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2007年3月3日(土) 天壇公園をあとにして 北京の町の中を歩いていた。 そこは右手に新しいマンション群がずらりと並んでいる 車道も広く造り直した一区画。 しかし 私達が歩いている左側は 開発工事がこれからの様で 高級マンション建設予告 の看板が 延々と連なっている。 ■ふと、この工事予告看板の裏側がどうなっているのか気になって覗いてみた。 ★看板の裏にはステキな街並が広がっていた!★ 「うう・・・、なんか、ここだけ違う国になってるよ〜! Σ( ̄ロ ̄lll)」とムスメの声のトーンが低い。 たしかに。 看板の裏は、表通りとは異空間だ 昨日ワタシが 「トイレ探検」をした界隈より ずーっとずっとボロい。 どうやらこの集落は、 マンション&ショッピングセンターに 立て替えられることが 決定しているようだ。 ぶち壊される寸前まで ここで住み続けようと粘る人だけが まだ居残っている、といった雰囲気。 でも、そんなことは 大人の都合のようで 住民のこどもは小雨の中でも 元気に走り回ってます。 奥のお宅では老人と幼児が することもない風情で ぼんやりと雨の屋外を 眺めています。 来年に迫った北京オリンピック 01年7月に 五輪招致が決まって以来、 五輪がらみの急ピッチな都市開発が進んでいる北京。 さらに中国経済力の急上昇で 都市部の近代化は猛スピード。 破竹の勢い。 (↑建設中の五輪メインスタジアム・06年4月、オット撮影) 日本だったら「補償金問題」に「代替地問題」で 何年も難航する再開発だけど こちらでは四の五の言わさずガーーーッ! ・・・って強制。 職場を通じて圧力がかかったり 外出から帰宅したら家がぶち壊されて、 さら地になっていた〜〜 ・・・なんていう強硬ぶりを発揮するのが 中国ウエイ (→バクダッドの空爆跡じゃないよー。 北京市内の、とある取り壊し跡。オット撮影) 自国が豊かになるのはうれしいし 北京五輪が決定した時だって、 北京市民の誰もが 明るい未来を夢想したはず。 でも、 実際にはどこかにしわ寄せがくる 誰かが犠牲になる。 この子らの家はもうすぐ無くなる ここと同じような胡同(横丁)の風景も 今後の中国の発展とともに つぎつぎと消えていくのでしょう。 東京オリンピック後の経済成長やバブル期開発で 日本の伝統的な街並が壊滅したように。 この子たちの家どこに引っ越すのだろう? おしゃれなマンション群ができあがったって 入居できる住民層ではなさそうだから。 北京の失われつつある風景を目撃できたことを、せめて感謝。
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2007年04月10日
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