飛騨を離れて40年 『私の昭和史』

過ぎ去った昔のことを、思いつくままに

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兎狩り

兎狩り



 降り積もった雪に昼の日差しが強く射し
雪の表面が溶けて、夜間の厳しい冷え込みで凍り付くと
雪の上をカンジキを付けなくても、容易に歩けるようになる。

 山裾のあちこちに残っている兎の足跡から
通り道を見定め、小枝を曲げ罠を仕掛ける
針金で作った輪の中を、兎が通り抜けようとすると
小枝が跳ね上がり、捕らえる仕掛けだ。

 自分でも何度か仕掛けてみたが
一度も捕まえる事は出来なかった
上手な子は一冬で何匹か捕まえ
両耳を切り取って役場へ持って行くと、お金と交換してもらえた
1匹五十円位だった様に記憶している。

 高校の時の在る冬、全校生徒500人ほど総動員で、兎狩りをした事が在った
 
 兎は斜面を駆け上がるのは得意でも、
駆け下りる事が出来ない習性を利用して
小さな山を生徒全員で、ぐるりと取り囲み
全員で大声を上げながら山裾から、頂上目掛けて兎を追い上げ
山頂で猟師3人が鉄砲で待ち受け、撃ち獲る算段だった。
 
 狩りの終了後には兎汁を食べれると、全員気負って取り掛かったのだが
何と終わって出てきたのは豚汁だった。
 兎の足跡は随分見掛けたのに、あれだけ大袈裟に追いたて
1匹も獲れなかったのには、皆苦笑するばかりであった。

 昭和36〜7年の1月か2月の事だから
当事は高校でも悠長なものだったのである。

2007/1/27(土) 【私の昭和史-故郷編】を再掲載。
この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/koriasahi/27654906.html

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