|
ヤフーのニュースに、「沖縄・普天間の米軍が、グアムに移転するのに、500億円かかる」と出ていました。今日は防衛問題について考えて見ます。
私は、日本の敗色の濃い昭和20年4月、鹿児島で生まれました。父は女学校の音楽の教師でした。徴兵は健康上の理由で即時帰郷となりましたが、出征していれば、玉砕の運命が待ち受けていた筈です。(父の兄、つまり私の叔父は、前年にビルまで戦死していました。絵の好きな、誰からも好かれる温厚な人だったそうです。)
私が生まれてからちょうど二ヶ月目に、ふいにB29が多数飛来して、空襲を始めました。私達家族は庭に掘った防空壕に飛び込みましたが、ちょうど今頃の梅雨時で、中は池のように水が溜まっていました。
防空壕には、幸い直撃弾は落ちなかったので、命は助かりましたが、家には11発の焼夷弾が落ちて、丸焼けとなりました。家族の写真も、ピアノも、叔父が描いた油絵も、すべて灰燼に帰しました。それから私達は各地を転々として、大勢の方のお世話になり、熊本の人吉で終戦を迎えました。
その後一家は上京し、父母は進駐軍のキャンプを廻って音楽を演奏する仕事を始めました。2歳の頃の私の記憶は、自動車が通ると「ハロー」と言うものだと思って、自動車が通るたびに、「ハローハロー」とやっていました。しかしそれでガムやチョコレートを米兵から貰ったという記憶はありません。
私が小学生低学年の頃でしたか、家に一人の若い黒人米兵がやってきました。彼は、日本に来て、人々から大変良くして貰ったので、「ありがとう」という歌を作詞作曲した、それのレコードを作って欲しいというのです。しかし彼の予算では無理だったのでこの話はなくなりましたが、彼と一緒に食事をしたことも、楽しい思い出になりました。
閑話休題、今や平成の御代となり、政治も社会もなんとなく惰性で動いているように見えます。つまり緊張感がないのです。シナの使そう(くちへんに族)を受けたと見られる台湾の遊漁船が尖閣諸島を領海侵犯しても、テレビには福田首相の間延びのした顔しか映りません。しかし、このような平和が、いつまで続くでしょうか。北朝鮮に拉致された人は、5人を除いて帰ってきませんし、日本はスパイ天国です。
我が国の防衛を他国、それも日本を打ち負かした国に任せておくというこの怠慢、これこそが日本を駄目にしている元凶です。国を護るとはどういうことかを知るために、全ての国民は男も女も、18歳になったら、自衛隊に体験入隊することを提案します。防衛は厳粛なものです。これをやったら、オートバイを乗り回して騒音で人を苦しめることに屈折した快感を覚える若者達も、きっと喜ぶことでしょう。
防衛ということについて考えるときは、永世中立国・スイスのことを思い出します。観光と時計造りが主な産業であるこの国の防衛は、かつて社会党がぶち上げていた「非武装中立」とは、似ても似つかない厳しいものがあるのはご承知の通りです。かつてこの国では、国外への傭兵の出稼ぎが盛んに行われました。ですから、場合によってはスイス国民同士が闘わねばならないこともあったと言います。それへの反省から永世中立となりました。永世中立とは、「国際法上、他の諸国間の戦争に関係しない義務を負い、かつ、その独立と領土の保全とが他の諸国家によって保障されている状態」と広辞苑には出ています。
しかし、スイスの場合は、のほほんと防衛を他国に任せるなんていうことは、絶対にあり得ません。それどころか、「国民皆兵」ということで、国民は年に一度、軍事訓練を受ける義務があります。各家庭には銃を備え、銃弾の自動販売機まで町内にあります。国内の全てに於いて、一旦緩急あれば即応する態勢が出来上がっているのです。北朝鮮の工作員も、スイスに来てスイス人を拉致することは、ちょっとできないでしょう。それほど国民の監視の眼が光っているのです。
防衛というもの、それを身近に肌で感ずることから、私達は先ず始めていかなければなりません。
最後に、拉致被害者全員の即時帰還を祈って、一本締めでいきましょう。
「ラッキー帰る!」(一拍手)
|
おっしゃる通りだと考えます。
昔、社会党や共産党は自衛隊問題ではスイスを口に出していました。
当時の先輩より、いざ鎌倉、とスイスがなれば海外の軍隊で勤務するスイス人が飛んで来ると聞きました。
自国の防衛は自国民で行うのが真の独立国です。傑作○です。
2008/6/29(日) 午後 9:16
今野様、コメントと「傑作」を二つも有難うございました。
私が不思議に思うのは、これだけ拉致が問題になっているのに、「なぜ拉致が発生したのか」「今後拉致を防ぐにはどうしたら良いのか」という議論が一向に湧き起こらないことです。それにはやはり「腑抜け憲法」が災いしているからでしょうか。秋葉原の通り魔事件も、同じ文脈で考えるべきだと思います。
2008/6/29(日) 午後 10:47 [ koreyjp ]
旧日本軍が中国や朝鮮におこなった仕打ちを考えれば、日本人は何も言えないような気がする。
2009/6/1(月) 午前 6:48 [ nanking_atrocities ]