飛騨を離れて40年 『私の昭和史』

過ぎ去った昔のことを、思いつくままに

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爆撃予告ビラ


爆撃予告ビラ


 かっての終戦当日も、今日の様に暑い日だったとのこと
以来70年、日本は戦に巻き込まれることなくこれたのは何よりも有難い事でした。
 昨日の阿部首相の談話は、どの様な内容になるか、何かと憶測されていましたが、私の感想は日ごろ主張していた首相の考えよりトーンが抑えられ、無難な内容に思えました。
 それにしても、憲法に戦争の放棄とはっきりと明記してあるのに、安部首相は戦争を始められる様に、法改正を急ぐのか良く分りません。
戦争を何時でも始める事が出来る様にして置くことが、今の日本にとって重要と考えているのでしょうか
そんなに日本周辺の戦略状況は悪化しているのでしょうか
ベトナム戦争、中東紛争、9・11対テロ戦争を見ても、アメリカの主張する正義に、やみくもに追随するのは危険です。
戦争が始まらない様、日本独自で近隣国との積極外交や経済外交に力を入れるべきでしょう。
武器輸出も秘密保護法も、戦を出来る様にする為の準備なのでしょう、此のままの阿部政策は心配です。
今日も世界の何処かで戦いが続いているのです。




以前掲載した記事を転載、UPします。

イメージ 1

イメージ 2

 法事が終わり、兄弟全員揃って昔話の最中、兄が「こんなものが残っていた」と焼け焦げた紙の束を持ってきた。
昭和48年の春先、失火によって自宅が全焼した折、一人家にいた親父が燃え盛る炎の中から必死で持ち出したのであろう、仏壇の引き出しに仕舞いこんであった我々子供達の通信簿の一部だった。
 其の中に写真の紙切れが2枚紛れ込んでいた。
縦横10cm×15cmほどの紙に表には縦書きの爆撃予告文、裏にはB−29の爆撃の様子の写真が印刷してある。
 紙質は和紙の様に少し柔らかく上質紙で、60数年経つとボロボロになってしまう新聞紙とは違い全く劣化していない。
おそらく終戦直前の昭和20年に撒かれたのであろう、予告地に高山が入っている、こんな飛騨の山の中にも予告のビラを撒いたらしい。爆撃は有ったものの、ほとんど被害はなかったと聴いたことがある。
 92歳で11年前亡くなった親父も、先月96歳で亡くなった母からも、このビラのことは兄弟の誰も聞いていなかったし、初めて見るものだった。
年齢の所為だったのか、徴兵に掛からず兵役の経験のない親父は、戦争の話はあまりしなかった、近所では軍隊の経験がある人や、出征して戦死した家もあったから、軍隊経験のないことに多少引け目があったのかもしれないが、此れを拾った親父は、誰に見せることもなく自分だけ見て仏壇の奥に仕舞い込み、以後口外することはなかったのだろうか・・・。 
 今年も12月8日が来る、74年前始めた戦争により、親達は勿論日本人全てが、言い尽くせぬ苦しみと多くの悲劇を味わった事を思い浮かべ、60歳を過ぎた兄弟4人と30代の甥や姪達と、上下焼け焦げた、皺くちゃのビラをつくづく眺めていた。

画像では少々読みづらいので、予告文を書き写します。
     
日本國民に告ぐ
 あなたは自分や親兄弟友達の
命を助けようとは思ひませんか
助けたければこのビラをよく讀
んで下さい
 数日のうちに裏面の都市の内全
部若しくは若干の都市にある軍
事施設を米空軍は爆撃します
 この都市には軍事施設や軍需
品を製造する工場があります軍
部がこの勝ち目のない戦争を長引
かせる為に使う兵器を米空軍は
全部破壊しますけれども爆弾に
は眼が有りませんからどこに落
ちるか分かりませんご承知のように
人道主義のアメリカは罪のない
人たちを傷つけたくありません
ですから裏に書いてある都市か
ら避難して下さい
 アメリカの敵はあなた方では
ありませんあなた方を戦争に引
っ張り込んでゐる軍部こそ敵で
すアメリカの考えてゐる平和と
いふのはたヾ軍部の厭迫からあ
なた方を解放することですさうす
ればもっとよい新日本が出来上
がるんです
 戦争をやめるような新指導者を
樹てて平和を恢復したらどうで
すか
 この裏に書いてある都市でな
くても爆撃されるかもしれませ
んが少なくともこの裏に書いてあ
る都市の内必ず全部若しくは若干
は爆撃します
 豫め注意しておきますから裏
に書いてある都市から非難して
下さい

転載元転載元: 飛騨を離れて40年 『私の昭和史』

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