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教会に「兄さん」が持ってきてくれた朝日新聞の悩み相談の切り抜き。相談の趣旨は、皮膚病で心はボロボロ、引きこもりとアルバイトを繰り返す生活、死にたい、占い師や霊能力者にすがったら、祖先のたたりだということ、自殺未遂も何度か繰り返した、というもの。芸能人の美輪明宏さんがこの悩みに次のように答えています。
街中を行き交う群衆、普通にさりげなく見える人々が実は悩んでいて、苦しみ痛みを 私たちが集う小さな教会は、Hさんが1億円の献金をして下さったおかげで建てられました。Hさんの1億円は、
若いころ勤務していた化学工場の事故で負った火傷の見舞金でした。衣服を着ていたところが全身ケロイド状態
で、一見するところわからないけれど、長袖の衣服を脱ぐと全身無残なケロイド状態で、会社の見舞金で経済的
には困らなかったけれど、結婚もせずに人生を終えたそうです。あるとき牧師のN先生の礼拝メッセージを聞い
た翌週、HさんがN先生のところに来て言ったそうです。
「N君、わかったよ。僕は自分がなぜ火傷を負ったのかとずっと問いつづけてきたけど、それは主が焼いて下さっ
たんだね。僕の罪を焼いて下さったんだ。」
本当に、晴れ晴れとした顔でそう言ったそうです。
私は折りに触れ、このHさんの精神の気高さを思います。
自分が苦しいときに、Hさんのこのエピソードを思い起こします。Hさんはそのようにして得た1億円を献金として
捧げて下さいました。だから私たちはここに集っています。それだけでなく、Hさんは私たちのそれぞれの人生に
希望の実を遺して下さいました。Hさんのケロイドの身体は滅びましたが、Hさんは朽ちないものを遺して下さい
ました。「一粒の麦」が死んで、「希望」と「喜び」の実を。
福音書の次の箇所は、苦しみにぶつかった時、なぜ私たちが霊能者や占いにすがらないかということの答えでもあります。
「さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけた。 弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」
イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもありません。神の業がこの人に現れるためです。」 (ヨハネ 9章1〜3節) |

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