飛騨を離れて40年 『私の昭和史』

過ぎ去った昔のことを、思いつくままに

★・【私の昭和史-故郷編】

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電話機

電話機

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 昭和30年代までは、何処の家にも電話は無かった
1キロほど離れた駄菓子屋さんにだけ有り
特別の急用がある時のみ、其の電話を借り
普段電話を利用することは、滅多に無かった。

 他に電話が在るところと言っても
郵便局(電話局を兼ね交換手がいた)、役場、
派出所、診療所、学校、その他2〜3箇所に在った程壁掛け型の
ベル、送話口、ハンドルと受話器が別になったタイプである
卓上型のハンドル式の受話器になったのは30年後半になってからだった。

 37年豊田市の工事現場へ就職実習に行った時でも
卓上型でハンドルを回して、交換手を呼び出し、
電話番号と一緒に、急用の時は特急、急行等と申し込んでいた。

 50年代になってからも、引き込みを申し込んでも直ぐには電話は付かず
回線の空きが無いと、1ヶ月以上掛かり、10万円の電電公社債券を買う必要が在った。最も此の社債は、即転売すればよかったのだが、此の手続きだけで5000円ぐらい必要だった。
我が家の電話機は今でも其の当時のままで、ダイヤル式のブラックだ。

 其の内プッシュホンになり、ショルダーバッグのような大きな携帯電話が現れた
其の後、ポケベルが随分普及したのだが、現在の様な携帯電話が出始めると、ポケベルはたちまち姿を消していった。
現在の携帯電話は、インターネットにも接続でき、小型コンピューターを持ち歩いているのと同様である。
 半世紀過ぎれば当然の変り様と言えば其れまでだが、壁掛け電話を知っている者としては、子供の頃見たSF漫画の世界である。全く便利な世の中に為ったものである。

今迄使っていた機種が、TVのデジタル化と同時に使用出来なるとのことで、バッテリー不調を機会に新機種に交換したが、1番簡単な機種だそうだが、やっぱり、幾ら説明書を読んでも良く解らない、私にはもっと簡単な機種で充分なのだ、こんなに沢山の機能は邪魔なだけである。
車や電化製品と同じ様に、売らんが為にどんどんと新機種を開発し
資源を浪費して、まだまだ充分使える物を廃棄処分にして新機種を買わせる。
其の一方で、エコだ、自然に優しくとはやし立てる。
何処かおかしい・・・。
何か間違っていると思うのは、私だけなのだろうか・・・。
    2006/8/28(月)再編集

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熱中症

 ?H1>くる灰水

もう40年以上前の中学生の頃
教室の温度計が30度になって、こんなに暑いのは初めてだと
窓辺に集まって話した想い出がある。

以前は熱中症の事を、熱射病とか日射病とか言っていた
小学生の頃、夏のカンカン照り中で夢中で遊んでいるうち
顔が真っ赤になり、体中に熱がこもってフラフラになると
母は『暑気(あつけ)』に遣られた時は『くる灰水』が効くと
囲炉裏の灰を熱湯に入れ、その上澄み液を飲まされた。

何回か飲んだ記憶があるが、当然飲み易いものではなく
効き目が有ったのかどうか、覚えが無い
後年、薬剤師の方から聞いた話では
灰はアルカリ性なので、其の上澄み水は
熱中症に効き目があるのではとのことだった。

昔から言い伝えられた民間療法なのだろうが
くる灰水の名は、竃(くど、かまど)の灰を使ったところからの
由来なのだろうか等と、暑い夏が来る度懐かしく想い出している。

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虫刺され・蚊遣り

虫刺され・蚊遣り


蚊取り線香と蚊帳をはじめて見たのは今から48年前
丁度今頃、豊田市の工事現場へ就職試験を兼ね、実習体験に行った夏だった。

驚いたのは日中はともかくも、夜になっても
飛騨とは比べ物にならないほど蒸し暑く
薮蚊がいっぱい寄って来て、蚊帳と蚊取り線香無しではとても眠れなかった。

其の当時、飛騨では薮蚊もいたが、夜牛小屋に寄ってくる程度で
蚊取り線香や蚊帳など、必要なかった

当時飛騨地方では、蚊といえば、蚋(ぶよ)のことを差し
昼の間じゅう、人や動物の周りにまとわり付く
まったく煩わしい虫で、結構あちこちに食い付れ
夏中、体から其の小さな傷痕が消える事はなかった。


丁度今頃から真夏にかけて
ボロ布を棒状に丸めて作った蚊除けを腰につけ
腰をかがめ、手で田の草取りを遣っていた親達の姿を思い出す。

あのボロ布を丸め、藁で縛った蚊除けの事を
何とよんでいたのか忘れてしまったが
牛の背中にも其の蚊除けを付け、田起こしや代掻きを遣ったが
さして効き目が無く、目の周りや乳房にびっしりと蚋(ぶよ)と青アブが喰い付き
余りにも可哀そうで、手で潰すと吸われた血で手が真っ赤になった。

たまの帰省の折、蚋に食われると、昔は大した事は無かったのに
倍位腫れ上がり、何時までも痒い。

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朴の葉

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朴の葉

 梅雨に入ると山々の緑は一層濃くなってゆく
其の山肌に風が流れ、大きく枝葉が揺れると
あちこちで白く葉裏を見せるのが、朴の木だ
遥か遠くまで、白く輝きながら揺れが移動すると、風の波が見えるようだ
昔はこの様に沢山朴の木は、生えてなかった気がするのだが。

 田植えが終わった此の時期餅を搗き、朴葉餅を作る
朴の葉で挟むだけなのだが、葉の香りが移り、暫くの間日持ちする。
 
 秋が過ぎ霜が降り始めると朴の葉は、一斉に散り始める
其れを拾い集め乾燥させて、冬の間の朴葉餅や、朴葉味噌、切漬けを焼いて食べる時に使った

 今では此の葉っぱを拾い集め、綺麗に束ねて売れるのだと
親父は80を過ぎても山に行き、拾い集めていた。

『風駆けて朴の葉裏は銀の波』  半竹亭

  
   写真はネットより拝借
    
【 2006/6/12・UP済み・再掲載】

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 ?H1>銀竜草 (ギンリョウソウ )
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梅雨時の今頃になると、雑木林の日陰のところに
薄気味悪い銀色の半透明の小さな草が、毎年同じ場所に生えた
子供達は、幽霊だといって触ることはなかった。

草のような名前がついているが
図鑑で調べて見るとキノコの仲間だそうで
やはり、別名ユウレイタケとも書いてある。

生えて一週間ほどで、黒く変色し溶けて消えてしまう為
子供の頃二〜三回見たのと、10数年前偶然一回だけ見たのみで
余り見られないものである

梅雨の時期になると、五十数年前子供の時に見た
雨に濡れた青葉に、びっしり覆われた木立の中で
ひっそりと銀白色に生えていた、山道脇の薄暗い藪が
懐かしく思い出される。
  (写真はネットより拝借)

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