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過去、現在、未来を通じて立つ日本の柱を拠り所にしていきます。

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わたなべりやうじらうのメイルマガジン「頂門の一針」4484
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           2017(平成29)年1011日(水)
 
 
 
           総選挙「小池失速」を軸に展開:杉浦正章
 
      カーター訪朝にトランプは「賛成しない」:宮崎正弘
 
            七夕の朝に倒れた河野一郎:渡部亮次郎   
    
                      
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総選挙「小池失速」を軸に展開
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         杉浦 正章
 
自公の過半数が見えてきた
 
「コイケノミクス」は「小池のミス」にどうしてこう予想が当たるかとい
えば「頭がいいからだ」などというと、うぬぼれになるから、「動物勘が
鋭いのだ」と言っておこう。
 
筆者が小池新党について「早くも失速感」と報じたのは3日だ。9日になっ
て読売がやっと追いつき「希望失速」。産経も「期待値に陰り」だそうだ。
 
これくらいの政局は55年もやっているとすぐに読める。今日は公示日だか
ら、22日の開票日までに失速は深まりこそすれ挽回することはないだろ
う。なぜなら、希望の党には致命的とも言える欠陥があるからだ。
 
それは有権者欺瞞の構図だ。その最たるものは安保法制反対のプラカード
をついせんだってまで掲げてデモをしていた革新系衆院議員を安保賛成の
“踏み絵”をして入党させて保守新党を形成したという愚挙だ。
 
日本の政治史上に残る前代未聞・驚天動地の数合わせであり、これが多く
の国民のひんしゅくを買い始めたのだ。有権者を馬鹿にするのも休み休み
にせよと言いたい。
 
小池百合子の度しがたい権力欲は恥も外聞もかなぐり捨てて、議席を確保
し、何が何でも安倍政権を覆したいという、一種の“民主主義クーデター”
ともいえる側面がある。
 
まるで徳川幕藩体制を覆そうとした由井正雪の乱だ。歌舞伎で、お堀の深
さを石を投げて測った丸橋忠弥はさしずめ前原忠弥だ。石が底に当たる音
から深さを測ったが、今度の堀は深くて音がしないのだ。
 
そこには系統だった政策などなく、あるのは野望と政局のみである。高々
と「コイケノミクス」として掲げるその政策の「消費税凍結、原発ゼロ」
には、大衆に迎合するポピュリズムのみが存在する。
 
原発ゼロで東京都の電力はまかないきれるのか。消費税凍結で国家の財政
は維持出来るのか。小池にとってはそんなことはどうでもよい。議席を
取って政権を覆し、自分の息のかかった者を担いで首相にして、裏で政権
を牛耳ることだけが真の狙いだ。しかし、「コイケノミクス」はやがて
「小池のミス」として嘲笑の対象になるだろう。
 
小池の判断ミスはかっての福田赳夫の判断ミスと似ている。再選に臨むに
当たって「全国津々浦々で『福田さん引き続きやってくれ』と言う声が満
ちている。福田再選は天の声だ」と述べたものだが、予備選に敗退。「天
の声にも変な声がたまにはある」とぼやいたものだ。小池も「全国津々
浦々」と言う言葉をよく使うが、東京ばかりか地方の方がもっと冷めてい
ることに気付かない。
 
おまけに小池は、例えば自民党内反主流の石破茂の選挙区に候補を立てな
いなど、見え透いた自民党分断作戦も行った。石破にしてみれば悪い感じ
はしないだろうが、最近では小池の舟が「沈む泥舟」と分かって来て、後
ずさりし始めた。
 
石破の出番は自公が過半数割れした場合に、野党からの甘言に乗って自民
党を割るケースだが、その気配はみられない。かって自民党を離れて辛酸
をなめ、こりごりしたといわれており、慎重だ。田中角栄は中川一郎の立
候補を評して「池から飛び跳ねた鯉は地面に落ちて干物になる。鯉の干物
など誰も食わない」と述べたものだが、小池の鯉も跳ねまくっているから
やがて地面に落ちかねない。
 
さすがのテレビのコメンテーター達もリベラル丸出しの伊藤惇夫が最初は
小池の立候補の可能性を「78%」と述べていたが、そのうちに「50%」に
なり、9日には「0%ではない」とまでに変節した。口から出任せのトーク
番組の質の低さを如実に物語るものであり、いまや同番組がオオカミ少年
となって邪道を歩いていることに視聴者は気付かなければならない。コメ
ンテーターらの口からようやく「負け」の言葉が漏れはじめた。
 
こうして大きな流れは「小池失速」を軸に展開しそうな雲行きとなって来
ているが、読売の世論調査でもこの数字は如実に表れてきている。衆院比
例選の投票先は、自民党32%でトップ。希望の党は13%で6ポイント下
がった。重要なことは「下がった」ことなのである。有権者が気付きはじ
めたことを意味する。
 
立憲民主党が7%で続いた。次いで公明党5%(前回6%)、共産党4%
(同5%)、日本維新の会3%(同2%)などの順だ。希望の党に「期待
する」は36」%で、「期待しない」の58%を割った。
 
枝野幸男らが結成した立憲民主党に「期待する」は、全体の28%で、「期
待しない」が64%に上った。小池が希望の党の代表を務めていることにつ
いては、「都知事の仕事に専念すべきだ」71%(前回62%)に上昇した。
朝日の調査もほぼ同様の傾向を示している。
 
一方首相・安倍晋三は8日の日本記者クラブとの会見で勝敗ラインを「自
公で過半数(233議席)」と設定した。「50ん議席減が退陣の一つのメド
ではないか」と問われた安倍は、「過半数を維持すれば、政権を継続して
いく。世界中そうだ。自公で過半数を追いかけて戦っている」と明確に否
定した。これは自公は解散時に323議席あるから、両党で90議席近く
減らしても続投できるとの認識を示したものだ。自民党内は政権を維持出
来た場合には、議席数にかかわらず、安倍首班で行く流れが大勢だろうと
思う。政権を維持したのに首相をひきづり降ろしたケースはない。来年9
月の総裁選への動きは出るだろうが、それも獲得した数による。一にか
かって政局の安定度は自公の獲得数による。街頭演説や党首討論で安倍は
“衝突回避作戦”を展開しているが、大音響でがなり立てて選挙妨害をする
左翼勢力の挑発に乗って誤解を生じさせた都議選の二の舞を避ける作戦
で、巧妙だ。それにしても選挙妨害を当局が取り締まらないのはおかし
い。問題があるなら法改正してでも取り締まるべきだ。
 
 
 
 
   
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カーター訪朝にトランプは「賛成しない」
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(20171011(水曜日)弐
        通巻第5470号   
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カーター訪朝にトランプは「賛成しない」
 またまたワシントンでうごめくリベラル派が策動
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ジミー・カーター元大統領は93歳。
 
まだ国際政治に影響力を行使出来ると夢想しているらしい。94年の米朝危
機に際して、ときのクリントン政権はカーターの仲介に託し、特使として
平壌入りし、妥協につぐ妥協を重ねて戦争を回避した。ペンタゴンは当
時、戦争になればソウルは火の海となり60万の死者が出る。だから開戦に
は反対と主張した。
 
その後、オルブライト国務長官も平壌入りし、軽水炉建設で妥協して、米
国が資金を提供し、日本も理不尽なカネをむしられ、つづいての6者協議
では、時間だけが無意味にすぎて、結局、何一つ成果無く、米国代表とし
て交渉に臨んだヒルは、「キムジョンヒル」と渾名された。
 
カーターは、当時、北朝鮮の代理人だったエージョントを通して、北と接
触し、平壌を訪問した。そのときの約束事は全て北朝鮮が破った。トラン
プはしたがって「歴代政権は北朝鮮に騙され、カネも与え、そして結果
は?」と端から懐疑的である。
 
同じ北朝鮮の代理人はカーター事務所と接触し、再度、この元大統領を
「平和の使者」に祭り上げようと策謀をめぐらした。しかしカーター自身
の訪朝意思に拘わらず、トランプは「昔の人は黙っていろ」とはじめから
無視している。
 
そればかりか、11月3日からトランプ大統領はアジア歴訪に旅立ち、日
本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問する予定だが、韓国では38
度線の非武装地帯を視察する予定が組み込まれているという(ロイター、
1011)
            
 

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