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【 前の記事よりつづき 】
2015年11月20日(金)
京都旅行のお話しのつづきです。
PM 2時30分。
今夜の宿、美山荘に到着。
長年憧れてきた宿なので
一刻も早くチェックインしたいところですが
その前に行かねばならない所があるの。
うろちょろする我らの姿を速攻で見つけて
玄関に走り出て来てくれたお宿の女性に荷物を託す。
チェックイン前に徘徊したい所があるから、荷物をヨロシクねー。
花背・大悲山、峰定寺に行かなきゃね。
美山荘はこの寺の門前に建っている、という位置関係。
峰定寺の宿坊が、美山荘の前身なのです。
ワタクシ、こにゃくうは長い間、いつかは来たい!と熱望していたけど
お約束事項がいろいろあるお寺なので
オットに一応ご説明申し上げた。
ご覧の通り、AM 9:00〜PM 3:30まで、とやや短い入山可能時間。
さらに・・・
・雨の日は入山不可
・団体不可
・ちっちゃいお子様不可
・12月1日〜3月30日は不可
・私物の持ち込み不可
・・・というイロイロ不可!&不可〜
「へ〜。おもしろそうな寺じゃん」 (オット)
をを。
乗り気ですか。
ありがたい。
いや、お約束事項はもっとあるんですけどね。
それはイヤでも受付けの方が言いつけてくれるでしょうから
よーく聞いておくのよー。
ヘビーな京都ユーザーのワタクシですが、初めてのお寺。
NG項目いっぱい、というのでコワイお寺の人だったらどうしよう・・・
と、ややビビり気味に寺務所に声を掛けると
高齢の女性が登場。
500円の入山料をお支払します。
「あなたたち、初めて?あ、そう」
・・・ということでお約束事項の説明が始まります。
・この峰定寺は古来より修行の場。
なので、
「荷物は全部預かります」
・ハンカチとお財布。これだけは持っていってよろしい。
「コレに入れなさい」
・・・といって渡された紫色のたすき掛けするポシェット状の袋。
これは雲水や修行僧が掛けてる「ずた袋」ってヤツですねっ。
わー。
修行モード高まる〜♪
「本堂まで400段の石段です。
そこに杖があるでしょ?一本選んで持ちなさい」
いや、要らないから、とは言わせない迫力でほぼ強制です^^;
「六根清浄、と唱えながら登りなさい」
ハイ、了解です。
ワタクシどもは今からナンチャッテ修行僧ですからねっ。
「途中に鐘がありますから、心を込めて打ちなさい」
ハーイ。
タダで鐘が突けるのは京都ではレアですのでありがたいわー。
「何事かあったかと心配になるので往復45分で戻りなさい」
ええ〜、上でまったりしてたらダメですか?
ダメなんですね、そうですね・・・
仁王門から入山するように、とのこと。
1350年のオリジナルの仁王門なんだそうだ。
超が付く歴史物。
当然、重要文化財。
この仁王門から先は聖域なのでしょう。
「仁王門をくぐったら声高なおしゃべりは謹んでください」
あ、はい・・・^^;
・・・というわけで
京都でも屈指の秘境度を誇る峰定寺についに登ってまいりました。
受付でカメラ、携帯も
あしからず。
「撮影禁止」 というより「修行の場であるから俗世の物は持ち込むな」
という意図なのでしょう。
ここは、観光寺院ではないのです。
いにしえの修行僧の気持ちになって
お山で心を清めてらっしゃい、というお寺なのでした。
400段の石段の先にあった本堂からは
圧巻の眺望を得られます。
絶景をオットと2人占め。
山々が連なる。
空気が違う。
京都でもこんなに静寂な場所はそうそう無いのではないか、と思われ。
峰定寺本堂の版画の画像を貼っておきます。
(徳力富吉郎氏の作品。美山荘に縁の深い版画家です)
清水寺の舞台同様、崖にせり出して造られた舞台づくりの構造。
峰定寺の本堂の方が清水寺よりも古いのです。
観光寺院だらけの京都にあって
独特のスタイルを貫く峰定寺にはファンが多いようで、
この日もリピーターです!という方が
「今日もヨカッタです。また来ます」
と仰って立ち去る所に出くわしました。
京都の美山、いや深山の峰定寺。
オットも「また来たい!」とお気に召したご様子。
気持ちが引き締まるお寺でした。
【 つづく:美山荘にチェックイン! 】
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15年京都旅(秋)
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