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【 前の記事よりつづき 】
2015年11月21日(土)
京都に旅すれば
有名寺院のキレイなお庭や貴重なお宝を拝見することができますが
「非公開寺院」ってのも
相当数あります。
積極的に観光客を受け入れることはしていません。
東山にあるコチラ、「霊鑑寺」も非公開寺院のひとつ。
いつもはきっちりとその門は閉じられているのですけど
毎年春と秋に、各16日間だけ公開してくれます。
限定公開なら観光客も比較的少ないのではないかな、と企んで来ました。
ワタクシ、はじめての霊鑑寺です。
計画通りw
ワサワサしたメジャーな寺よりは人が少ないゾ。
コチラは、江戸時代初め(1654年)に開かれた際
後水尾天皇の皇女・多利宮が尼として入山された。(15歳で!)
後水尾って、奥さん(中宮)が徳川秀忠と江の娘だよ。
そんなスーパーお嬢さまが尼に入った寺だし
(ただし多利宮の実母は秀忠・江の娘ではない)
彼女以降も、明治維新まで5人のやんごとなき皇女が
尼として務めてきたんだそうだ。
そこらの寺とは格がチガウの!ってことでしょーか
通常は非公開としているわけです。
本日は600円の拝観料でおじゃましまーす。
美しく整えられた池泉観賞式庭園。
正面の楓がみごとですが、残念ながらピーク越えてましたわ。
白砂や立石に紅が映えて、美しかったことでしょう。
春の特別公開時は、椿がみごとなのだそうですよ。
別名「椿の寺」と称されています。
そんな霊鑑寺のお庭を回遊するのが魅力のひとつなのですが
霊鑑寺の寺宝も強力なみどころ。
代々、やんごとなき皇女たちが住んでいたのですから
彼女らが持ち込んだ多くのお宝を見ることができます。
香炉、掛け軸、襖絵、すごろくやカルタ、
300点もあるという御所人形たち。
拝観者たちは書院に上がってそれらのお宝を、解説と共に拝見できる。
だが、当然撮影禁止なので画像がありません(涙)
あしからず。
京都市観光協会のHPにあった書院の画像を貼っちゃお。
襖絵は狩野永徳や円山応挙作らしい。
まー、きらびやか、といえば確かにそうよね。
(実際は、この上段の間に等身大の!尼の人形が座っていてブキミw)
人形やカルタを見て、説明を伺う。
「ま〜あ♪ミヤビねー」とか「優雅ねっ」って感想を持つのが正しいのでしょうネ。
ひねくれたこにゃくう&オットは
聞けば聞くほど、ここで生涯を過ごした皇女たちが気の毒になってきて〜。
最初の皇女以外も、14才や中には7才でやってきて
50代、60代で亡くなるまでここに居たって・・・
「襖絵に描かれた童たちの絵が若い尼たちを慰めたことでしょう」
なんて言葉を聞くと複雑な気分になっちゃいました。
※皇女たちのプロフィールを丁寧に調べ上げておられる方のサイトがありました。
→「天上の華々」
コチラで各人の年齢や没年をみるとへ〜!です。
「やんごとなさがマックスで嫁ぎ先を見つけるのが難しかったのかなー」
とか
「いやいや、当時は寺に入るってことは現代の大学で学ぶ的意味もあったらしいよ」
とか
「衣食住足りてるだけでも当時の庶民の子よりましなんじゃ?自由ないけどさ」
などと
無知で平民の我らは勝手なことを言い合いながら
この非公開寺院を後にしました。
★秋の特別公開は今年も行われます★
2016年11月19日(土)〜12月4日(日)
10時〜16時(受付終了)
【 つづく:安楽寺へ 】
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