクシのピアノちゃん。


イメージ 8
たまげた!
まずはピアノを横にするんだね!


イメージ 9
で、
屋内では床上をソリのように滑らせて移動させる。
「ハイよ」
「いいよー」
「もうちょっとイケるよー」
・・・などと2人で声を掛けあい
ピアノちゃんを巧みにリビングから廊下へ。


イメージ 10
段差部分では
肩に掛けたベルトが頼り。
ピアノを肩のベルトで受け止めるとは・・・(驚)
ピアノは200kgオーバーですよ!
細目のお兄さんなのにすごいなー。


イメージ 13
ここまで来たら
もう作業は終了近し。
サクサクと手際がイイ!
でも、重労働だよね・・・


イメージ 11
「この作業を1日に何件こなすの?」
と訊いたら
「うーんと・・・多い日は1日に10件かなー?」
ひー!
スゴイですねっ。


イメージ 12
トラックに納まったピアノちゃん。
ドナドナドーナ、ドーナ・・・
どこかで誰かが大事にしてくれますように。
ありがとう、さようなら。

★当記事がピアノ売却を考えている方に参考になれば★

因みにワタクシのピアノの型番は
YAMAHAのU1F。
ぜひ、8万8千円より高くお売りくださいね(笑)

YAMAHAのU1シリーズは『ピアノ造りにおいて良き時代だった頃のピアノです』
と説明されている中古ピアノ業者HPを見かけました。

U1シリーズについてこんな言葉が。
『アメリカンウォルナット環境保護法の網がかけられ
向こう100年伐採はできないレアなつきいたを使っている』

こにゃくうと同世代のピアノを持つ方々へ。
我々の愛用したピアノは
経済的に豊かになった日本が、
高いレベルのテクニックで造ったピアノだったのですね。
ちょっと誇らしいじゃないですか。


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