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【 前の記事よりつづき 】
2019年4月29日(月)
成田-ヘルシンキ フィンエアーAY74便に乗ってます。
お食事の時間到来。
シャンパン飲みながらメニュー表を凝視。
何を食べるか真剣に考えています。
う・・・ぬぬ・・・
日本発便機内食の看板メニューは
駒場東大前「七草」のシェフ監修の和食。
まずはコレだね。
「春の七草花織り(かおり)箱」
白木のBOXで清々しいわね。
フィンエアーのイメージとぴったり合うデザインです。
シンプルな白木の蓋を開けると
色とりどりの食材がワッと目に飛び込んでくる仕掛けなんだね。
見た目の美しさでまずニッコリ。
しかし
驚くほど完成度が高い。
この筍のふくめ煮などは
機内食でこの味が出来るのね!と驚きます。
鶏幽庵焼も、冷たいのだけどここまでできればハナマルです。
蕗の青煮もシャキシャキ歯応えはきちんと残っていて香りも飛んでいない。
球体のジャガイモ団子も秀逸よ。
炙り帆立にジュレかけ。
もしかしたら、過去にいただいた機内和食では一番好印象だったかも。
やるな!フィンエアー。
今日のシェフのおすすめは「ポークジンジャー」
まずくないです。
機内食にしては美味しい方。
肉質も悪くない。
味付けが、外国によくある甘目が強いタイプでした。
完食ですわ。
ワタクシ、「プラダを着た悪魔」鑑賞中。
がんばれアン・ハサウェイ!
さて、通路を挟んで隣のムスメはナニを選んだかな?
覗いてみたら同じく「七草」前沢リカ氏監修の花織り箱を選んでいました。
ソレ、正解ですよ。
で、
「スパイダーマン:スパイダー・バース」
を観ている模様。
「凄くヨカッタ〜、泣いたわ」 (ムスメ)
ええ?これって泣ける映画だったんだーw
「牛ブリスケット(バラ肉)の煮込み マデイラソースとカリフラワーのピューレ」
「オイシカッタよ」(ムスメ)
と報告がありましたが、まあ機内食として普通に美味しかったという意味でしょう。
真ん中2席にムスメと並んでいるオット。
オットからのお食事画像はコチラ。
同じく前沢さん和食箱チョイスなワケだが
彼にはもれなく日本酒がセットされていた(笑)
フィンエアーのドリンクメニューに
「HAKUTURU SUPERIOR JUNMAI GINJO」
ってあるわねえ。 このクオリティの日本酒では×なオットだが
背に腹はかえられず「ギリギリの味だっ」と言いつつ飲み続けたらしい。
ムスメの報告によると
「残っても棄ててしまうだけなので全部飲んじゃってくださ〜い」って
ノリの良いCAのお姉さんにガンガン勧められて
素直に呑みつづけたそーな(笑)
オットチョイスメインは
前沢リカ氏監修 「鯛のグリルとふきのとうソース添え 豆と桜海老ごはん」
メインはコレが当りだったのかも。
デザートワインとチーズ。
良質のポートワインと塩分きつめのスチルトンが合うわあ。
ああ、極楽。
ロシアの大地だよねえ。
凍った大河が白ヘビのようにうねっている。
置かれたチョコをガッツリいただく。
これ、フィンランドのチョコなんだけど美味しかったな。
いただきまーす。
よく食うなあ自分・・・
「何か飲む?」とすかさず訊いてくれる男性CAさん。
お酒に飽きてきたので
(てか、ワインがそれほど美味しくなかった)
ブラックティーを所望するよ。
『日本から一番近いヨーロッパ』
そうだよね〜
北回りルート10時間でヘルシンキに着いてまう。
一刻も早く機内から解放されたい人には短いフライト時間はうれしいだろうけど
好き勝手に飲んで食べて映画観て・・・を
無限ループでやっていたいワタシには10時間は短いんだ!
ああ、不思議な凍った湖が無数に見えるよ
2度目のお食事タイム。
またもアン・ハサウェイ作品を鑑賞中。
「マイ・インターン」
このフライトのワタシはナゼかアン・ハサウェイ祭w
気になってお願いしたら
熊ちゃんのデザインでインパクト大。
「わあ、かわいいねえ」
とCA男子に申し上げたら
「これ、フィンランドのビール。KARHU(カルフ)はフィンランド語でBEARのことだよ」
羆並みにガッツリした味で美味しかった!
ニソワーズサラダをいただきました。
いっぱい野菜はうれしいな。
フィンエアーはパンがおいしい。
機内のパンって乾燥気味でガザガザなのを出されることがあるのだけど
ふわふわのパンが提供された。
何か工夫をしているのだろうか?
あ、ハーゲンダッツも食べてますね。
ちょこっといただいたが、カレー味で美味しかったな。
なぜかナメコのお味噌汁付き。
ヘルシンキの大地が近くに見えてきてしまった
楽しかったフライトはおしまい。
帰路便を楽しみにしておこうか。
丁寧に度が過ぎることがないスマートなアテンド
もしかしたらワタシ史上最高かもしれないクオリティの機内食
フィンエアーAY74便は好印象のフライトでした。
ヘルシンキから乗り継いでスロベニアに向かいます。
【 つづく 】
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【 前の記事よりつづき 】
2019年4月29日(月)
平成-令和の大連休をつかって旅立ちます。
成田から乗るフィンエアー。
この大連休中の3日に限り、フィンエアーは1便増便して
午前中だけで3便もヘルシンキ行を飛ばしている。
商機を逃さないな、フィンエアー。
エアバスA350-900
フィンエア-最新機種です
わーい。
新しい配列のシートはうれしいな。
「ママ、窓際どーぞ」とムスメとオットが譲ってくれたソロ席だ。
ありがとう!
ハイ、ご協力ありがとうございます!
上手く撮れないのでフィンエアーさんのサイト画像です。
フィンランドのブランド、マリメッコのデザインを採用しているのがうれしい。
今回のフライトのポーチはこんなデザイン。
あら、お地味な柄w
持ち帰って何かの用途に使えるかな。
中はアイマスク、耳栓、歯磨きセット
リップクリームとフェイシャルクリーム
スウェーデンのコスメ、L:A BRUKET(ラ・ブルケット)のお品物。
オーガニック感あるパッケージで
おしゃれだわ。
使わせていただこう。
機内スリッパ。
スリッパは旅行中のホテルくらいなら使えそうなしっかりした物。
ヘッドホンはBOSE。
足元に靴が格納できるなあ。
三角形のオットマンは奥が深い。
ベッド型に倒した時にシートと連結するので
足を延ばすのに余裕があります。
でも
北欧の高身長男性だとこれでも厳しいかもね。
画面にタッチすれば操作できるタイプ。
別途あるコントローラーを使わなくても済むから便利です。
映画はほとんど日本語対応していました。
なんか凹みがあって
フックに引っ掛けられる構造になってるよ?
たぶんヘッドホンを掛けろや、ってことかな?
と思って、そーいうふうに使ってました。
シートの微調整も
この位置にあると着席姿勢でもゴロ寝姿勢でも手が伸ばしやすくていいわー。
ゴロリと寝ているときは
コレが起立していた方が気分的に結界になりました。
ちょこっとした小物入れ。
これ以外に私物を格納できる場所は無かったです。
ワタシの好き勝手にできるシアワセ空間。
飲んで食べて映画観まくるぞお。
「お飲物は?シャンパンはいかが?」 (男性CAさん)
「ありがとう。えっとね、オレンジジュースにシャンパンをね・・・」 (こにゃくう)
「ああ、ミモザだね。Sure!」 (男性CAさん)
イッタラのグラスで持ってきてくれたよ。
フィンランド尽くしです。
さよーなら〜
九十九里浜のキレイなカーブが見えました。
家族3名ともが
「なかなか美味しかったね」で同意したフィンランド・エアーの機内食を次に・・・
【 つづく 】
おまけ
フィンエアーのお手洗い
ルフトハンザのよーに窓があるとか
そーいうの無くフツー。
フィンエアー、マリメッコ押しが凄い。
マリメッコってかわいいけど、日本で買うと高いよねー
ちっちゃいポーチで7千円って
こにゃくうはケチだから買えないよ。
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【 前の記事よりつづき 】
2019年4月29日(月)
成田空港からフィンランド航空利用でスロベニアに飛びます。
この度はビジネスクラスなので
搭乗までのひとときをラウンジで過ごせるのだけれども
フィンエアーは成田空港になんて自前のラウンジを持っていません。
ゆえに
同じ「ワンワールド」グループの他社ラウンジを使うことになります。
もしかしたら同じワンワールド仲間のJAL「サクララウンジ」かな?
と、思っていたら
チェックインカウンターで案内されたのは
カンタス航空のラウンジでした。
過去に成田空港のサクララウンジを使ったことがあるけれど
特に感動がなかったワタクシなので
(狭い、朝食時間のメニューがしょぼい、日本酒の品揃えの良さ以外に褒められる点が無い)
今回はカンタス航空ラウンジが体験できるのは
ヨカッタな〜と思っています。
なかなか飾りっけの無いラウンジですっ
オシャレ度とかゴージャスさ、とか
無いわ〜
去年使った成田第4サテライトのANAラウンジは
窓が無い閉鎖空間だったからさー
あそこよりは明るくてヨイとは思いますよ。
飲み物類、食べ物類ですよね。
中央部にメイン・カウンターがあります。
横長構造のラウンジ内を奥に進むと
もう一ヶ所ドリンクと簡単なスナック提供の小さ目のカウンターがある、
という2ヵ所での提供です。
銘柄はサッポロだけ。
別にサッポロでも嬉しいし、
生ビールサーバーがあるだけで十分なんだけれども。
キリンとアサヒの2種を用意しているANAはやっぱりエライ。
もはや絶望的。
もうちょっと真っ当な日本酒を置いておいてよ(涙)
これから数日は日本酒とサヨナラなんだから〜
カンタスラウンジの方には
ワンワールド仲間の「サクララウンジ」の日本酒ラインナップを見習ってほしい。
日本酒の品揃えはANAラウンジよりもサクララウンジの方が上だと思います。
自分でカクテルを作る時にこのジュース類を使いました。
ラウンジの奥地にあるワインやハードリカー中心のカウンターです。
ひと通りのスピリッツ類は揃っています。
こちらのコーナーのレベルは日本酒に比べれば
悪くない品揃えだと思います。
ラウンジでブラッディーメアリーを飲むよー
美味しく頂戴しました。
軽いつまみ程度です。
速攻で無くなるのですが 随時キッチンから供給してくれます。
供給のスピードとタイミングも遅くないと思いましたよ。
味は見た目まんまのレベルと思っていただいてOKかと。
(特にオイシイとかそーいうのはモニョモニョ・・・)
お寿司やおにぎり的な日本モードに特化したメニューは
見かけませんでした。
成田空港に於いては
ANAラウンジのレベルって高いんだなあ、と
しみじみ思いました。
もちろん、カンタスだってシドニーやメルボルン空港のラウンジは
充実しているのだろうと思います。
搭乗開始時間まで
好きに寛げて
好きにお酒が飲めて
おつまみいただけるラウンジはありがたいです。
食い意地張ったワタクシには必須アイテムよ(笑)
フィンランド航空 AY 74便 ヘルシンキ行
94番ゲートで定刻通り搭乗開始です。
【 つづく:フィンエアー A350-900 ビジネスシート 】
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2019年4月29日(月)
平成天皇が引退発表。
新天皇ご即位の行事に伴って
「2019年のGWに限り10連休!」
という法外な大連休発生案が出たのが2018年10月のことでした。
大阪に住むムスメからメール。
「ウチの会社も10連休になるんだけどヒマになりそうだから海外旅行しないか?」
ムスメから旅行のお誘いとは珍しい。
速攻で反応するオット。
休日法改正と同時に提案してくるムスメも早いが
即刻ツアーを押さえるオットもなかなか(笑)
もっと凄いのは10連休対応のツアーを
報道直後に用意してきた旅行会社かしらね?
とても興味ある両国だけど
まだ未踏の国がいっぱいあるワタシ達だから
まあ、順番はまだ先かな〜と思っていたのだけど
ムスメのリクエストが「できればクロアチアなんてどう?」だったのでした。
成田空港のフィンランド航空カウンターにいる我が家3名。
フィンランドのヘルシンキ空港経由でスロべニアのリュブリャーナ空港へ。
ものごっつムーミン押し。
フィンエアーってワタクシ初めて乗るのだけど
ここ5、6年は日本路線がバンバン飛んでいる印象。
機内アメニティがマリメッコで
機内グラスがイッタラだとか。
うふふ♪楽しみ。
ワタクシ、こんなに激混みの成田空港を見たのは初めてです!
GWやお盆シーズン、年末年始など
他所さまが旅行する時期は完全スルーが鉄則の我が家。
トップシーズンを微妙に外して
せいぜい年に一回の海外旅行でしたから。
保安検査の列もエライことになってる。
さすが10連休。
おそろしや。
ビジネスシート用チェックインカウンターと
プライオリティレーンの威力をこの日ほどありがたく思ったことないです。
全く並ばずにすべてのエリアをスルーできる。
こーいう混雑時には効果を発揮するのですね。
さっさと空港ラウンジに行きたいですもん!
ところで、成田空港へのアクセスなのだけど。
これまた京成線が激混みになるのではなかろーか、と。
そう思ったオットが秘策を提案してきた。
この駅で降りて空港(第2ターミナル)へ向かいました。
こんな駅あるの知らなかったわ(笑)
オットによると
現在の成田空港駅(いわゆる成田第1ターミナル駅)や
空港第2ビル駅ができる前の1991年までは
このしょっぱい駅が「成田空港駅」だったのだそうです。
ムスメと声を揃えて「え〜〜っ!」でしたよww
(東成田駅Wiki)
「空港第2ビル駅への連絡口」と。
(AM 5:20〜PM 11:15に通行可)
この東成田駅で降りた客は10数名。
そのうちトランクゴロゴロさせている旅行者は我らだけで
他の人たちは慣れた様子でカツカツと連絡通路を突き進んで
あっという間にいなくなってしまいました。
空港第2ビル駅がこの先にあるんだね。
サクサク先に行ってしまった乗客たちは
第2ビルで働く人達なのでしょう。
追いかけるようにトランクをゴロゴロさせながら進みます。
路面はなだらかで
意外にトランクを転がしやすい素材と構造になっています。
あまりにも前方がまっすぐで
遠近感が掴めませんっ
吸い込まれて行くようでなんだかキモチ悪いですっw
「キモイキモイ」
言う自分らの声だけが響いて
それもまたキモイ、という謎現象w
ちなみに、東成田駅に着く電車は1時間に1本なので
後続の人間は誰もやってきませんっ
なにも貼られていないので
ソレが一層無機質感を盛り上げちゃってくれてます
そりゃ、誰もこんなところに広告料払ってポスター出しませんよね。
約5分。
半分の地点に来ました。
コレ、トンネル内とかで見る、どっちが出口に近いかの掲示ですよね。
傾斜は大したことないです。
トランクを転がす人間への配慮を感じます。
まっしぐらな一本のスロープではなく、
5ヵ所、傾斜が無くて平らな部分を造ってあります。
誤ってトランクが暴走したら
ガーーー!行っちゃいますもんね。
脇の壁を見ると
階段状の跡が見えるので
昔は階段だったのかしらん?
最終コーナーを曲がったその先は・・・
成田エクスプレスから降りてきた
大量の旅行者が川のように流れていて仰天。
あ、現世に帰って来た?
あの世とこの世の境目みたいなナゾ空間(笑)
ここはご存じのJR空港第2ビル駅改札を出た所のコンコースじゃないですか
ここに出るんだね〜
ヒミツの(別に秘密じゃないw)通路への入口には
ちゃんと案内掲示があります。
今まで何度も通っているけど
この入口は気付かなかったな〜
本日は京成線も間違いなく激混みだったことでしょう。
大きなトランク持って混んだ車両に乗るよりも
この通路経由のおかげでストレスなく成田空港に着けたと思うよ。
平成最後の大型連休に湧く成田空港から
フィンランドのヘルシンキへ出発したのでした。
初めて利用したカンタス空港のビジネルラウンジの件です
※Yahoo!ブログ終了の嵐の中、
やっぱり気楽に入力できるのはこの古巣。
Yahoo!最後の日までにこの旅行記が綴り終えるとは思えないけどね。
Yahoo!への最後の抵抗ですわ(笑)
【 つづく 】
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【 前の記事よりつづき 】
2019年4月6日(土)
オット、ムスメと3人で
京都の料亭、嵐山吉兆でワタクシのお誕生日会です。
その料理編を。
HP上には4コースが掲載されています。
夜コースで
4万、5万、6万円、そしておまかせ10万円。
「10万はナイとしてもせっかくだから」 (オット)
というオットのせっかく発言により
6万円コースで予約してくれました。
確かに、次はいつ来れるの?ってお店ですからねっ
梅昆布茶からのスタートです。
向附
北海道帆立、大分赤貝
甘いとまと、菜の花、きくらげ、こごみ
手前の朱塗の盃で冷酒を一献。
(吉兆オリジナル冷酒とのこと)
帆立、赤貝は、品質が良いのがよく分かるシャッキリ食感。
帆立の肝がねっとり濃厚。
出汁がすばらしい酢のジュレでまとめて食べるとまあ!美味しい。
御椀
はまぐりのお汁
添えられているのは
島根県十六島(うっぷるい)岩のり
後半、椀に入れて味と香りの変化を楽しみます
何より、この器の美しいこと!
こーいう漆器を出してくるところがさすがの吉兆。
「鎌倉・明月院所蔵の通称’明月椀’の写しです」 (お部屋担当女性)
見事な螺鈿細工です。
桜の季節にしか使えない椀にこのクオリティ。
ムスメには指輪、腕時計は外して来るように言っておいてよかったー
蛤のうしお汁でした。
食べやすいようにスライスされた蛤。
吸い地はとてつもなく濃厚。
蛤エキス状態だわ。
葛豆腐が下に潜んでいるのですが
その高い粘度の為さらに濃厚に感じます。
造里 その1 目板鰈 (めいたかれい)
いろいろな薬味、醤油の他チリ酢でも召し上がってみてください、と。
最左の小皿は昆布を薄揚げにしたもの。
この昆布の素揚げがヒットで
薬味としていただいても美味しい訳だけど
このまま直で摘まんでもおいしかったゾ。
こーいう薬味やタレで変化をつけると
「めいたかれいのお造り」
を何通りにも味わえて満足度がアップするのだなあ。
目板鰈自体は洗いにしてあるようで
食感がシャックシャク!
非常に張りがあるので
実は何もつけなくてもおいしい目板鰈でした。
御造里 その2 中トロと伊勢海老
もちろん天然クロマグロ。(那智勝浦産)
養殖じゃないので脂のノリが適度だし
鮪本来の身の旨味も味わえます。
周囲を香ばしく炙ってある伊勢海老。
オレンジ色のトッピングは海老味噌。
お造りの質の高さはもちろんですが
透かし彫りが入った雲錦手(うんきんで)の器が美しいこと!
筍 座敷焼き
たいへん印象に残るお料理でした。
おおきなお鉢に筍が。
テーブル周辺は焼かれた筍の香りでいっぱいに。
我らが「ををを〜」とどよめく中・・・
サクサクと几帳前にテーブルが用意され、
お若い調理の男性が登場。
今、プレゼンされた焼き筍をさばくデモンストレーションが始まりましたよ。
お客様の目の前で捌く作業を見せるって
緊張しませんかね?
見ている方がドキドキしてきちゃう・・・
おひとり様分が供されました。
器も筍の絵付であるよ!
「大覚寺の奥、北嵯峨の朝どれ筍でございます」
京都の筍といえば長岡京あたりが有名だけど
ココ嵐山の近くでも高品質の筍が獲れるのですね。
筍は近い方が良いよね。
まずは何も付けずにそのまま食べてみます。
まあ!栗のような甘さと焼き筍のすばらしい香り。
次は刻んだ木の芽入りタレをくぐらせて
ふっかふかに盛られた削り節にまみれさせて食べてみたよ。
箸休 でしょうか?
お祝いの席にふさわしく
水引柄のお椀です。
お赤飯がひとくち。
ぽってりとやさしく炊かれたおこわでした。
フツーよりやや柔らかめ。
粘りあるもち米。
甘くておいしいなあ。
お餅が焦げた時の香ばしい香りも。
お庭に夜の気配が訪れたようです。
合せるように、お部屋の照明がトーンダウンしました
「あれれ?部屋が薄暗くなったよ」
「あっ、コレ何か演出始まる的な?」
お部屋担当女性が八寸を携えていらっしゃった。
3人分だよ、重たいしぜったい傾けられないでしょ!
細身の女性なのにすごい〜
この八寸もすごい〜
春の景色が箱庭のように展開。
八寸は、懐石料理に於ける盛りあがりのひとつですが
こんなにゴージャスで細部に神経を巡らせた八寸は
ワタクシ、過去にいただいたことがありません。
夜のとばりがおりる時間に合わせるかのように
(大根で作られた)仄かな雪洞と共にやってくるとはね。
この演出はランチでは無いでしょうから
ディナーならでは。
お部屋担当女性が取り分けてくださいます。
その取り分け後も見事に美しく、おいしそう。
我ら3名が注視する中
泰然と取り分ける彼女のスキルの高さ。
あっぱれ!
さすがは嵐山吉兆のスタッフさん、と感心するのでした。
ひとくちの牛ヒレ肉
蕗の中心には梅肉が射込まれ
美しいカーブの旨煮海老の上に卵の卵黄。
焼魚は銀だら西京漬け。
苦味を全く感じない雲丹だったので
ミョウバンを使っていない、塩水雲丹だと思います。
さて、次は・・・
蓼酢と共に
小さいので身の部分の旨味、ワタの苦味が
一気に楽しめる稚鮎。
鰓への塩振りが丁寧なので
塩加減がジャストだし、パリパリ感が楽しめる。
美しい焼き上がり姿で感心します。
ひとり2尾も楽しめてうれしいなあ。
・・・とホクホクいただいていたら
と、担当女性がワイルドな大皿に盛られた稚鮎をプレゼンしてくれました。
わー、オイシソウ!
「この器は北大路魯山人作でございます」
ひっ(汗)
卓上の小さな七輪で温めつついただきます
(炭火を熾した七輪です)
塩焼とはまた違った旨味
少しの油は鮎の苦味と相性がいいのですね。
先ほどの魯山人作を洗った後、見せてくれました。
ほんとだー!
有名な「ロ」のサインが刻まれている〜
恐れ入ります、吉兆さま。
わらび、うるい、独活などの山菜に
皮目を香ばしく焼いた鶏。
天盛りの蕗の薹の素揚げの香りと苦みが春の味。
もちろん生ビールなどは無く
瓶ビールのみ。
5種類の銘柄があったかと思いますが
キリンラガーにしました。
(1本 1000円)
獺祭 二割三分 4合瓶で 21000円 とか
黒龍 石田屋に至っては 4合瓶 39000円!とか
さすがのお値段の中
奇跡のように 4合瓶 7500円 !
この桜嵐だけが「我が家価格」で掲載されていました。
「群馬の、水芭蕉を造ってる永井酒造の酒だね」 (オット)
と、我が家の日本酒ソムリエ。
十分おいしく、問題なかったです。
酔いすぎてはいけないよ、とオットに釘を刺していたので
我が家には珍しく、4合瓶1本だけで終了です。
再び、几帳前にテーブルが設えられ
今度は土鍋やお釜が並びました。
コースは終盤に入った模様で
お食事の準備です。
ど〜ん!
プレゼンされる桜海老ごはん
彩りあざやかですね。
パエリアのような豪華さと
ちらし寿司のような美しさを感じます。
筍も入っていました。
添えられた香の物が塩分上品で
非常に食べやすい。
桜海老ごはんはムスメとワタシでオカワリしまくり
土鍋1杯完食ですw
別途、白米も炊かれていたのですが
そこまで行きつかなかったのが悔やまれる。
さぞや美味しい白米だったことでしょーね。
自家製でしょうね、オレンジのゼリーが
ザクザク食感でおいしかったなあ。
錫のピッチャーに入っているのは
自家製のカスタードソースで
卵黄含有率ハンパない高濃度な液体。
お客様に評判が良いのです、というお話も納得。
こんなソースが食べられる店って、そうは無いもの。
最後にお菓子
カスタードソースよりも実はワタシはこっちの方がウレシイ。厨房での手作り。
だって桜餅の皮が、まだ出来立てでほの温かいんだもの。
いい塩梅の塩味が餡の甘さを引き立ててます。
美しいし、美味しい!
(吉兆さんは、ほうじ茶の茶葉からして厨房で作っておられた。
ほうじ茶があまりに美味しいので伺ったら「厨房で焙じて作ります」とのこと
あらゆる物が厨房メイドなんですね)
さて、懐石料理のフィナーレはコレ。
この1椀のためにこれまでの料理があります。
美味しい一服でした。
※以後2枚の画像まで、これから吉兆でのお祝いの席を考えている方がいらしたらネタばらしになります
ここでワタクシこにゃくう、「あ」と声がでました。
鶴はここにいたのです。
お席の最後の最後。
しかも、席の主役であるワタシにだけ鶴。
(ムスメとオットの茶碗は絵付ではなく、文様だけの茶器でした)
「お祝いの席なのでお軸はおめでたい亀を用意しました」
と説明いただいきました。
ムスメが「ん?亀と・・・鶴はどこ?」と呟いたのですが
その答えは、最後に鶴は主役にだけ舞い降りる、という
そーいう演出になっていたのでした。
お食事を開始してから約3時間。
お料理のおいしさと設えの粋なことに感嘆するばかりで
とてもそんなに時間が経っていたとは思えません。
お庭の砂紋がライティング効果でくっきりと浮かび上がるPM 8:00
ご挨拶と共に香をしのばせた栞をくださいました。
女将、お部屋担当女性、焼き筍をさばいて下さった厨房男子のお三方に見送られ
御幸亭を出ます。
昼間は賑やかだった嵐山は仮の姿か?
と思えるほど、夜の桂川左岸は静寂な世界に変わっていました。
我らの姿が見えなくなるまでお見送りくださるお三方。
食いしん坊を貫いて今年も誕生日を迎える。
うまいもん喰ったと言ってはYahooブログで綴り続けて14年経ったよ。
何だか今宵はワタシの食道楽の集大成のような夜だったなあ。
ごちそうさまでした。
6万円のお料理を3人でお願いして
アルコール、ミネラルウォーターいただいて
あれやこれやで約25万円のお支払、イエ〜イ
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