極楽な日々

オット・ムスメ・猫を各1名もつ主婦・こにゃくうです。喰う・飲む・遊ぶの極楽生活

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

  
     長きに渡り連載をつづけたこの書庫も、すでに一年以上となりました。

     いつも読んでくださった皆様、ありがとうございました。
     この次ぎに書くストーリーで最終回になります。
     もうすぐラスト・・・と思っていたら、オットからリクエストがありました。

     「番外編として、アイツらの事を書いてやってほしい」と。

      『アイツら』  とは・・・
     こにゃや空太郎に囲まれたこにゃくう一家が猫に振り回されていたこの頃に
     我が地域に居ついていたカップルのノラ猫2匹のことです。


    ノラ猫助けの意識に目覚める前のワタシだったとはいえ
         無残な出来事も絡む、多少せつないお話です。

  2004年6月ころのおはなしです・・・


   我が家の地域にB家という猫好きのお宅があります。(「その4」のストーリーに登場したB家です)

   が、困ったことにやや無責任な猫好きさん。
   子猫のうちはかわいがるけど大きくなったら知らんぷり。
   繁殖しても「ウチで飼ってるわけじゃない」とおっしゃるそうな。
   (こにゃも、元はこの家の出です)

イメージ 1
B家で産まれたものの、放置されて野良になったオス猫。
やさぐれて育ったせいか全くかわいげがなく、
誰にも懐かない。
猫好きのワタシでも
かわいがってやりたくないような風貌をなさってる。
エサもまともにもらえないのでゴミ集積所を荒らす。
飼い犬のエサをかすめ取る。


 さらに困ったことに、空太郎に模様がそっくり。
(実際、空太郎のいとこにあたります)

空太郎にそっくりなので「クーツー」とムスメが名付けてました。
「お宅の空太郎がうちの庭でウンチした」と
 地域のお宅から苦情。
 空太郎はそんなことしないよ。

イメージ 2



 やったのはクーツーでも他所の人には
 見分けられない。

 代わりに謝るのはしかたがないね。




イメージ 3

空太郎はご存知のようにヘタレなので
この野性味満々のいとこ猫にビシバシに
やられっぱなしでした。



  よくケンカを売られてました。







   ある夏、そんなクーツーに彼女猫ができました。


イメージ 4
人間には媚ひとつ売らない猫なのに
この彼女猫にはとってもやさしい。
いつもふたりでペロペロと舐めあって
暑い日でも、足を絡ませあって寝ている。
 人相の良くない彼女猫と
 ヤクザなクーツーのコンビは
 さしずめ「ボニー&クライド」のようでした。

イメージ 5
世間に受け入れられなくても
二人の世界で生きていければ十分さ、
というような。
かわいげのないカップルではありましたが
はみ出し者同士、
お互いを支え合って生きている様子に
心を大きく揺さ振られるワタシでした。
何が万物の長霊だ。
人間でもなかなかここまでパートナーを労れまい。

 予想されたこととはいえ、ボニー猫は子猫を出産しました


イメージ 6
B家の向いの家の庭に、3匹の子猫。
こにゃくうの家に来てくれれば
なんとかしてやれたけど
ボニー猫が子育てに選んだ家は
最悪なお家だった。
常日頃、B家に猫の件で苦情を言っていたお宅。
Bさんは「ウチには関係ない」と
言い放ったそうな。

「じゃあ、捨ててもいいんですね!」怒ったお向かいさんは
赤ちゃん猫をどこか遠くに置き去りにしてしまった。
捨てる作業を手伝わされたというご近所主婦さんに
後になって聴かされた話です。

  ええっ!
  なんて残酷なことをするの?

  どうりでボニー猫が昨日から「アォーーン、アォーーン」って
  悲しい声で町内を探し回っているわけだ!!

       手を貸してしまったご近所主婦さんも本当は動物好きな人。
       ご近所の争いに巻き込まれそうになってしかたなく、だったそうですが・・・

   「なんて野蛮な町なの、ここは!」とこにゃくうは怒りましたが
   このままでは、第2、第3のボニー猫の悲劇が起きてしまうんだ。

   翌日、ご近所主婦さんたちが猫の件で立ち話をしている中に加わって提案してみた。
   「私がこの地区のメス猫を順番に不妊手術に連れて行って、もう増えないようにするから、
    猫たちが天寿をまっとうするまで大目に見てくれないかな?」

   同世代主婦同士だと、考えは同じようで
   「こにゃくうさんだけがやることないよ。みんなでお金出したり、捕獲に協力するよ」

  主婦6人が集って捕獲する者、病院に連れて行く者、資金を集める者が決まりました。
  さらに「エサをきちんとあげないからゴミを漁るんだね。ちゃんとゴハンをあげよう」
  と話し合いました。

   旧世代の住人は野蛮に捨て猫をしたり、不妊手術しないで餌やりしたり・・・ですが
   同世代の人はそれは間違ってるとちゃんと判ってくれて、ほんとに嬉しかったです。


  やがてボニー猫は手なずけられ、無事不妊手術が済みました。

   手術した獣医さんに
  「子宮の中にちっちゃな受精卵があったんだ。まだ猫の形になる前だったから気にしないで」 
   と言われました。

  ああ。未完成とはいえさらなる犠牲を生んでしまったんだ、とボニー猫に申し訳なく思いました。
  もうひとつ、ボニー猫に申し訳なく思ったこと。
  それは、手術しちゃったら仲良しのクライド猫が彼女のそばを離れてしまうだろう、ということ。

 案の定、不妊手術を受けた彼女には、もう興味がなくなったようで
 クライド猫は忽然とどこかへ去ってしまいました。

  淋しがりのボニー猫だけが残されました。

ボニー猫。 顔写真はこちら。
イメージ 7
過去記事で「スケバンちゃん」という名で登場した猫こそがボニー猫です。
人間が残酷でごめんね、ボニー&クライド。
 子猫を取り上げたり、
 お腹の子を手術で取ってしまったり、
 仲良しカップルをぶち壊したり。

     近所の人に「最近、めっきり猫がいなくなったね」と言われます。 
野良猫の数のコントロールは成功し、ヤマトのような地域猫も大目に見てくれる地区になりました。
        気の毒な目にあった子たちの犠牲のおかげです。 
        尊い命と引き換えに得た人間地域社会の安定。
        やりきれないね。


イメージ 8

  クライド猫。
  いったいどこへ行ってしまったんだろう。
  今のワタシなら、彼にもやさしくできるのに。



   

全1ページ

[1]


.
アバター
こにゃくう
女性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

標準グループ

検索 検索
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事