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鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第302号(10月25日)
*共産党の勝利と敗北
 
 私の知り合いに熱心な共産党支持者がいたが、今回の選挙では何と自民党に投票したと言う。この政局の変化の目まぐるしさに「もう何を信じていいのか分からなくなった」末の決断だった。
 周知のように自民党と共産党は犬猿の仲だから「何たる変節!」と怒る方もいようが、私はその話を聞いたときに即座に「それは正しい選択だ」と答えた。実は共産党支持者が反共に転向するのは、そんなに珍しい事ではない。
 
 英国の作家ジョージ・オーウェルは1930年代にスペインの内戦に参加して共産党の実態を目の当たりにして共産党支持者から反共主義へ転向した。日本でも作家の林房雄が戦前、共産党支持から反共主義へと転向している。
 日本共産党の元幹部によれば、戦後、日本共産党に大量の学生が入党したが、その多くがやがて共産党の実態を知って反共主義者となって脱党し、自民党に入党したと言う。田中角栄の名物秘書で名高かった早坂茂三などはその典型だろう。
 
 いうまでもなく日本共産党は今回、惨敗した。野党共闘路線が裏目に出たのは明らかで、今後、党執行部への不信感はいよいよ増大するだろう。時を同じくして中国では共産党大会が終了し、習近平が盤石の体制を確立した。
 1989年、欧州では冷戦が終了したが、東アジアでは冷戦構造が温存されてきた。日本国内にも中国国内にも左右対立が存在して奇妙なバランスを保っていたから冷戦構造が維持された訳である。
 共産党が日本で敗れ中国で勝利したことにより、日本でも中国でも左右対立が消えることになる。つまり東アジアでの冷戦構造が崩壊する事になろう。その意味するところは平和ではない。冷戦終了即ち熱戦開始である。
 
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
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